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プログラムリスト 

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テーマ: Life〈生命・生活・人生〉を支える エビデンス×ナラティブ×AI

     みんなで学びケアし合う社会をつくろう


 2024年次大会チラシ ☜クリックでダウンロードできます


2024年10月19日(土)18:00-20:00 (-21:30 交流会)

 17:00       受付開始 

          ※事前参加申込み要


 18:00-18:10 インタラクティブセッション 開会の」 小川敬 座長

         「来賓挨拶」 小西達裕(静岡大学 情報学部 副学部長)


 18:10-20:00 インタラクティブセッション(ポスター発表)

         

 20:00-21:30 交流会(希望者 当日、各自支払い) 

    (21:00 last orderZAZA CITY(ザザシティ)2F 神戸クック・ワールドビュッフェ

                               最大3,410円[ディナー1,980円(ドリンクバー付き)

                アルコール飲み放題の場合+1,430円]

  

2024年10月20日(日)10:00-20:00 

   9:30       受付開始 ※事前参加申込み要


 10:00-10:10 「開会の辞」 中山健夫 大会長


 10:10-11:00 会長講演

        「エビデンス×ナラティブ ~AIと共に「3つのLife」を支える 」 

          中山健夫(京都大学 教授)


 11:10-12:10 「DIPEx-Japan共同企画 健康と病いの語り」

          佐藤(佐久間)りか(DIPEx-Japan理事・事務局長)

          土肥栄祐(DIPEx-Japan理事・国立精神神経医療研究センター神経研究所室長)

          中山健夫(DIPEx-Japan理事長・京都大学 教授)


 12:10-12:30 インタラクティブセッション 各発表者1分スピーチ


           昼食ザザシティほかで各自)

 

 13:00-13:30  FUSE紹介


 13:30-14:10 「静岡大学 学びのイノベーション」 

         小西達裕静岡大学情報学部 副学部長)

           石川翔吾(静岡大学 准教授)


 14:20-15:20 「認知症の人から何を学ぶか」 

         内田直樹医療法人すずらん会たろうクリニック 院長)

           岡田太造(元厚生労働省 社会・援護局長)


 15:30-16:30 「個人のLifeを最適化するパーソナルAI

         橋田浩一(理化学研究所 グループディレクター)

           聞き手: 沢井佳子(チャイルド・ラボ 所長)


 16:40-17:55 ラップアップ・セッション 学びの環境でLifeをつくる」

         中山健夫京都大学 教授)

             水野拓宏(VRコンテンツプロデューサー 

               株式会社アルファコード 取締役ファウンダー/CTO

             竹林洋一(みんなのケア情報学会 理事長

             小川敬京都橘大学 教授


 18:00-20:00    懇親会(FUSE内 Loungeで立食形式 インタラクティブセッション表彰あり)

           ※3000円 事前申込み要


 20日の株式会社アルファコード提供のVR体験はFUSE内 Loungeで行います。


   参加申込みはこちら (懇親会(3000円)の申込みもできます)

大会長挨拶(京都大学 教授 中山健夫)

 このたび本学会第7回年次大会の大会長を担当させていただくことになりました京都大学の中山健夫と申します。

 本学会は2017年に市民と研究者の共創による「市民情報学-Citizen Informatics」を掲げて、「みんなの認知症情報学会」として発足しました。竹林洋一理事長の「AIとXRを活用したみんなの学びと交流によってケアの未来をつくろう」という想いに多様な立場の方々が共感されて、学会は多元的AIとXR技術を活用した「ケア」と「学び」のイノベーションに軸足を移し、2023年に「みんなのケア情報学会」となって2年目の大会となります。

 今回のテーマは「Life〈生命・生活・人生〉を支える エビデンス×ナラティブ×AI ~みんなで学びケアし合う社会をつくろう~」です。キーワードとなる「3つのLife」は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の末松誠・初代理事長の卓見であり、日本の医学研究の司令塔であるAMEDは、現在もこの「3つのLife」を支える研究を推進しています。その広い視野を受け継ぎ、私たちは本学会独自の展開を試みたいと考えています。その一つが、現代医学の基盤の一つである「エビデンスに基づく医療(evidence-based medicine : EBM)」、そして量的で平均値な「エビデンス」への過度の注目から、対照的に鮮明化した個人の内面的体験の質的な表出-個別的で多様なナラティブ、物語、語りの統合を目指すアプローチです。大会では日本におけるナラティブの拠点、認定NPO法人「健康と病いの語り・ディペックスジャパン」の協力を得て、一見困難なこの課題に最新のAIがどう応えるか、「ごちゃまぜ」から新しい価値を創り出してきた本学会ならではのexcitingなkick-offに繋げたいと願っています。

 最後になりましたが、この場をお借りして、本学会のご支援をいただいた多くの組織、企業、関係の皆様に心より感謝を申し上げます。

 それでは10月の浜松でお待ちしています!

                         2024年9月15日

話題提供者プロフィール

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中山 健夫

京都大学 教授 

東京医科歯科大学医学部卒業後、東京厚生年金病院(現在東京新宿メディカルセンター)や国立がんセンター研究所がん情報研究部 室長などを経て現在は京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 教授を務める。健康情報学を専門とし、公益財団法人日本医療機能評価機構Minds(マインズ)やEBM・診療ガイドラインに関する厚生労働科学研究にも携わっており、日本の医療情報の分野において大きく貢献している。本学会理事


佐藤(佐久間)りか

DIPEx-Japan理事・事務局長

東京大学文学部心理学科を卒業後、株式会社パルコに勤務。同社発行のマーケティング雑誌の編集部を経て、ニューヨーク大学大学院アメリカ文化科に留学。修士号を取得後、プリンストン大学大学院社会学科で博士課程単位取得後退学。帰国後、婦人科疾患の患者会活動に関わりながら、中山健夫氏が代表を務める厚労科研研究班に協力する中で、2005年に英国のDIPEx(現・Healthtalk)を知る。中山氏らとともに2007年のDIPEx-Japan設立に携わり、以来事務局長を務めている。DIPEx-Japanのシニアリサーチャーとして、インタビューやデータ分析などデータベース構築にも関わっている。「健康と病いの語りデータベース」www.dipex-j.org

土肥栄祐

DIPEx-Japan理事・国立精神神経医療研究センター神経研究所室長

2005年広島大学医学部卒業。脳神経内科医として主に未診断の方の診療を行い、病歴と身体所見が最も重要と痛感。2015-2020年まで米国に基礎研究で留学し、新潟脳研を経て2022年より現職。現在は細胞外小胞を用いたバイオマーカー研究と並行し、症例報告を用いた診断資源作成や、症状・所見のオントロジーの利活用、これらの分かり易い可視化法の開発や医療者ー患者間のコミュニケーションギャップの解消を目指している。 


小西 達裕

静岡大学 情報学部 副学部長 

1987年早稲田大学理工学部卒業、1992年同大学院博士後期課程了。博士(工学)。1991年早稲田大学理工学部情報学科助手。1992年静岡大学工学部情報知識工学科助手。現在,同大学情報学部情報科学科教授。知的学習教育支援システムなど先進的技術を用いた学習教育支援システムに興味をもつ。教育システム情報学会理事、人工知能学会、日本教育工学会、電子情報通信学会、情報処理学会、日本認知科学会各会員。 


石川 翔吾

静岡大学 准教授

2005年3月静岡大学情報学部卒。2011年9月 静岡大学 博士(情報学) 取得。研究分野は認知症情報学、子どもの発達理解、発達モデル、高齢社会デザイン など。 「コンピューターの力を使って新しい価値を創造する」として、全国の介護施設や病院と共同研究を続けている。 日本子ども学会、電子情報通信学会、情報処理学会、人工知能学会 各会員。情報処理学会高齢社会デザイン(ASD)研究会主査 


内田 直樹

医療法人すずらん会たろうクリニック 院長

2003年琉球大学医学部卒業。福岡大学医学部精神医学教室入局後、外来医長、医局長、講師を経て2005年より現職。在宅医療に携わる精神科医が少ない中で、精神科医が在宅医療に携わる重要性について情報発信を行っている。また、福岡市を認知症フレンドリーなまちとすることを目指して様々なステークホルダーとの協働を進めている。日本在宅医療連合学会評議員、福岡県在宅医療医会副会長、認知症の人と家族の会福岡県支部顧問本学会理事


岡田 太造

厚生労働省 社会・援護局長

1980年一橋大学経済学部卒業、厚生省入省。厚生労働省社会・援護局保護課長、年金局総務課長、内閣府共生社会政策担当審議官、厚生労働省障害保健福祉部長、社会・援護局長、2014年退官。厚生労働省では、生活保護や生活困窮者の支援、障害者の支援についての制度立案、運営等に従事。本学会監事 


 橋田 浩一

理化学研究所 グループディレクター 

東京大学理学部情報科学科卒業。1986年同大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。1986年電子技術総合研究所入所。1988年から1992年まで(財)新世代コンピュータ技術開発機構に出向。2001~2013年に産業技術総合研究所でサイバーアシスト研究センター長・情報技術研究部門長などを歴任、2013~2024年東京大学大学院情報理工学系研究科ソーシャルICT研究センター教授。2020年より理化学研究所革新知能統合研究センター社会における人工知能研究グループグループディレクター。専門は自然言語処理、人工知能、認知科学。最近の研究テーマはパーソナルAI。 本学会副理事長


沢井佳子 

チャイルド・ラボ 所長

認知発達支援と視聴覚教育メディア設計を専門とする。専攻は発達心理学。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。同大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学。幼児教育番組『ひらけ! ポンキッキ』(フジテレビ)の心理学スタッフ、文教大学人間科学部講師、お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 研究員、静岡大学情報学部 客員教授を歴任。日本子ども学会常任理事、日本こども成育協会理事、人工知能学会「コモンセンス知識と情動研究会」幹事。幼児教育シリーズ『こどもちゃれんじ』(ベネッセコーポレーション)の「考える力」プログラム監修、幼児教育番組『しまじろうのわお!』(テレビ東京系列/2016年国際エミー賞子ども番組部門ノミネート、2019年アジアテレビ賞受賞)の監修など、多様な視聴覚メディアを用いた子ども向け教材・教育玩具の開発やテレビ番組の制作におけるコンテンツ開発に携わっている。 本学会理事


水野 拓宏

VRコンテンツプロデューサー 株式会社アルファコード取締役ファウンダー/CTO

1974年生。芝浦工業大学卒。 株式会社ドワンゴで数百万人規模のWebサービスのシステム設計を担当。2006年、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)により天才プログラマー/スーパークリエータに認定。2015年、前身の会社からMBOし「株式会社アルファコード」代表取締役社長 CEOを現任。 「バーチャル・リアリティ百科 深化するVRの現在と可能性」他、VRに関する寄稿・監修も行っている。

株式会社アルファコード https://www.alphacode.co.jp/ 


竹林 洋一

みんなのケア情報学会 代表理事(理事長)

東北大学大学院博士課程修了。工学博士。東芝入社。MITメディアラボ滞在中に人工知能研究の巨人・ミンスキー博士の知遇を得る。東芝研究開発センター技監などを経て、静岡大学教授。これまで音響信号処理、人工知能、音声対話システム、ナレッジマネジメント、認知症情報学の研究実用化に従事。情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会主査、情報処理学会高齢社会デザイン研究会主査、人工知能学会理事、情報処理学会理事などを歴任、情報処理学会フェローなど受賞。デジタルセンセーション株式会社取締役会長(2004年〜2017年)、株式会社エクサウィザーズ取締役フェロー(2017年6月から2019年6月)。現在、創造する心株式会社代表取締役、静岡大学名誉教授、日本子ども学会理事 


小川 敬之

京都橘大学 教授

2016年宮崎大学大学院(内科学講座 循環体液制御学分野)卒業(医学博士)。認知症専門作業療法士、介護支援専門員、京都橘大学 健康科学部作業療法学科 学科長、2020年NPO法人地域共生開発機構ともつく副理事長。認知症の人に対する作業療法(リハビリテーション)の模索を30年以上にわたって行っています。未だ出口は見えませんが、そのもがきのなかで新しい発見や出会いがあることに救われ、喜びを感じています。障害を持っても自分の持てる力を発揮できる環境(人的・物理的)の構築に力を注いでいます。「認知症であっても稼げる街づくり!」「できないことは手伝って、できることは奪わない!」をモットーに研究・活動をしています。 本学会理事


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