オンライン資格確認・診療報酬のオンライン請求システムに関するガイド

このページでは、FCTVインターネットサービスで保険医療機関・保険薬局による診療報酬等の請求方法としてオンラインによる方法を選択する場合、およびオンライン資格確認等システム(マイナンバーカードを健康保険証として利用する際に必要なシステム)を利用する際に必要な事柄をご案内します。

はじめに(このページの短い要約)


  • 弊社ネットワークでもオンライン請求システム等はご利用頂けます。

  • IPSec+IKE方式でなければ動作しません。(今Bフレッツでオンライン請求システム等を利用している場合、変更手続きが必要です)

  • IPSec+IKE方式を利用するには、別途サービス提供事業者との契約が必要です。

  • 弊社は、オンライン請求システム等の利用についてのサポートはいたしません。機器納入元等のサポートを受けてください。(機器納入元からの技術的な質問は受け付けますが、このページに書いてある以上の情報はありません)

  • これらのシステムでVPN接続を行っている間は、一般のインターネットアクセスはできません。これはVPNネットワークの仕様ですので、接続障害と間違えないようにしてください。

FCTVインターネットサービスではこれらは使えるのですか?


A はい、使えます。ただし「IPsecとIKEを組み合わせた接続 」が必要になります。このサービスはお客様自身で別途契約や手続きが必要です。→費用の概算

オンライン請求システムとオンライン資格確認等システムはどう違うのですか?

A ネットワーク的には同じものです。同じVPNシステムを用いて同じ接続先に接続します。弊社は医療オンラインシステムの専門知識を持っていませんので、厳密に全て同じものかどうかはわかりません。

このシステムを利用するには何が必要なのですか?

A 以下が必要です。

  • 弊社インターネットサービスへのご契約(開通済みであること)
    下2つの項目は、
    インターネットの開通前に手続きすることができます。早めの手続きをお勧めしますが、現在利用中のオンライン資格確認等システムがある場合は停止期間が発生しないよう、機器納入元などと十分打ち合わせしてください。

  • IPsecとIKEを組み合わせた接続」の提供事業者への申込とサービスの利用

  • オンライン資格確認の利用申請
    ※既にBフレッツ(IP-VPN方式)でオンライン請求システム等を利用中の方は、「電子情報処理組織の使用による費用の請求に関する届出」の変更届の提出が必要です。(IPSec+IKE方式への変更を届け出て下さい問い合わせ先

FCTVインターネットサービスのどのサービスプランが必要ですか?

A オンライン請求システム等を動作させるためだけならグローバルIPアドレスは不要ですので、お客様のご都合に応じて選択していただいて構いませんが、通信速度から考えるとケーブルモデムを利用中の方はハイパー120サービス、けーぶるちゃん。光をご利用中の方は光100メガサービス以上をお勧めいたします。

※IPv6アドレスは必要ありません。現在弊社ではIPv6アドレスを提供しておりませんが、将来提供した場合でもIPv6利用に切り替える必要はありません。

現在Wi-Fi付インターネットサービス(無線LAN内蔵ケーブルモデムまたはレンタルWi-Fiルータ)を利用していますが大丈夫ですか?

A ルータタイプの接続を無線LAN内蔵ケーブルモデムのLANポートに接続してもVPN接続自体は可能です。しかしながら、全ての機器での動作検証を行ったわけではありませんので、問題が発生した場合はこれら機器を撤去する必要があるかもしれません。問題発生時は機器納入元等にお問い合わせください。(問題が無ければそのまま使って構いません・当社貸し出し機器起因の問題であるときは、動作するケーブルモデム等と交換しますが、問題が解決しない場合はWi-Fiなしのサービスに変更して頂く場合があります)

※IPv6アドレスは必要ありません。現在弊社ではIPv6アドレスを提供しておりませんが、将来提供した場合でもIPv6利用に切り替える必要はありません。

「IPsecとIKEを組み合わせた接続」の提供事業者を教えて下さい

A 下記のサービスは、弊社環境で正常に利用できる※ことを確認しています。

上記サービスのどちらを選択したらよいのですか?

A 弊社はお客様にシステム構築の提案をする立場にありませんが、それぞれを試用して得た情報を簡単に記載しておきます。具体的にはお客様システムの機器納入元等にご相談下さい。

  • MIND SecureMinder(TM) オンライン資格確認
    このサービスでは、VPNルータ(サービス提供事業者から貸し出されます)によって行うため、適切にネットワークの設計が行われていれば、LAN内の複数の端末からVPN接続が可能になります。

  • FENICSメディカル・グループネットサービス レセプトオンライン請求ソリューション
    「PCキータイプ」は、お客様がご利用中のコンピュータにソフトウェアをインストールし、必要なときにVPN接続を行うものです。コンピュータ上で動作しますので、他の機器(コンピュータに接続せず単独で動作するカードリーダなど)を接続することはできないと思われます。(コンピュータに接続して利用するタイプの機器が動作するかは、機器の販売業者にお尋ね下さい)

参考 他のCATV局でも同じように利用できますか?

「IPSecとIKEを組み合わせた接続」と電子証明書を併用するシステムですので、IPSecによるVPNが利用可能な環境であれば動作するものと思われますが、それぞれの局に確認を取って下さい。

(他局向け情報・上記の提供事業者に連絡を取ると検証用環境の貸与の相談に応じてもらえます)

参考・JCOMのサポートページ