Version 2
Cancer Agenda は一般社団法人CancerXより「クリエイティブ・コモンズ CC BY」で提供しています。原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示することを主な条件とし、改変、営利目的での二次利用も許可されます。Cancer Agenda に関するお問い合わせは info@cancerx.jp までご連絡ください。
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がん就労の現状を可視化する
職場のがん就労への理解を深め、その環境を整える
仕事と治療の両立をすることを規定する法整備
がん就労のオピニオンリーダーを育成し、仕事と両立しているモデルケースを共有する
*世の中に認知されていない潜在的なニーズ(欲求・要求・需要)のこと。それを求める人数が少ない
アンメットニーズを拾い上げられる体制をつくる
*マイノリティとは、障がい者/併存疾患/LGBTQ+/ジェンダー/世代/国籍/信条・宗教等の配慮が要される人たちを示す
がん患者のマイノリティ性にあわせた合理的配慮を鑑み、サポートを拡充する
患者会などを含めた既存の組織と必要なサポートのギャップを可視化する
まちの中に、誰もが気軽に立ち寄れる場をつくる
がんに関わる保健医療福祉の専門職や市民が互いにつながる場をつくる
当事者が大切にしたい事・価値観を周囲の人と共有する
自分に合ったファッション・美容を選べる(アピアランス)
好きな場所に移動しやすくなる(モビリティ)
食べやすい食事の選択肢を増やす
過ごしやすい住宅動線を作る
ACP(人生会議)の認知を上げる
信条・思想等と死生観の関係を探る(宗教・哲学・科学)
終末期の患者や家族の思い・エピソードを集めて公開する
ケアギバーの情報取得・理解のサポート体制をつくる
ケアギバーの健康維持のための受診援助・リフレッシュ休暇取得の推奨
終末期に向けたケアギバーへの相談サポート体制をつくる
グリーフケアの充実
世代に合わせた医療経済の教育
医療保険の適用範囲を最適化する
地域包括ケアの充実
医療・介護業界と民間企業・アカデミアの連携
医療・介護分野の新しい職種の創出やサービスの開発
オンライン診療等の医療DXの推進
医療・介護従事者の働き方改革
情報発信者のファクトチェック体制の充実
誤情報を発信している媒体への規制やレギュレーションが強化される
適切ながんの情報の発信元を知っておく
身近な相談先があることを知る
*自分の病気を医療者任せにせず、自分事として受け止め、いろいろな知識を習得したり、医療者と十分なコミュニケーションを通じて信頼関係を築き、人生を前向きに生きようとする患者の姿勢 (引用元:PEP(Patient Empowerment Program)
世代に合わせたがん教育(学ぶ場)の充実
患者力を向上させる医療従事者を育成する
保健医療福祉の専門職ががんについて学ぶ場をつくる
医療や公的機関以外にがんについて相談できる場をつくる
情報を踏まえて自分にあった治療を選択する
意思決定における医療従事者と患者の関係性を再考する(パターナリズムの再考)
*Quality of Life の略。ひとりひとりの生活の質のこと
治療の際に支持療法・緩和ケアを実施することを当たり前にする(集学的治療)
治療における患者の主観的な評価方法を確立する
ピアサポート等の意思決定をサポートできる人を増やす
がん診療の地域格差・施設間格差の解消
情報格差の解消
治験のアクセス格差の解消
高齢者や希少がんなどの治療法が確立されていないがん患者の治療の開発推進
医療者が専門性を取得するインセンティブを付ける
研究者の雇用環境の改善
チーム医療の好事例を広める(多職種連携、医療と民間、地域との連携)
個人と組織の成長を促す専門領域以外の教育機会を増やす
患者中心の診断法・治療法開発の推進
新薬承認の迅速化
橋渡し研究の活性化
がん患者の個人情報等に関する啓発・法整備
がんの予防法・検診法の開発
がん検診の啓発
自治体・企業検診の標準化
予防のための生活習慣の情報提供
HPVワクチンの普及啓発