第38回日本酸化ストレス学会関東支部会ならびに第22回日本コエンザイムQ協会研究会を2026年2月19日(木)に,東京工科大学蒲田キャンパスにて合同開催いたします.
今大会のメインテーマを「酸化ストレス研究の未来と健康長寿へのアプローチ」といたしました.本邦における酸化ストレス研究は1977年の「過酸化脂質研究会」に始まり,本年で50年目の節目を迎えます.酸化ストレス=害であった当初の概念から,近年では,細胞シグナルや恒常性維持に不可欠な要素として理解されつつあります.このように,これからの酸化ストレス研究は,様々な側面から多角的に発展していくと予想されます.
また,人生100年時代を迎え,健康寿命をいかに維持するかが社会的課題となっています.その鍵の一つが酸化ストレスとエネルギー代謝の制御です.コエンザイムQ(CoQ)はATP産生を支えると同時に強力な抗酸化作用を発揮しますが,加齢とともに体内の濃度は低下し,酸化ストレスの増大や細胞機能の低下を招くことが知られています.したがって,CoQ研究は健康長寿の基盤を支える重要な領域と位置づけられます.
今大会は両学会にとりまして初のジョイント・ミーティングとなりますが,両分野の知見を融合させることは,基礎から臨床まで幅広い視点で新たな研究の展開を切り拓くものと確信しております.午前中の酸化ストレス関連の2題の講演に加え,ランチョンセミナー,そして午後の教育講演ではCoQ研究の最新トピックス3題をお話し頂きます.本合同学会を通じて,酸化ストレスとコエンザイムQ研究の最前線に立つ皆様が活発に議論を交わし,若手研究者の育成や国際的な連携にもつながることを心より期待いたします.そして,健康長寿社会の実現に向けて,ここでの交流が未来への大きな一歩となることを願っております.
最後に、本会の開催にご尽力いただいた関係者の皆様に深く御礼申し上げます.どうぞ本日の議論が実り多きものとなりますよう祈念いたしまして,ご挨拶とさせていただきます.
第38回日本酸化ストレス学会/第22回日本コエンザイムQ協会研究会
大会長 藤沢 章雄