2025年09月01日
始業式では、夏休みの出来事や部活動(県総体)、勉強会等、生徒のがんばりを振り返りました。2学期は文化祭、合同運動会等たくさんの行事がありますが、生徒が、自分の力を出し切り、仲間と協力することが必要です。そこで、生徒に実行してほしい3つのことを伝えました。一つめは、「まず、自分から動く」ということ。自分がどうしたいかが大事で、主体的に自分から動くことが自分自身の成長につながります。二つめは「人のせいにしない」ということ。人はうまくいかないとき、他人や他のもののせいにしてしまいます。しかし、うまくいかなかったのは、自分の判断が間違っていたからか、自分の努力が足りなかったからで自分の責任です。三つめは「仲間を大切にする」ということ。仲間と共にやるからこそ、すごいことができるのです。仲間を大切にするとは、相手の気持ちを考えて、思いやりをもつことです。生徒には、一日一日の生活の中でこれら3つのことを実行して、充実した2学期にしてもらいたいと願っています。
2025年09月02日
総合的な学習の時間の中で、古今雑貨と珈琲の店「空木-utsugi-」さんとコラボしました。生徒がお店で販売するかき氷のデザインを考え、7/2(水)にお店の方に来校いただき、自分が考えたかき氷を、お店の方を前にプレゼンしました。自分の考えたデザインの特徴や良さ、アピール点などを一人一人発表していきました。その結果、実施可能なデザインとして「ミツバチ」が選ばれました。そして、夏休みにお店で5日間限定かき氷として販売されました。販売されることになった「ミツバチ」は、レモンシロップかき氷の上にハチミツ、生クリームムースがかかっています。ハチミツは地元大丸農園さん、リトルオーブンさんの蜂さんクッキー付きです。生クリームムースのふわふわ感も楽しみながら、氷のシャリシャリ感も楽しむことができました。レモンがあることで甘みと酸味が感じられ、後味さっぱりです。見た目もかわいらしく、インスタ映えするかき氷です。好評で、たくさんの方に味わってもらえました。とてもおいしかったです。
2025年09月03日
夏の花といえば、ひまわりや朝顔を思い浮かべますが、真夏に咲く花に百日紅(さるすべり)があります。学校周辺にも百日紅の花が咲いています。百日紅の花は、濃い紅、淡い紅、白色などがあります。今年の猛暑の中でもけなげに、「百日紅」の字のように長い間、咲き続けていますが、実際には一つの花が長く咲いているのではなく、それぞれの花が時期をずらして咲くことで、1本の木として花をつけている期間が長くなるということです。9月に入り、さすがに少し色あせてきたように感じられます。木の名前の由来は、幹の樹皮がどんどん更新され、すべすべしていて、猿も登れずに滑ってしまうからということですが、実際はそんなことはないようです。「猿も木から落ちる」ということわざがあります。その意味は木登りが上手な猿でも、時には木から落ちることがあるということで、 どんな名人でも失敗することがあることの例えですが、この百日紅の木から滑って落ちた猿は、「百日紅の木だから仕方ない」と言い訳するかもしれません。
2025年09月04日
7/13(日)、東吉野村住民ホールで、故阪本基義先生を偲ぶ集いがありました。阪本先生は、本校の元校長であり、また村の元教育長でした。教育者として、郷土史家として、天誅組の顕彰をはじめ、地域学を実践された先生で、多大な功績を残されました。偲ぶ集いでは、先生とゆかりのある方から記念のお話、対談、歓談が進められていき、全国各地から届いた先生へのメッセージが紹介されました。阪本先生が導いてくださり、今も、本村のこどもは、小学生の時に天誅組のことを学習しています。本村は明治維新のわずか5年前、魁(さきがけ)となる天誅組大和挙兵が事実上壊滅したところで、小学校のすぐ近くで鷲家口の戦いが起きていたことを学んでいます。この戦いで無念の最期を遂げた人たちの埋葬・慰霊を当時の村人は行ってきて、今も村の人々の温かい手により守られていることを学んでいるのです。阪本先生の意志を受け継ぎ、天誅組を含めて、本村にある魅力的な歴史や物語を次世代に伝えていきたいと感じました。
2025年09月05日
9/4(木)未明に発生した台風15号は、日本近海で熱帯低気圧から発達しました。東吉野村も昨夜から雨が降り続き、今朝から警報が出るのではないかと、心配していました。9/5(金)午前9時頃に和歌山県北部に上陸し、東吉野村には昼前に最接近したようです。今のところ、本校教育活動には影響が出ていません。通常、台風は発生後、数日かけて日本に接近するケースが多いのですが、今回は十分な備えをする余裕が少なかったようです。気象庁によると、今年は台風の卵(熱帯低気圧)が発生したり台風に発達したりする海域が、平年より北よりなケースが相次ぐということです。専門家によると、こうした状況の要因に海面水温の高さや上空の気流の動き(偏西風の軸の北上)があり、地球温暖化が大きく影響しているとみています。2学期は学校行事も多く、今回のように大意風発生、すぐ直撃となれば急な予定変更もありうります。いろんなケースを想定し、事前に準備しておき、対応していきたいと感じました。