作業者の位置情報とスケジュールから案件ステータスを自動で更新します
なお、更新が可能な案件ステータスは分類「移動開始」または、「作業開始」を指定した案件ステータスが対象となります
<案件ステータス一覧>
自動更新の方法は、案件の並び順を「考慮する」方法と「考慮しない」方法があります
2つの違いは、作業者が訪問する順番に関係します
案件ステータス自動更新は、以下のどちらか1つを選択します
※ドライバー毎に設定を変更することはできません
<初期設定>
「案件の並び順を考慮する」
上から順番に訪問します
「案件の並び順を考慮しない」
並び順に関係なく訪問します
案件の並び順を考慮する
ケース:一度決めた順番をほとんど変更しない運用向け
(メリット)スマホを持っているだけで、「移動開始」→「作業開始」→「作業終了」の案件ステータスへ自動変更する
作業者が移動中の場合、「移動開始」へ自動で切り替わるため、今向かっている場所を動態管理画面から確認できる
(デメリット)訪問する順番がスケジュールどおりでは無い場合、正しく更新されないため都度手動で変更する必要がある
案件の並び順を考慮しない
ケース:状況に応じて訪問する順番に変更が発生する運用向け
(メリット)訪問する順番が考慮しない場合でも、「作業開始」→「作業終了」の案件ステータスへ自動変更する
(デメリット)「移動開始」はナビ開始か手動による変更が必要
案件ステータス自動更新
この機能を有効にした場合、ナビゲーション利用時の案件ステータス変更設定が無効になります
①有効にする/無効にする
案件ステータス自動更新の有効/無効を設定します
初期設定は「無効にする」が指定されます
②判定距離
ステータスが切り替わる有効な範囲を指定します
選択できる範囲は各半径で、50m、100m、200m、300mとなります
③到着判定時間
判定距離内に移動した際に到着と判定するまでの秒数を指定します
選択できる秒数は、5秒、15秒、30秒、1分、2分、3分、5分となります
④案件先へ出発した場合に変更するステータス
「移動開始」に分類された案件ステータスの名称を表示します、この画面で設定は行えません
「案件の並び順を考慮しない」が選択されている場合は、ステータスの有無に関わらず
「更新しない」と表示されます
⑤案件先へ到着した場合に変更するステータス ※1
「作業開始」もしくは「それ以外」に分類された案件ステータスの名称を表示します。
この画面で設定は行えません。存在しない場合は「更新しない」と表示します。
⑥※上記において到着判定を行う案件数
作業開始へ変更する案件の対象件数を設定します
初期設定は「3」が指定されます
選択できる案件数は、1~5となります(推奨は3となります、業務に必要な場合のみ変更してください)
⑦案件先から離れた場合に変更するステータス
自動更新する「作業終了」ステータスを設定します
更新しない、または「作業終了」分類を指定した案件ステータスから選択します
初期設定は「更新しない」が指定されます
⑧※上記において出発判定を行う案件数
作業完了へ変更する案件の対象件数を設定します
初期設定は「3」が指定されます
選択できる案件数は、1~5となります(推奨は3となります、業務に必要な場合のみ変更してください)
⑨自動更新方法 ※2
自動更新判定において、並び順を考慮する、しないを選択します
初期設定は「案件の並び順を考慮する」が指定されます
・判定距離と到着判定時間の設定について
訪問先間の場所が100m以上の場合は、初期設定の変更せずにご利用いただくことをお勧めします
訪問先に対して駐車位置が離れている場合は選択できる距離を判定距離を変更していただき調整してください
案件ステータス更新時に、「ナビ商事青山本社を移動開始に更新しました」のように訪問先名称と更新したステータス名称を
発話します
発話については、訪問先の名称を使用し、自動的に読み方を判断して発話をします
読み方が正しくない場合については「訪問先名称(かな)」にひらがなで訪問先名称を入力してください
・案件ステータス自動更新の注意点について
以下、案件ステータス自動更新が正常に動作できないケースや注意事項となります
① 共通
通信状況について
通信圏外やGPSが取得できない場合は、正しく更新できない恐れがあります
案件ステータスの設定について
案件ステータス分類が「それ以外」の案件ステータスは自動更新対象外となります
ナビゲーション中の自動更新について
ナビゲーション中は直前の案件に対して作業終了のステータス更新が正常に更新されない場合があります
作業終了分類に設定した案件ステータスを自動更新に指定している場合は、手動で変更後ナビゲーションを開始してください
②案件の並び順を「考慮する」場合の注意点
スケジュールの順番について
案件ステータス自動更新は上から順番に自動更新を行います
訪問先をスキップする場合は、3件先(※)まで自動更新対象となりますが、
4件以上の訪問先への移動や、スキップした訪問先へ戻る場合は、手動で変更する必要があります
(スキップした場合)
例①)スケジュールのスキップは3件まで。それ以上スキップした場合以降のステータスは全て反映されない
A→B→C→D→E→F→G→H
※C、Dをスキップした場合E以降は反映されるが、C、D、EをスキップしてFに行った場合Fから全て反映されない
(飛ばした予定を後から向かう場合)
例②)スケジュールのスキップが3件以内でも、スキップした訪問先に戻ったら、手動で更新が必要
A→B→C→D→E→F→G→H
※Cをスキップして、D~Hまで進み、Cに戻った場合、Cは手動更新が必要
「作業開始」判定を行う案件数について
作業開始へ変更する案件の対象件数を設定します
例えば、同一便内に同じ訪問先(地点)を複数件登録している場合は、数値を小さくすることで、誤更新を防げます
例:訪問先A→B→C→A→D の場合、設定の数値を2へ変更すると
1番目のAへ訪れたタイミングで4番目のAが更新されず誤更新を防止します
「作業完了」判定を行う案件数
作業完了へ変更する案件の対象件数を設定します
例えば、同一建物に複数件の案件が存在する場合、最大5件までまとめて完了へ変更することが可能となります
③案件の並び順を「考慮しない」場合の注意点
移動開始のステータスについて
訪問順番がシステム上で判断できないため、「移動開始」分類のステータスは自動更新の対象外となります
「ナビ開始」ボタンをクリックした場合は「移動開始」分類のステータスへ切り替わり、
到着時に「作業開始」分類のステータスへ変更します
自動更新の対象となる便の切り替わるタイミングについて
1便目から2便目、2便目から3便目など便が切り替わる条件は自動と手動があります
自動で便が切り替わる場合
運行中の便のうち過半数の案件で案件ステータスが変更されている(※)場合、営業所に戻ると次の便へ切り替わります
※「移動開始」を除く
1.設定された営業所に戻る
下記のどちらかの設定をしている場合、設定された営業所へ戻ると自動で次の便へ切り替わります
自動で便を切り替えたい場合は下記のどちらかの設定を行ってください
手動で便を切り替える場合
未作業の案件が残っていても、下記操作を行うと対象の便へ切り替わります
1.案件ステータスを変更する
案件ステータスを変更すると、その便が運行中になり、案件自動更新の対象となります
2.便ステータスを変更する
便の便番号をタップすると、その便が運行中になり、案件自動更新の対象となります