記念式典
期日 令和7年10月10日(金)
会場 本校第1体育館
※招待者のみの参加となります。
記念祝賀会
期日 令和7年10月10日(金)
会場 プラザ都
※ 招待者のみの参加となります。
秋田県立能代高等学校、創立百周年記念式典にあたり、生徒を代表してご挨拶申し上げます。
このたび、創立百周年という記念すべき節目を在校生として迎えられましたことを、光栄に思います。百年という年月は、私たち高校生にとっては想像もつかないほど長い歴史です。大正の時代に本校が誕生し、戦争や自然災害、社会の大きな変化を乗り越えながら、今日まで学校の灯火が絶えることなく続いてきた歴史の長さに誇りと責任を感じます。私たちは今、その長い歴史の上に立ち、毎日学校生活を送っているのだと思うと、身が引き締まる思いがします。
私たちの学校生活は、先生方、地域の方々、保護者の皆様、そして数えきれない先輩方の努力によって支えられています。古くてもきれいに掃除された校舎や、整えられた通学路、部活動に邁進できる環境は、決して当たり前ではありません。同窓会の方々を始め、本校に関わるすべての皆様のご支援があってのことと、改めて深く感謝申し上げます。
さて、この1年は、創立百周年を祝うたくさんの行事が行われました。硬式野球部と軟式野球部の招待試合では両チームの熱戦と全校生徒による団結力のある応援で、一体感を感じることができました。また、学校祭では「百周年の能高祭を特別なものにしたい」という思いから、新しい照明機材の導入によってステージ発表がより華やかになり、3年生は初めて模擬店に挑戦し、大盛況で終えることができました。生徒会活動を通して、仲間と意見を出し合いながら様々な学校行事をつくり上げていく楽しさや、時にはうまくいかず悩む大変さを、感じてきました。しかし、文化祭や体育大会でクラスが一丸となって盛り上がる瞬間や後輩たちが成長していく姿を見ると、努力してきてよかったと思いました。きっと百年前の先輩たちも、同じように笑い、同じように悩みながら、青春の時間を過ごしていたのではないでしょうか。
百周年という節目は、私たちにとって、過去を振り返るだけでなく未来を考える機会でもあります。社会が急速に変化していく中で、私たちはこれからどんな学びをし、どんな学校をつくっていくのか、伝統を受け継ぎながらも新しいことに挑戦し未来に向けて新たな一歩を踏み出すために、一人ひとりが考え、行動していくことが求められています。校訓「至誠力行」のもと先輩方の足跡を胸に、新しい能代高校を、次の百年を、みんなで築いていくことをここに誓います。
最後になりましたが、創立百周年を迎えた母校のますますの発展と、ここにお集まりの皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、挨拶とさせていただきます。
令和七年十月十日 生徒会長 梶山銀雅