立方体の枠の中の球体1 Ball in Cube(Ball in Box,Sphere inside of Cube) 技術【8年・7年】
①1月9日、8年生(中2)の宿題で立方体の枠の中に球体を入れた造形(Ball in Cube,Ball in Box,Sphere inside of Cube)をさらに複雑にした物を、組み立てて作る場合の手順(段取り、プログラム的思考)を考える課題を出しました。
数学(空間図形)との教科横断的な学習を2学期にしましたが、図形を認識して製図するだけでは、技術の見方考え方として十分ではないので、今回は、組立手順を考えてもらいます。
→実物を通した「主体的・対話的で深い学び」3Ⅾプリンタと既存の物作り(切削加工と組立)の違いを疑似体験します。
本来は、手順を考えるだけでなく、実際に作ってもらいたかったのですが、中学校の授業では、生徒の加工技術や、時数の関係で断念しました。工業高校や、理系の大学の教育課程なら、そこまでやりきれるかもしれません。
7年生(中1)の授業では、本棚の実習をしています。7年生には、既存の物作りの基礎基本をしっかり学習してもらっています。
8年の課題の図形と、新しい教育の流れを伝える新聞記事と、教育長からの新年のご挨拶の文書
右写真:のこぎりを使うときに、言葉ではわかりにくいコツをつかむため、教科書やプリントを見ながら、作業を慎重にしていきます。
直接の指示はしていませんが、彼らなりに、ひらめいたのでしょう。
これこそが、今求められている「生きる力」の表出だと感じています。
〇生きる力
・どのように学ぶの?(主体的、対話的で深い学び)
「何を学ぶか」だけでなく、「どのように学ぶのか」
・理数教育
・他教科との横断的な学習(今回は、工業系の高校や、理系大学をも視野に入れた課題)
など
〇STEAM教育(STEM教育)
・STEM教育に、Art(芸術)が融合された呼び名である。
◆S 科学(Science)
◆T 技術(Technology)
◆E 工学(Engineering)
◆A 芸術(Arts)
◆M 数学(Mathematics)
・さらに、STEAM教育では、「批判的思考」を用い、創造的な問題解決をする。
「批判的思考」とは、STEAMの各教科の知識を利用して、あらゆる物事の問題を特定して、適切に分析することによって最適解に辿り着くための思考方法である。