制作者名:寺林昂一郎
タイトル:その肉、焼けてなくないか?
展示場所:駿河台ホール(映像表現実践ゼミ)
テーマ
色覚焼肉奉行
概要
友人たちと焼肉屋に足を運んだあなた。
楽しげな雰囲気の中、網の上でジュージューと焼ける肉の香ばしい匂いが広がる。その一方で、あなたには一つの特別な任務が課されており、とある博士から「この中に色覚異常を持つ友人が紛れ込んでいる」と事前に告げられていた。
あなたは「焼肉奉行」として、絶妙な焼き加減で肉を仕上げながら、生焼け肉を阻止する役割と、博士の課題である色覚異常の友人を特定する二重の使命を担うことになる。
網の上で肉が次々に焼けていく中、会話は弾み、それぞれの焼き具合への好みが明かされ「もう少し焼きたい」「いや、この色ならもう十分」といった声が飛び交い次第に焼け具合を巡る意見の相違が浮かび上がる。
焼け具合のタイミングを見逃さず、全員の胃袋を満たしながら、隠れた真実に迫る。焼肉と推理が交差する一夜のドラマチックな物語が、静かに幕を開ける。
果たしてあなたは、焼肉奉行としての責務を全うできるのだろうか?