まずはハイライトから。
本企画では、立体音響技術を用いて「いじめ」にまつわる心情や臨場感を体感できるインスタレーションを制作します。観客は目隠しを装着し、視覚を遮断することで音に集中。過去、現在、未来の三つの時間軸を音響で体験し、いじめに関する気づきや心の変化を促します。
いじめ問題への理解促進
音を通じていじめの加害者、被害者、第三者の心情を体験し、共感や気づきを生む。
行動のきっかけを提供
自らの選択や行動が未来を変える可能性に気づき、ポジティブなアクションを促す。
立体音響技術の活用
最新の音響技術を駆使して、没入感の高いインタラクティブな体験を提供する。
中学生–大学生:いじめ問題への意識を高める世代。
一般の社会人:教育やコミュニティでの役割を考えるきっかけ。
教育関係者やカウンセラー:いじめ防止教育の一環として。
立体音響設備
多方向から音を出力できる5.1chサラウンドシステム。
空間演出
可能な限りの遮音の部屋。
暗幕や目隠しを施した視覚を遮る目隠しや快適な座席。
ソフトウェア
専用の音響編集ソフト(Logic Proなど)。
リアルタイム音響制御システム。
期待される効果
心理的効果:いじめに関する深い共感と行動へのモチベーション向上。
教育的効果:学校や教育現場での活用を通じて、いじめ防止教育の新たなアプローチを提供。
技術的効果:立体音響技術の可能性を広げ、没入型体験の需要を喚起。
音楽的理論の要素
テンポとリズム:
テンポ(BPM)が速い場合は活気や緊張感を与え、遅い場合は落ち着きや安心感を与える。
一定のビートが強調されていれば、リズムが視覚的に「動き」を連想させる効果がある。
調性(キー):
長調(メジャーキー):明るくポジティブな印象を与える。
短調(マイナーキー):悲しみや深い感情を表現。
メロディと和声:
シンプルなメロディは感情移入しやすく、複雑な和声進行は知的な印象を生む。
音響空間:
ステレオの立体感が強調される場合、リスナーは没入感を得やすい。
リバーブ(残響)やエコーを活用すると広がりや孤独感を演出。
心理的効果
感情誘導:
音楽のテンポや調性は、リスナーの感情を直接的に変化させる。
明るいメロディはポジティブな気分を高め、静かな音響や低音は内省的な気分を促す。
集中力と没入感:
繰り返しのパターンや一定のリズムはリスナーを集中状態に誘導。
サウンドスケープが広がると、リスナーは物語や情景を想像しやすくなる。
記憶と連想:
音楽は記憶や過去の体験と結びつきやすい。特定のフレーズや音色が特定の情景や感情を呼び起こす。
ゼミ名:サウンドエンジニアリングゼミ
制作者名:山﨑
展示場所:教室E07,W8(3.141592 坂本ゼミ)