10:00-10:30
展示物による相談会
10:45-11:15
コース紹介+教員による研究紹介
江上 喜幸「コンピューターで覗く電子の世界」
11:30-12:00
コース紹介+教員による研究紹介
山崎 憲慈「グラフェンを用いた原子分解能イメージング」
13:15-13:45
コース紹介+教員による研究紹介
山根 啓作「光の新しい可能性ー光渦、ベクトルビームなど」
14:00-14:30
コース紹介+教員による研究紹介
戸田 泰則「レーザーを使った応用物理研究」
14:45-15:15
展示物による相談会
機械的剥離法によるグラフェン形成
グラフェン炭素原子1層からなる2次元物質で,幅広い分野で研究対象となっている次世代材料です.長年,グラフェンは安定に存在できない物質だと考えられてきましたが,黒鉛(グラファイト)から物理的に剥がし取る(機械的剥離)形成方法が2004年にA. Geim とC. Novoselovによって報告され,世界中が驚きました.その後2人は「グラフェンに関する画期的実験」というタイトルでノーベル物理学賞(2010年)を受賞しています.コース紹介では機械的剥離法によるグラフェン形成を実演し,希望者は体験することもできます.
機械的剥離法により形成したグラフェンの光学顕微鏡像
低温で発現する新たな物性
我々の身の回りに存在する物質は,実生活では実現できないような低温まで冷却することで新たな性質を示すようになる場合があります.実演では高温超伝導体が永久磁石の上で磁気浮上する様子と,気体酸素を冷却して生成される液体酸素の様子を観察することで,そのような低温物性実験の一端を体験してもらいます.超伝導体が直観に反する特異な現象を見せること,また我々の生命活動に欠かせない酸素が,実は色や磁性を持っていることなどを紹介します.
ホログラム作製実演
ホログラム乾板を用いて簡易的にホログラムの作製を行います.硬貨ぐらいのサイズであれば比較的簡単に作れますので,ホログラムに転写したいものがあれば持ち込んでもらってもO.K.です!
各研究室の研究紹介ポスターを展示し教員・学生が相談員として内容を説明します.
研究に関してはもちろん,それ以外の学生生活などに関する質問にも相談員がお答えしますので,お気軽に声をかけてください.