意気地無し大責、
新規テレインへの挑戦
意気地無し大責、
新規テレインへの挑戦
みなさん、こんにちは!
第47回北大大会 大会責任者の溝端宏司です
まずは北大大会にご参加いただきありがとうございます!
参加に時間もお金もかかる北海道での大会に200名を超える参加者が集まったこと、
大会責任者としてうれしく思います
これを機に北海道でのオリエンテーリングの魅力に気づいていただけたら幸いです
まだまだ暑い本州に比べ、北の大地では少しずつ秋の訪れを感じる季節となりました
うだるような暑さの本州を脱出し、降り立った地はまさに快適そのもの
地図のサブタイトル「秋高馬肥」に表現される心地よい気候を感じていただけたらと思います
ちょっと文章が硬い感じとなってしまいました
エントリーシートを書きすぎたせいですね笑
ここからはなぜ大会責任者を務めることになったのか、どんな思いでこの大会運営に取り組んできたのか、ということについて(長々と)書かせていただきます
北海道までの長い長い移動時間の暇つぶしにどうぞ~
新千歳空港着陸前、飛行機から見たテレイン
窓から写真撮ってたら隣の席に座ってた外国人に変な目で見られました
(こいつ何もないとこで写真撮ってやがる…)
♦ はじまり
今回の北大大会は新規テレインでの開催となりますが、妄想の域を含めると構想の始まりは2年前にさかのぼります
当時1年目の私はゆにガーデンと早来で開催された第45回北大大会に運営者として参加しました
1年目の自分にできることは少なく、目立った仕事をしたような記憶はありません
(当時の運営代の方々、役立たずでごめんなさい)
ただ、その中でも大会に参加してくださった競技者の方々の充実した表情を見て、大会に出場するのではなく大会を「創る」側の魅力を感じました
また、この大会は1日目が完全新規テレイン、2日目は35年ぶりリメイクで行われました
これまでオリエンテーリングを行ったことがないテレインで、大会を開きたいという思いはこの大会をきっかけに自分の中で大きくなっていきました
第45回大会Day2テレイン 早来
当日の早朝、上級生の設置に
ついていったときの写真
♦ 大会責任者を務めること
1年目の後半くらいから新規テレインを開拓したいという思いで候補地を探し始めました
そうして見つけたのが今回Day2の開催地となった厚真です
実はほかにも候補のテレインがありました
(今後開拓されるかもしれないので場所名は伏せておきます)
厚真と他の候補地を見に行ったのが、大会開催の1年前、2024年9月です
ヒグマにすべてを持っていかれた46回大会の翌日、当時の2年目数名で0次調査へ向かいました
このときは時間がなかったため厚真のテレインをよく見ることができず、10月に厚真を再訪したのち、テレインを決定しました
1回目の0次調査
だれが何と言おうと0次調査。
ここまでの自分の動きを見れば大会責任者を務めるのも自然な流れだったように思います
立候補のあと反対意見もなく、すぐに決定しました
大会責任者を務めるにあたっては姉の存在も多少は意識しました
よく
「姉がやっていたのを見てオリエンテーリングを始めたんですか?」
という声をいただくのですが、これはNOです
(結果的に始めてしまったのでいまさら何を言っても説得力はないのですが)
ただ、姉が東大OLK大会で大会責任者を務めていたことは知っており、
「大会責任者のきょうだいって面白いのでは?」と思ったことは “すこし” 影響しました
♦大会への思い
私がこれまで北海道でオリエンテーリングに取り組んできた中で、北海道のオリエンテーリングの面白さをもっと知ってもらいたい、という思いがありました
本州の方からすれば行くのにお金も時間もかかる土地で、なおかつ近年はヒグマの脅威も増す中で、行くのをためらう気持ちも大きいかと思います。
(今でこそ毎月のように飛行機に乗るようになりましたが、以前からしたら考えられないことです)
幻のテレイン ポンマテカチ
ヒグマが大量発生しておりしばらく入れそうにありません
本当の意味で参加者に満足してもらえるような大会を運営するには、それに足る時間と労力を割いて取り組まないといけないということは常々感じてきました
ただ、他人に頼るのが苦手な性格のせいで準備を進める中でたくさん迷惑をかけました
自分の力で何とかする、ということも大事なことです
でも周囲を活かすことができれば効率も上がるしうまくいけばモチベーションも上がる
就活で「周りを巻き込みチームで何かを成し遂げた経験」が求められる理由、誰よりも深く理解した気がします(それでいうと私は失敗例ですね)
話がそれてしまいました
所々就活生を感じさせる文章が表れるのやめたいです涙
とにかくこの大会を成功させたい!参加者に喜んでもらいたい!
という一心で取り組んできました
それは新規テレインの開拓を夢見た2年前から変わらない信念です
大会準備は楽しいことばかりではありませんでした
大会のために犠牲にしたことも多々あります
それでも続けてこられたのは参加者のため、そしてともに取り組んでくれた仲間のためにという思いがあったからです
ここまでわがままで無能な自分についてきてくれた同期には感謝の気持ちでいっぱいです
テレイン内でよく見かけるカエル
苦手な方いたらごめんなさい
♦秋高馬肥
この大会は、これまでの2年半に渡るオリエンテーリング部での活動の集大成といえます
軽い気持ちで新歓に参加して、雰囲気のよさでなんとなく入部を決め、気づいたら大会責任者を務めるほどオリエンテーリングにのめり込んでいました
日常のほぼ全てのリソースを大会準備に注ぎ込んできた日々もここで一区切りがつきます
最後に1つ、言いたいことがあります
北大大会最大の魅力は運営者の仲の良さである、ということです
この1年間、調査やその他の業務を通じて確実に仲は深まったと感じています
時にはすれ違いが起きることもありましたが、お互いのことを心の底から理解しているからこそ、大きな仲間割れやトラブルを起こすことなく大会を迎えることができました
これは誇っていいことだと思います
大会への思いをここまで書いてきましたが、普段こうした思いを口に出さないタイプなので自分を知っている人からは「こんなこと考えてたの⁉」
と驚かれるかもしれません
ほんとうは大会を終えて気持ちの整理がついてから話したいことだったのですが、ブログを書けという圧力(?) により全世界に公開されることとなってしまいました
みなさん、そして部員からの反応がちょっと怖いです笑
調査の帰り、国道274号の
馬追丘陵を越えたところから見る夕日
どこまでも一直線の道が続き、
北海道らしくてお気に入りの風景
この辺りで筆を置こうと思います
ここまで長々と書き連ねた駄文を読んでくださりありがとうございました
大会当日、会場でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています!
第47回北海道大学オリエンテーリング大会
大会責任者 溝端宏司
※画像はすべて筆者または同期の撮影したものです