ノート / Notes

ソフト系 or ハード系?

研究室配属を前にした3年生から,「この研究室はソフト系かハード系か」という質問がよくありますが,答えは「両方」です.プログラミングの知識が必要な場面としては,ホログラフィックデータストレージの信号処理・画像処理,ディジタルホログラフィの実験データ処理,計算機合成ホログラフィのホログラム計算が挙げられます.特に実験データの処理やホログラムの計算では,物理現象の数値解析としての側面が強いため,数学や物理学の知識も必要です(必要に応じて講義を行います).

当然,実験も行います.光学系を構築するには若干の器用さと慣れが必要ですが,慣れるのにそれほど時間はかかりません.また,実験装置を作るために電子工作を行うこともあるので,電気回路・電子回路の知識も必要になります.実験系の制御には LabVIEW というソフトウェアを使用してデータフロープログラミングを行います.

人によって得手不得手はあるので,フォトニクス工学研究室では学生の特性に応じてテーマを決めています.