2024年07月01日
期末テスト2日目は、県内に大雨警報が出たところもあるほどの雨になりましたが、先日(6/21)嬉しいニュースがありました。日本財団と東京大学は、南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)で行った調査で、水深五千数百メートルの海底にニッケル、コバルトなどのレアメタルを豊富に含む海底鉱物資源「マンガンノジュール」(マンガン団塊)が大量にあるのを発見したと発表しました。レアメタルをはじめとした鉱物資源は、世界の産業を支える重要なものとなっています。埋蔵量・産出量ともに多く、精錬が比較的簡単な鉄、アルミ、銅などの金属「ベースメタル」に対し、産出量が少なく、抽出が難しい希少なチタンやコバルト、ニッケルなどの金属が「レアメタル」で、スマホの部品製造にも不可欠です。日本はベースメタル、レアメタルとも、ほぼ輸入しています。日本は世界第6位のEEZを持つ国で、この海域には鉱物資源が存在していると見られています。海底の鉱物資源の開発が可能になれば、新たな供給源として期待できます。
2024年07月02日
期末テスト最終日となりましたが、昨日の大雨で学校下の高見川の水量も増えています。昨日、先進レーダ衛星「だいち4号」を搭載したH3ロケット3号機の打上げの様子が種子島宇宙センターよりライブ配信されていたので、下校後、ライブ配信を見た人もいたかもしれません。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は午後0時6分42秒、新型基幹ロケット「H3」の3号機を種子島宇宙センターから打ち上げ、搭載していた地球観測衛星「だいち4号」を高度約600キロの予定軌道に投入し、打ち上げは成功しました。H3としては初の主衛星の軌道投入となります。H3は今年度、日本版GPSと呼ばれる準天頂衛星「みちびき」を打ち上げるほか、来年度以降も月極域の水資源を探る探査車など、日本の重要な科学ミッションや安全保障に関わる衛星などを宇宙に送る予定で、「だいち4号」は、夜間や悪天候でも地表を観測できるレーダーアンテナを備え、災害時の被害状況把握や地殻変動の観測による減災などへの活用が期待されています。
2024年07月03日
本日7/3から、新紙幣の発行は約20年ぶりに一新されます。新一万円札は「日本経済の父」渋沢栄一です。明治・大正時代の実業家で、幕府に仕えた際にはフランスに渡って見聞を広め、明治になった頃には大蔵省の役人として、租税や貨幣、鉄道、銀行などの制度作りに貢献しました。新五千円札は「女子専門教育の先駆者」津田梅子です。明治・大正時代の女性教育家で、政府が欧米に派遣した「岩倉使節団」に加わった最初の女子留学生の1人で、私立の女子高等教育機関としては日本で初めての「女子英学塾(現津田塾大学)」を設立し、女性の地位向上や女性の個性を尊重した教育に努めました。新千円札は「近代日本医学の父」北里柴三郎です。微生物学者・教育者でベルリン大学に留学、世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功、破傷風の予防と治療方法の開発に貢献し、帰国後は伝染病研究所を創設し、原因調査として渡った香港でペスト菌を発見しました。現在のお札の肖像は、明治以降に活躍した文化人の中から選ばれます。
2024年07月04日
本校では、新しい制服についての検討に入りました。学校で協議し、教育委員会、PTAとも調整しながら進めているところです。また、生徒の意向も反映させながら検討していきたいと考えています。新しい制服についてのコンセプトは、①個性を尊重できる制服選びができること②自分で考えて、自分で決める主体性を育む制服であることの2つです。このコンセプトを叶えるために、デザインを検討しています。これからの本校の象徴となる制服は、制服としての「標準服」を採用します。昨日7/3にそのデザインについての生徒アンケートを実施しました。全校集会を開き、生徒指導担当の先生から、新しい制服について検討することになった経緯と、これまでの流れの説明がありました。生徒からは積極的な質問もありました。そして、制服改定のための生徒アンケートについての説明があり、生徒にタブレットを使って、Googleフォームでアンケート回答をしてもらいました。この結果も踏まえて細部について学校で検討を進めていきます。
2024年07月05日
一昨日7/3、「社会を明るくする運動」パトロールで、本校にも午前8時半過ぎに寄っていただき、啓発物品のウェットティッシュ30個をいただきました。「社会を明るくする運動」は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。令和6年で74回目を迎えます。第74回「社会を明るくする運動」のキャッチフレーズは、「想う、ときには足をとめ。」です。犯罪や非行からの立ち直りのためには、更生に向けて努力する人の未来を信じて、その「変わっていく時間」にともに寄り添う人たちの存在が必要です。「社会を明るくする運動」は、人と人がゆるやかにつながり、支え合う、安全で安心な明るい社会の実現を目指しています。本校の校訓(「創造」・「友愛」・「剛健」)の「友愛」に関わるところで、他人への思いやりをもつことを大切にしてもらいたいです。
2024年07月08日
昨日7/7は七夕でしたが、天の川は見えたでしょうか。7/5の給食は、七夕メニューで、麦ごはん、牛乳、七夕ハンバーグ、キャベツのゆかり和え、七夕汁、七夕ゼリーでした。七夕は、離れて暮らす織姫と彦星が、年に1度だけ、天の川を渡り、会える日として知られています。七夕汁に入っていましたが、七夕に食べるものといえば、そうめんがあります。昔、七夕の行事では、小麦粉と米粉を混ぜて縄の形にねじって油で揚げる「さくべい」というお菓子をお供えし、無病息災を願って食べました。それが後に「そうめん」に変化し、七夕にそうめんを食べるようになったと言われています。他にも、そうめんを天の川に見立てたという説や、織姫の機織りの糸に見立てて「裁縫上手になりますように」との願いが込められているという説もあります。7/5の七夕メニューは、そうめんの他にも、星の形をしたニンジンやオクラ、ハンバーグ、ゼリーがありましたが、星形のニンジンは量が少なめだったので、当たった人はラッキーです。
2024年07月09日
6/26、本村役場で献血がありました。血液は生きた細胞の集まりなので、長期保存ができなくて、人工的に造ることができないということです。日本赤十字社によると、近年、若年層の献血が減少していて、30代以下は令和3年度までの10年間でおよそ30%減り、献血には年齢制限が設けられているため今後、少子高齢化がさらに進むと、血液製剤が不足するおそれがあるということです。そんな中、7/1に、奈良県立医科大学は、献血で集めた血液のうち、有効期間(約1ヶ月)が過ぎたものを利用して人工的に赤血球を作製し、実際に人に投与して安全性や効果を確かめる臨床試験を、来年度から本格的に始めると発表しました。実用化すれば、献血用の血液の不足を補えると注目されています。輸血用の通常の赤血球は、冷蔵で保存する必要がありますが、「人工赤血球」は常温で、およそ2年間保存が可能だということです。実用化できれば、いつでもどこでも輸血ができるようになります。ノーベル賞ものですね。
2024年07月10日
7/6、村主催の天誅組さきがけの道ウォーキングがありました。村内外から約70名の方が参加し、3組に分かれてのウォーキングとなりました。コースは、彦根藩本陣跡(現東吉野村役場)~明治谷墓地~宝泉寺~出店坂~彦根藩脇本陣跡~林豹吉郎戦死の地~吉村寅太郎原瘞処~藤堂藩本陣跡~紀州藩本陣跡~湯の谷墓地:総距離約5.5Km(内ウィーキング区間約3Km)です。本校生徒は、小学生の時に天誅組のことを学習してきています。東吉野村は明治維新のわずか5年前、魁(さきがけ)となる天誅組大和挙兵が事実上壊滅したところで、小学校のすぐ近くで鷲家口の戦いが起きていたことを学びました。この戦いで無念の最期を遂げた人たちの埋葬・慰霊を当時の村人は行ってきました。そして今も村の人々の温かい手により守られています。天誅組だけのことではありませんが、生徒には、これまで学んできた地域のことを、今度は、自分で調べて深掘りし、地域のことをもっと知ってほしいと思っています。
2024年07月11日
昨日、地震発生時に自分と周りの人の安全を確保できるようにする目的で、シェイクアウト訓練を行いました。昼休みに訓練用の緊急地震速報を校内放送(アラーム音)で配信しました。生徒の近くにいた教員は、地震の際の安全確保行動1-2-3「まず低く、頭を守り、動かない」を生徒に指示します。その後、避難の放送が入ります。そして生徒は避難場所(体育館)へ速やかに移動しました。生徒は訓練の大事さを意識し行動できていました。その後、視聴覚室に移動し、「NHKアナウンサーと考える 防災教室 ”ことばで命を守る”」を実施しました。NHK東京アナウンス室のアナウンサーの方がご来校くださり、分かりやすい授業をしてくださいました。言葉を専門にしている仕事から、災害時に速やかに避難してもらうための「呼びかけ」について考える機会となりました。災害の状況を想定し、どういった言葉が有効なのか、多くのことを学びました。防災意識をいっそう高めることができ、貴重な学びの機会となりました。
2024年07月12日
ボランティア活動は、「総合的な学習の時間」に、地域のよさを知り、地域の人と関わりをもつことで、郷土愛を育み、将来の生き方につながることをねらいとして実施しています。生徒は、2つのグループのいずれかに所属して活動しています。「環境グループ」は、地域の自然を守っていこうとする活動で、河川の水質調査、河川浄化啓発をしています。「福祉・地域振興グループ」は、地域の人との関わりあいを深める活動で、福祉交流会の参加、村内の高齢者施設への訪問、乳幼児対象の交流活動、地域を盛り上げ活性化させる活動、村の魅力をPRする活動をしています。昨日、「環境グループ」は、午後、学校周辺の地域の清掃活動を行いました。本校からニホンオオカミ像まで、高見川を挟んだ両道を2班に分かれてゴミ拾いをしていきました。体操服に着替え、軍手をして、火バサミをもち、ゴミ袋に、ゴミを入れていきます。雨が心配されましたが、ゴミ拾いを無事終えました。心も地域もクリーンになったボランティア活動でした。
2024年07月16日
7/8、3年生は高校見学に行きました。高校を実際に見学することで、進路に対して関心と意欲を高めることと、普通科と実業系高校の違いや各高校の取組・特色を知り、進路選択の参考とすることが目的です。普通科の高校、実業系の高校、私立高校の3校の訪問で、3年生全員が参加しました。3年生は身だしなみを整え、持ち物の確認も終え、準備も万全ですが、どこか、緊張気味です。各校では、学校の紹介・説明をしていただき、施設見学をさせていただきました。村バスで、本校を出発し、最初に宇陀高等学校に行きました。そして、橿原高等学校です。お昼時になったので、場所をお借りして、昼食(弁当)をとりました。最後は橿原学院高等学校でした。高校見学を終え、帰りの村バスでは、生徒の充実した表情が印象的でした。高等学校等の情報を得るには、各校のホームページや、体験入学、e-オープンスクールの学校紹介もあります。生徒は、これまでの進路学習の内容ともあわせて、進路選択の参考にしていきます。
2024年07月17日
7/11、中学3年生の生徒を対象に、社会(公民)の授業の一環として、税理士の方を講師にお招きして「租税教室」を実施しました。この租税教室は、生徒たちが「税」に対する関心を高め、未来の納税者として社会や国のあり方を主体的に考えるという自覚を育てることを目的としています。「 納税 の 義務 」は「 勤労 の 義務 」「 教育 の 義務 」とならんで、 国民 の 三大義務 の 一 つです。授業では、税の種類や目的など税に関する基本的な知識をわかりやすく教えていただきました。そして、DVD『ご案内します アナザーワールドへ』を視聴して「もしも税金が無い世の中だったら」について考えました。私たちの社会は税金から成り立っていること、税によって支えあっていることなどを学びました。この租税教室は、社会について考えるとてもよい機会になったと思います。消費税をはじめ非常に身近なことではありながら、なかなか深く考えることのない税やお金について学ぶ大変貴重な学習の機会となりました。
2024年07月18日
7/12、奈良地域の学び推進機構理事でネット安全アドバイザーの方を講師にお招きし、防犯教室(インターネットリテラシー教室)を開催しました。また、保護者の方にも参加いただきました。今回の講師の先生に教わるのは、2回目で、2年前、コロナ禍ということもあり、オンラインで防犯教室をしていただきました。SNSのコミュニケーションで起こるトラブル、ネット炎上でニュースになった事件、オンラインゲームにはまってゲーム依存症になった事例など、生徒たちの身の回りにも起こりうる危険な事例や場面を提示いただいて、クイズ形式の質問も交えながら自分ならどう感じるか、問題点はどこか、どうすれば自分を守れるかなどについて考え、話し合いながらの講演となりました。生徒たちは、SNS上のメッセージの感じ方や考え方も人それぞれで違うことを、SNSで失敗しないためによく考えること、ネット上に残り続ける可能性、全世界に発信していること、友達だけなら大丈夫は間違いであることなどを学びました。
2024年07月19日
1学期終業式を視聴覚室で行いました。開式の辞、校歌斉唱、学校長式辞、閉式の辞、諸連絡としてそれぞれ担当の先生から生活面、学習面のお話がありました。また、生徒会執行委員会、ボランティア環境グループからの連絡がありました。終了後、下靴に履き替え、ピロティに集合し、文化祭オープニングで使うビデオの撮影をし、その後、各部活(陸上部・卓球部・音楽部)のユニフォームに着替えて、音楽室で団結式です。3年生にとっては最後の大会となる県総体、郡音楽会に向けての抱負を3年生一人一人が披露していきました。次に、音楽部からの応援ソング(いつも何度でも)があり、みんなの心が一つになりました。そして、みんなで円陣を組み、東中生の団結を深めました。最後にみんなで記念撮影をしました。その後、大掃除、1学期最後の学活です。いよいよ夏休みです。長期の休みだからこそできることがあります。夏休み44日間の過ごし方をデザインし、リフレッシュして元気な姿で2学期を迎えてもらいたいと思います。