リカバリーカレッジ おおた

リカバリーカレッジ

リカバリーカレッジは治療の場でも支援の場でもなく、「主体的にリカバリーについて学ぶ」教育の場です。

障害の有無に関わらずに誰でも参加でき、ともに学びあうところが特徴です。

リカバリーカレッジはイギリスでは国の施策として取り組みが開始された。現在は、イギリスの他にもヨーロッパや日本などでも広がっています。

リカバリーカレッジおおた

「リカバリーカレッジおおた」は大田区を中心とした当事者、支援者、医療学生、研究者の有志によって2020年に発足したリカバリーに関する学びの場です。


後援
公益財団法人キリン福祉財団(2020年度)
大田区社会福祉協議会(2021年度,2022年度)

代表挨拶

リカバリーカレッジというフレーズを聞いたことがありますか?この取り組みは、当事者性の有無などの立場を越えた学びの取り組みとして、近年国内外で注目をされています。

これまでの「回復」は狭い範囲で考えられていて、医療提供側による疾患や体調の予後の良化に焦点化されるきらいがありました。それに対して、精神障害当事者による語り合いや社会運動等から「回復」の意味づけを、精神科医療のユーザーから再構築する動きが20世紀終盤から広がりつつあります。それが「リカバリー」という概念の出発とも言われています。精神科病院での入院を中心にした在り方から、精神疾患を抱えながらも地域生活を送る在り方が、現在では地域包括というキーワードのもと施策においても求められるまでになりました。時には、福祉サービスを活用したり、ピアサポート活動に取り組んだりと精神科医療ありきではない様々な暮らしのデザインが求められています。しかし、地域生活を送るための必要な社会資源や情報が行き届いていなかったり、当事者側のセルフスティグマの脱却、支援者側の意識改革など取り組むべきことはたくさんあるように思います。

リカバリーカレッジおおたは、東京都大田区を拠点とする地域団体として、精神障害当事者会ポルケの呼びかけのもと、立場を越えたメンバーの参画のもと2020年度に発足しました。私たちは、立場を越えた人たちと創る共同創造をいう視点にたちながら、学びを通じて「リカバリー」の意味の幅を広げたり、深めたりすることを、経験的に獲得するプロセスも含めて大切にしていきたいと思います。

新型コロナウィルスの影響下でオンラインを多用することで、大田区にゆかりがあるかたはもちろんのこと、全国津々浦々から参加をいただいています。取り組みに賛同する人たちとともに学び、考える機会を過ごしていきたいと思います。


リカバリーカレッジおおた

代表 山田 悠平

リカバリーカレッジおおた 事務局

Email ota.rc.info@gmail.com

本ホームページは、東京工科大学医療保健学部リハビリテーション学部 作業療法学専攻 清家ゼミ学生の有志の協力のもと運営しています。