A、専門課程では、各会場にて対面で講義や試験を受ける“スクーリング”を各年次に受講する必要があります。卒業には、このスクーリングに参加し、各科目の試験に合格する必要があります。
スクーリングでは講師から直接指導を受けたり、共に仏教を学ぶ受講生との交流を通して、様々な学びや同朋との出会いを得ることができます。
「基礎科目」
基礎科目のスクーリングでは、各年次における科目の対面講義に加え、各科目の試験を受験します。
開催時期:4月~6月(予定)の土日
開催日程:2日間(講義と試験がありますので、2日間とも参加する必要があります)
開催会場:京都(中央仏教学院)/広島(本願寺広島別院)/東京(築地本願寺)
※上記開催時期で複数日・複数会場を設定いたしますので、参加しやすい日程・会場を選んでいただくことができます。
※詳しい開催日程や内容は、入学後、スクーリングの開催時期が近づきましたら補助教材『学びの友』等でご案内いたします。
「僧籍科目」
僧籍科目のスクーリング(得度スクーリング・教師スクーリング①・教師スクーリング②)では、得度習礼・教師教修に向けた技能の修得や、各科目の試験を受験します。
開催時期:4月~6月(予定)の土日
開催日程:2日間(実習・講義・試験がありますので、2日間とも参加する必要があります)
開催会場:京都(中央仏教学院)
※詳しい開催日程や内容は、入学後、スクーリングの開催時期が近づきましたら補助教材『学びの友』等でご案内いたします。
※得度スクーリング・教師スクーリング①・教師スクーリング②では、本願寺派僧侶の衣体(着物や袈裟・衣)の被着法、仏具の取り扱いや作法を学びますので、受講にあたって事前に得度に必要な衣体をご用意いただく必要があります(学院では貸し出ししておりません)。詳しくはスクーリングの開催時期が近づきましたら補助教材『学びの友』等でご案内いたします。
A、3年次までに各年次スクーリングの受講と、全科目の修了ができなかった場合は“留年”となります。
専門課程ではスクーリングを受講しなかったり試験に合格しなかった場合でも、翌年度には自動的に2年次、3年次と進級していきます。卒業には1~3年次のスクーリング受講と全科目の修了(試験の合格)が条件(僧籍科目は加えて各年次僧籍科目スクーリング受講と僧籍科目試験の合格)となるため、3年次の終了時点で未修得科目があった場合は留年となります。
専門課程には最長で6年間在籍できますので、この6年間の間に1~3年次分のスクーリング受講と全科目の修了(僧籍科目は加えて各年次僧籍科目スクーリング受講と僧籍科目試験の合格)をめざします。ただし、留年が確定し4年目以降の在籍が必要となった場合、未修得科目のスクーリング聴講料・試験受験料、在籍料として授業料(基礎科目分の70000円)が必要となるためご注意ください。
専門課程履修経費についてはこちら⇒募集要項(修学年数・諸経費)
A、僧籍の取得を検討されていない方でも、専門課程の「基礎科目」を学習していただけます。「基礎科目」では、仏教や浄土真宗の基礎的な解説から教義・歴史、他の宗教の概説に至るまで、仏教や浄土真宗・宗教全体を3年をかけて広く深く専門的に学習していきます。基礎からの学習なので、初めて学ばれる方にも安心してご受講いただけます。
また、インターネットを用いて仏教や浄土真宗を基本から学ぶ入門課程(1年間)もご用意しておりますので、こちらの課程から学習されたり、専門課程と併せてご受講されることで学びの助けにもなります。
A、入学から2年目の終了(8/31)までに願書に付随の「僧籍科目受講願」に浄土真宗本願寺派寺院のご住職の署名と承認印をいただいて事務局へ提出することで、在籍途中からでも「僧籍科目」を受講することができます。
例①:入学時に「僧籍科目受講願」を提出した場合
⇒ 1年次より「僧籍科目」を受講することができます。
例②:在籍1年目の途中に「僧籍科目受講願」を提出した場合
⇒ 「僧籍科目受講願」が受理され、授業料の納入確認次第、「僧籍科目」を受講することができます。(ただし、残りの在籍期間中に「僧籍科目」3ヵ年分を受講していただきます)
例③:在籍2年目の途中に「僧籍科目受講願」を提出した場合
⇒ 「僧籍科目受講願」が受理され、授業料の納入確認次第、「僧籍科目」を受講することができます。(ただし、残りの在籍期間中に「僧籍科目」3ヵ年分を受講していただきます)
A、専門課程は「基礎科目」を中心とした課程です。「基礎科目」受講中に、必要な方に追加で「僧籍科目」を学んでいただくカリキュラムとなっていますので、「基礎科目」修了の有無に関わらず「僧籍科目」のみの受講は出来ません。「基礎科目」のみを受講し修了された方であっても、一旦卒業されると「僧籍科目」のみの受講のための再入学はできません。専門課程へ入学をご検討中で、将来的に「僧籍科目」の受講を希望される方は、十分にご注意ください。
▼「基礎科目」のみを受講して卒業された方が得度習礼、もしくは教師教修に進む場合の選択肢の例
改めて専門課程に入学し、「基礎科目」と共に「僧籍科目」を受講して修了すると、得度講習会・得度考査が免除(卒業後3年間有効)、ならびに教師教修出願資格試験講習会が免除(卒業後5年間有効)されます(※下記図を参照)
宗派(浄土真宗本願寺派)が開催する得度講習会を受講し得度考査を受験、合格し得度習礼を経て得度。20歳以上の本願寺派僧侶であれば、教師教修出願資格試験講習会を受講し教師教修出願資格試験を受験、合格し教師教修を経て教師資格が授与されます(※下記図を参照)
※中央仏教学院では所属寺の紹介や斡旋などはおこなっておりません
※得度習礼・教師教修については 本願寺派宗務所「伝道部」にお問い合わせください