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~1枚の絵から始まる物語~FPA Vol.4 投稿受付中!
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第2回文コロ短編賞
最終結果発表!
以下、4作品を第2回文コロ短編賞受賞作品として選出いたしました。
本作品と、第3回文豪コロシアム 優勝作品である「三十年後のVtuberがリスナーの葬式に行く話」の計5作品を、2026年11月刊行予定の「文コロ短編集②」に掲載予定です。
沢山のご応募、誠にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
第1回と比較すると、全体の平均的なレベルは高かった一方で、突出したフックのある作品や、いわゆる問題作と呼べるような強烈な作品は少なかった印象があります。
各選考委員の事前評価においても、21作品は上位群と下位群に大きく分かれました。しかし、上位群の中での順位は委員ごとに大きく異なり、選考会が始まる前の段階で満場一致の候補がある、という状況ではありませんでした。
本賞は、紙書籍として商業出版することを前提としています。そのため、作家の意図に関わらず、差別を助長する可能性のある表現を含む作品については、選出が難しいという方針があります。
これは第1回の座談会でも触れた点ですが、出版社としてリスクが取れないというだけではありません。出版後、社会の批判が作家に向かった時、弊社の企業規模では作家の方を守り切れないという認識があるためです。
ゆえに、特に実在の病気や障害を取り扱う場合には、その表現がなければ物語が破綻するのかどうか、という点まで踏み込んで考えていただきたいと考えております。
良質な作品を書ける力は充分にあるのに、勿体ない。
前回と同様、今回もそう感じる作品がいくつかありました。この点が、作品の質だけで判断する一次選考と、実際の出版まで意識した最終選考において大きく異なる部分です。
なお、今回の受賞作品である「最適化を推奨します」についても、同様の観点から検討を行いました。そのうえで、実在の障害名を出さなくても物語として破綻しないだろうと判断し、受賞作品として選出しています。
文豪コロシアムに集まる作品は、傾向として「重いテーマ」を採用されている方も多く、前回・今回と二年にわたって同じ状況が見られたため、今回あらためて触れさせていただきました。
さて、今回選出となった4作品はいずれも良作でしたが、前述の通り、選考会議前の評価において満場一致で選ばれたわけではありません。
だからこそ、文コロ短編賞の作品は面白い。
文豪コロシアムでは、万人受けするような作品を求めていません。
これは斜に構えているわけではなく、本音として、またビジネス上の方針としての話です。
万人受けするような作品は、文豪コロシアムではなく、大手出版社から世に出るべきだと思っています。財務規模の小さい弊社には、誰もが手に取ってくださるような作品を出版する体力はありません。
だからこそ、程度はありますが、尖った作品、我々でなければ商業出版に踏み切れない作品を選びたいと考えています。
そのため今回は、選考委員の総合評価で単純に上位となった作品ではなく、「誰かが強く良いと評価した作品」を中心に、選者がそれぞれアピールし、選出対象とするかどうかを話し合いました。
その選考過程を経て選出された4作品こそが、文豪コロシアムが世に出すべき作品なのだと自負しています。
予定では、次回の文学フリマ東京にて、『文コロ短編集② 三十年後のVtuberがリスナーの葬式に行く話(仮題)』をお届けする予定です。
是非、お求めいただければ幸いです。
主催および選考委員会
株式会社ウエトマエ
代表取締役 山口 亮太
作者:園長まるき
〈あらすじ〉
若いサラリーマン・高野伊吹は、友人・翔太に誘われ奇妙な店を訪れる。 その名は――ベビールーム。 そこは「誰もが赤ちゃんになれる場所」。 店主の女に導かれ、伊吹は、安らぎを体験する。 やがて、翔太の様子がおかしくなっていく。 電話越しに聞こえた異様な笑い声と、「たすけて」という言葉。 伊吹は想いを寄せる女性・桐谷明里とともに、赤子村へと向かう決意をする。 そこが、癒やしの果てに待つ地獄の入口であるとも知らずに――。
講評
救いがないという読後感。面白いし、文章力も高い。だが結果的に救われないためストレスが高い話になっています。充分に面白いのですが、せっかくストレスを高めるのであれば、ラスト、え、どうなっちゃうの……という答えを書きすぎない方向で物語を帰結させれば、さらに大化けするのではないかとという評価もありました。ただ色々な意見は出たものの、全体的な完成度の高さなど、高評価を得ての選出となりました。
作者:若林亜季
〈あらすじ〉
障害を抱える青年が、社会との摩擦や孤独の中で「AIのように生きる」ことを選ぶ。感情を排除し、最適化された存在として働き、愛を求める彼の姿は、現代の人間関係とテクノロジーの境界を静かに問いかける。
講評
障害に関する記述を修正することを前提とした上で、出版に値すると高い評価になりました。どこか「アルジャーノンに花束を」のような雰囲気を持ちつつ、AIが社会に浸透していく現代に対して、警鐘とも風刺とも取れる題材は純粋に面白かったいうのが選考委員の中の統一の見解でした。
世に出すなら、このタイミングということもあり、選出となっております。
作者:齊藤 想
〈あらすじ〉
アインシュタインは、宇宙船を管理する人工知能の名前である。この宇宙船は、人類移住計画のため、数百人もの人間が収納されている。 長い宇宙旅行を乗り切るためには、冷凍人間では不可能だと判断された。そのため、人間はカプセルの中でゆっくりと成長し、ゆっくりと世代交代させる手法が取られている。 アインシュタインは、荷物に壮大な夢を見させていた。社会生活が営めるように、各カプセルは電子的に繋がれ、ときには恋をする。 若い男女が、恋に落ちた。夢とは気が付かずに。
講評
短編SFとしての組立として、ほぼ完璧なのではないか。
そういう評価がある一方、ここまで準備されている宇宙船が小さなデブリの影響を受けるのかといった指摘もありましたが、そもそもの題材が面白く、また、着想も実は既存SFには無い方向なのではないかという点も踏まえ、選出となりました。
作者:坂井千秋
〈あらすじ〉
私立玉蘭女子学園高等学校、生徒会長・一条怜花。成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗、校内の誰もが認める完璧才女の彼女には、決して知られてはならない秘密があった。それは早朝、ほかの生徒が来ていない時間に生徒会室でこっそりお気に入りのBL同人誌を読むこと。今日もいつものように早朝の生徒会室にやってきた怜花。しかしなぜか、隠していたBL本がなくなっていた! そんな……わたしのBL誌は――わたしの聖典は、どこへ――。彼女の悲鳴を聞き、駆け付ける三人の役員たち。はたして怜花は、無事彼女の聖典を取り戻すことができるのか?
講評
第3回文豪コロシアムの優勝作品も含め、今回短編集に掲載される作品の中で清涼剤となる作品。やや序盤が重い部分があるが、キャラクターの立ち位置、お約束的なストーリー展開など、安心感をもって読み進められる、そして、エンタメとして高い完成度をもっているという点で、選考委員の間でも高評価を得た作品でした。
応募総数96作品の中から一次選考を通過したのは以下の21作品です。
最終結果発表は5月末頃~6月初旬頃を予定しております。
知らない 作者:坂井千秋
褌姻猫写 作者:地辻夜行
聖典の行方 作者:坂井千秋
盾 作者:なちふたろ
おっくんおっくん 作者:金華山金華
最適化を推奨します 作者:若林亜季
ピラニアルカディア 作者:ファラ崎士元
残影 作者:なちふたろ
ブルーパピヨンは宙を舞う 作者:坂井千秋
アインシュタインの夢 作者:齊藤 想
白と黒の間の人 作者:三峰キタル
心友 作者:yuuk
おんなのこ探偵団 作者:yuuk
びぃだまのみずうみ 作者:瀧田 悠真
幻想花 作者:草笛
不感症の僕から依存症の君へ 作者:草笛
猫は重くなかった 作者:(非公開)
ハハオヤサガシ 作者:はじめアキラ
ベビールームリバース 作者:園長まるき
異世界転移者生物群集の生態系遷移について 作者:(非公開)
「文豪コロシアム」では、短編集に収録するオリジナル短編小説を広く募集します。
文体、ジャンルは問いませんが、読者を引き込む独創的な物語を求めています。あなたの才能を存分に発揮してください。
- テーマは自由。
- 募集開始:2025年11月1日(月)
- 募集締切:2026年1月14日(水)
- プロアマ不問。どなたでも参加OK!
- 一人何作品でもOK。
以下の条件を満たした作品を、「文豪コロシアム」上に投稿し、指定のタグをつけてご応募ください。
応募条件
- 作品はオリジナルで未発表のものに限ります。
- 文字数:4,000字以上~40,000字以内 (文豪コロシアムのエディタでカウントした文字数)
- 「文豪コロシアム」に作品を投稿し、タグ「文コロ短編②」をつけてください。
- 小説であること(脚本形式などは選考対象外)
- 利用規約違反が確認された作品は、選考対象外となります。
-日本語以外で書かれた作品、性描写・残虐描写が過度な物、二次創作に該当する作品 は除外対象とします
- 物語の独創性やキャラクターの魅力、文章表現の豊かさを総合的に評価します。
-文豪コロシアムレーベルとして、「読者にぜひとも読んで欲しい」。そう思える作品を募集します!
-1次審査: 2026年1月下旬から3月中旬
1次審査選考委員会において読み込みを行い、評価を実施。上位作品が最終選考に進みます。
1つの作品を必ず複数の審査員が読み込んで評価を行います。
評価シートを作成して、応募いただいた方にフィードバックします(抽選で30作品まで)
-最終審査: 2026年3月下旬から4月
1次審査により選出された作品(10~12作品)から、短編集に掲載する作品を選出します(3~4作品)
総文字数により、選出する作品数は変更にある場合がございます。
最終審査:文コロ編集部
- 選考結果は2026年5月頃、文豪コロシアムのウェブサイト及び公式SNSにて発表します。
- 選出された作品は、2026年冬頃、一般書籍として発売予定の『文豪コロシアム短編集(仮題)』に収録されます。
- 2026年冬に刊行予定の短編集「文豪コロシアム短編集(仮題)」への掲載(当社規定に基づき印税についてはページ数による按分でのお支払い)
- 本コンテストへの応募をもって、本注意事項および応募規定に同意いただいたものとします。
- 応募作品は未発表のオリジナル作品に限ります。
- 他サイトでの掲載・他のコンテストへ応募中の作品でも問題ありませんが、本賞で受賞を発表した場合は、当社からの出版権を優先させていただくことを条件とします(本コンテンストの審査期間中に他のコンテストで受賞した場合は、速やかにご連絡ください)
- または過去に入賞・掲載された作品は応募できません。
- 刊行用に大幅な加筆・改稿をお願いする場合がございますのでご了承ください。
- 応募に関して不明点がある場合は、文豪コロシアム運営事務局までお問い合わせください。
-応募作品の著作権は応募者に帰属しますが、選出された作品に関しては、当社が出版権、複製権を持ちます。
-その他の二次利用についても、事前にご相談いたします。
-他社にて書籍化済み、もしくは書籍化が決定している作品については受付できません。
以下のフォームより文豪コロシアム運営事務局宛
株式会社ウエトマエ 文豪コロシアム事業部
- 応募者は「文豪コロシアム」に作品を投稿し、指定タグ「文コロ短編②」をつけてエントリー。
- 投稿期間中、作品が利用規約に準じたものであるかを自動チェック。違反が確認された作品は応募無効。
- 審査に基づいて10~12作品を選定します。
- 選考委員会において、第1次選考を通過した作品の中から、短編集に収録する4~6作品を決定します。
- 文豪コロシアムのウェブサイト及び公式SNSにて、選定された作品を発表し、短編集に収録されることをお知らせします。
- 受賞者には個別に通知。