開催概要
日時:2025年12月16日(火)14:30~16:00
参加:ライブ/ウェビナー配信
参加申込フォーム:https://forms.gle/Jyuzd6x6678NR4d4A
登壇者(敬称略):
原田 尚美 東京大学 大気海洋研究所 教授
(生物地球化学、古海洋学)
青木 翔平 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 講師
(惑星科学/探査機・望遠鏡観測による地球型惑星大気の研究)
コーディネータ:
福永 真弓 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻 教授
(環境倫理・環境社会学)
グラフィックレコーディング:
グラフィックカタリスト・ビオトープ ( 佐久間彩記 / 松本花澄)
地球はいかに地球であるのか:南極と火星からたどる地球の条件
第一回は、南極と宇宙には共通点がある。一つは、研究をしようとしても、おいそれと現場に行けないこと。二つ目に、大きな資金が必要になる上に、機会も限られ、おまけに国際政治の駆け引きも必要になること。三つめに、どちらも地球という惑星について知るための重要な研究対象であることだ。
気候危機という状況は、これまで地球がどのような惑星であったのか、過去の地球システムについて知ることをますます重要にしている。私たち人間が一体なにをしたのかを把握しなければ、これからどこを目指せばいいのかわからないからだ。地球とはどのような惑星のことを指すのか。気候危機に適応するために、人間が生きるための地球の条件をつくろうとする私たちにとって喫緊の問いである。
今回の想像×科学×倫理では、海洋学の観点から炭素循環システムについて研究してきた原田尚美先生(第66次南極観測隊隊長)と、惑星科学の観点から、火星の研究を通じて地球という惑星の理学的探求を進めてきた青木翔平先生の対談を通じ、「地球とはいかに地球であるのか」を問うてみたい。この問いも大きな問いだが、南極と火星という研究対象は、データをとるものたちが人間ではなくロボットになる研究時代において、それでも人間が研究するとはどのようなことなのか、という問いも私たちにもたらす。人間だからこそとれるデータで、人間だからこそ考えられる地球の条件とはどのようなものなのか、お二人の対談から考えてみよう。
後日公開いたします。過去のグラフィックレコーディングはこちら。
後日、ワークショップの撮影配信動画を公開いたします。過去の動画はこちら。
ご参加の皆様へ
終了後、アンケートにご協力いただき、ご意見ご感想をお聞かせください。頂戴したご意見ご感想は今後の参考にさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。