2026年9月15日
第154回表面技術協会講演大会にて、銀担持ナノサイズゼオライトのコーティングへの応用に関する3件の研究成果を発表
銀担持ナノサイズゼオライトは、銀の作用により材料表面へのバイオフィルム形成や生物付着を抑制し、これに伴う鉄鋼材料の腐食を低減することが期待される。今回の発表では、シリコーン樹脂およびアクリル樹脂へのナノサイズゼオライトの分散状態とその制御、コーティング表面におけるバイオフィルム形成抑制効果、さらに海洋環境における生物付着と腐食挙動との関連について報告した。
特に海洋浸漬試験では、画像解析とPersistent Homology(パーシステントホモロジー)を用いることで、コーティングによる腐食抑制効果を定量的に評価するとともに、バイオフィルム形成との関連性について検討した。
具体的な三件の発表は次の通り.
ナノサイズゼオライトのシリコーン樹脂中への分散状況の検討
兼松秀行, 河合里紗, 小川亜希子, 山本真矢, 垣永貴光, 吉村倫一, 中野貴由
アクリレート系樹脂へのナノサイズゼオライト分散皮膜とバイオフィルム特性
兼松秀行, 小川亜希子, 垣永貴光, 山本真矢, 中野貴由
2026年9月4日
デジタルツインで拓く材料プロセス革新ーASM インターナショナル旗艦誌「AM&P」に解説論文掲載
流体力学解析ソフトウエア「Prometech Software」(プロメテック・ソフトウエア株式会社製、https://prometech.co.jp/ )を用いて、積層造形技術やバイオフィルムリアクターの設計にデジタルツインを応用した事例を紹介する解説論文が、ASMインターナショナルの旗艦誌「AM&P(Advanced Materials & Processes)」9月号に掲載されました。本手法は従来のメッシュ法とは異なり、流体を粒子の集合体として扱って解析する点が特徴で、実際の現象をより忠実に再現・解析することを可能にし、デジタルツイン技術の展開に大きく貢献するものと期待されます。
材料プロセス改善のためのデジタルツインとフロー・シミュレーション
https://researchmap.jp/hidekanematsu/published_papers/54921412
兼松秀行, ジェレミー・ノップ, 小川亜希子, 中野貴由
先端材料とプロセス 184(5) 23, 2026年9月4日
https://static.asminternational.org/amp/202609/27/
北海道函館市で開催された日本Additive Manufacturing学会 第2回講演大会において、次の講演を行いました。本講演は、ゼオネクスト株式会社が開発・販売するナノサイズゼオライトに銀イオンを担持した抗菌材を光硬化アクリル樹脂中に分散させ、バイオフィルム形成を抑制する技術に関するものです。分散技術と抗バイオフィルム性との相関に焦点を当てており、今後もVat Photopolymerization技術を表面処理へ応用する研究展開を検討して参ります。
積層光硬化アクリル樹脂中へのナノサイズゼオライト分散とそのバイオフィルム特性
兼松秀行、小川亜希子、山本真矢、垣永貴光、中野貴由
日本Additive Manufacturing学会 第2回講演大会、2026年9月3日、日本Additive Manufacturing学会
https://researchmap.jp/hidekanematsu/presentations/54916348
KES 2026オンラインセッションにて2件の研究発表を実施
アイルランド・ダブリン市で開催されるKES 2026(第30回 知識ベース・知的情報工学システムに関する国際会議)に先立ち、オンラインセッションが実施され、株式会社BEL(本社:大阪府堺市)は2件の研究発表を行いました。1件目は弊社代表取締役CEOの兼松秀行が、2件目は独立行政法人国立高等専門学校機構 鈴鹿工業高等専門学校の小川亜希子博士が発表を行いました。いずれの発表も、弊社が独自技術として開発を進めている、パーシステントホモロジーを用いた画像定量化システムを応用したものです。
■発表1
パーシステントホモロジーによる玉鋼構造色の審美的複雑性の定量化
兼松秀行、小川亜希子、松井良行、吉武道子、別所毅、市野良一、足立吉隆、中野貴由
KES 2026(第30回 知識ベース・知的情報工学システムに関する国際会議)、2026年9月3日、KES International
http://kes2026.kesinternational.org/
■発表2
専門家の目を超えて:顕微鏡画像におけるバイオフィルム同定のための客観的枠組みとしてのパーシステントホモロジー
小川亜希子、中平勝子、小川信之、兼松秀行
KES 2026(第30回 知識ベース・知的情報工学システムに関する国際会議)、2026年9月3日、KES International
http://kes2026.kesinternational.org/
このたび株式会社BELは、パーシステントホモロジー(Persistent Homology)を利用した材料表面状態の評価技術について、日本国特許庁に特許出願を行いました。
本技術は、材料表面に形成されるバイオフィルムや、それに関連して生じる腐食などの表面状態について、従来の評価方法を補完し、より定量的な評価を可能にすることを目的として開発したものです。
パーシステントホモロジーは、複雑なデータに内在する形状や構造的特徴を位相幾何学的に捉える解析手法です。当社では、この手法を材料表面の評価へ応用する研究を進めており、その成果の一部を今回の特許出願につなげました。
今後、国際的な権利化も視野に入れ、PCT(特許協力条約)に基づく国際出願を行う予定です。
発明の名称:
「パーシステントホモロジーを利用した材料表面状態の評価方法、評価装置及びプログラム」
2026年8月25日、American Chemical Society(ACS:アメリカ化学会)の秋季大会 ACS 2026 Fall Meeting において、パーシステントホモロジー(Persistent Homology)を用いたバイオフィルムのラマン分光解析に関する研究成果を発表しました。
本研究では、材料表面に形成されたバイオフィルムのラマンスペクトルについて、従来のように個々の特徴的なピークの同定だけに依存するのではなく、スペクトル全体に現れるピークのパターンや構造的特徴を、パーシステントホモロジーを用いて包括的に捉える解析方法を提案しました。
パーシステントホモロジーは、データに内在する形状や構造的特徴を位相幾何学的に捉える手法です。本研究を通じて、バイオフィルムの分光学的評価をはじめ、複雑なスペクトルデータの解析におけるパーシステントホモロジーの応用がさらに広がることを期待しています。
“Topological fingerprinting of biofilm Raman spectra via persistent homology: Beyond peak identification to holistic spectral characterization”
Hideyuki Kanematsu, Akiko Ogawa, Ryoichi Ichino, Takayoshi Nakano
ACS 2026 Fall Meeting, August 25, 2026, American Chemical Society
2026年8月11日、英国Institute of Materials Finishing(IMF)の旗艦誌 Transactions of the IMF のオンライン版に、材料表面の抗菌性、抗ウイルス性および抗バイオフィルム性の評価に関するレビュー論文が先行公開されました。
本レビューでは、表面処理材料の抗菌性、抗ウイルス性および抗バイオフィルム性を評価するための国際規格について、それぞれの評価原理、特徴および課題を整理し、批判的な観点から総括しています。
材料表面に付与された生物学的機能を適切に評価するためには、それぞれの試験法や国際規格が何を評価しているのかを正しく理解することが重要です。本論文が、機能性表面材料の研究開発から実用化、標準化に至るまで、適切な評価法を選択するための一助となることを期待しています。
“International standards for evaluating antibacterial, antiviral, and antibiofilm properties of surface-finished materials: a critical review”
Hideyuki Kanematsu, Akiko Ogawa, Ryoichi Ichino, Takayoshi Nakano
Transactions of the IMF, pp. 1–10, Online published August 11, 2026.
2026年8月、日本AM学会の旗艦誌『AMフューチャー』に、「抗菌材を分散させた積層造形表面の抗バイオフィルム性」と題する論文を発表しました。
本研究では、ゼオネクスト株式会社が製造するナノサイズゼオライトに銀イオンを担持させた抗菌材料を、シリコーン樹脂およびアクリル樹脂にそれぞれ分散させたコーティング材料を対象として、樹脂中への抗菌材料の分散と抗バイオフィルム性能との関係について検討しました。
積層造形(Additive Manufacturing: AM)の表面に抗菌・抗バイオフィルム機能を付与するためには、抗菌材料そのものの性能に加えて、材料中での分散状態や母材となる樹脂との組み合わせも重要な要素となります。本論文では、こうした観点から機能性コーティング材料としての可能性について考察しています。
「抗菌材を分散させた積層造形表面の抗バイオフィルム性」
兼松秀行,小川亜希子,三浦英和
『AMフューチャー』2巻2号,pp. 137–140,2026年8月
2026年7月、技術情報協会より専門書『バイオフィルムの除去,防止と形成阻害剤の開発』が発刊されました。本書において、「バイオフィルムの各種評価法」と題する章を執筆しました。
バイオフィルムは、その形成状態や構造が複雑であり、単一の手法のみで適切に評価することは容易ではありません。本稿では、バイオフィルムの評価に用いられる各種手法について解説し、複数の評価法を組み合わせて多面的に解析することの重要性について述べています。
本稿が、バイオフィルムの基礎研究から形成防止・抑制技術の開発まで、幅広い分野における評価手法の選択と活用の一助となることを願っています。
「バイオフィルムの各種評価法」
兼松秀行
『バイオフィルムの除去,防止と形成阻害剤の開発』pp. 45–57、技術情報協会、2026年7月
本記事では、自然環境にさらされる文化財や歴史的建造物を対象として、外観を維持しながらセラミックスに近い安定性を有する保護膜を形成するシリコーン系無機コーティングの特徴と、その実際の適用事例について紹介しています。
また、株式会社ディアンドディの佐野博士がトルコ・カッパドキアの文化遺産にコーティングを施工している様子が、同号の表紙を飾りました。
How Silicone-Based Inorganic Coatings Help Protect Cultural Heritage and Historical Monuments
Hideyuki Kanematsu, Akiko Ogawa, Akira Suzuki, Takayoshi Nakano
Advanced Materials & Processes, Vol. 184, No. 4, pp. 32–34, July 2026.
本論文では、材料表面に形成されるバイオフィルムの評価に関する国際規格ISO 4768の意義について解説するとともに、同規格に基づく評価手法が、産業界における材料評価のみならず、アカデミアにおける基礎研究にも有用であることを述べています。
共著者は、鈴鹿工業高等専門学校の小川亜希子博士、奈良女子大学の河合里紗博士、および大阪大学の中野貴由教授です。
弊社代表兼松秀行は,大阪大学大学院工学研究科特任教授として韓国表面科学工学会(KSSSE)2026年大会に招待され,「ナノサイズ銀担持ゼオライトの表面処理技術への応用」と題したPlenary講演を行い,同学会より表彰を受けました.
弊社代表兼松秀行は,韓国海洋大学校(Korea Maritime and Ocean University)において,同大学の学生約70名を対象に,「Biofilm-Induced Corrosion and Mitigation via Hybrid Coating」と題した講演を行いました.学生の皆さんには大変熱心にご聴講いただきました.
弊社代表兼松秀行は,ASMインターナショナルの先端材料製造技術委員会定例会議において,「抗菌性銀分散樹脂コーティングのVAT光重合法による作製とその抗バイオフィルム特性」と題してオンラインにて講演を行いました.
弊社代表兼松秀行は,株式会社エキスパートビジネスの技術顧問に就任いたしました.これに伴い,弊社では新たな分野における技術研究活動も開始しております..ホームページ:https://expertbus.biz/?page_id=21
弊社代表兼松秀行は,中村超硬株式会社の100%子会社であるZeo Next株式会社の技術顧問に就任いたしました.これを機に,弊社ではナノサイズゼオライトに関する研究活動を開始しております.Zeo Next社ホームページ: https://www.zeonext.co.jp/
弊社代表兼松秀行は,第153回表面技術協会講演大会(神奈川県横浜市・関東学院大学金沢八景キャンパス)において,同協会で最も名誉ある「武井記念講演」の演者として指名され,「材料表面処理から見たバイオフィルム研究と産学連携」と題して講演を行いました.多数の方にご聴講いただき,深く感謝申し上げます.また,代表はこのほか一般講演二件を行い,BEL株式会社の研究成果の一端を発表いたしました.
ナノサイズ銀担持ゼオライト分散アルコキシシラン系 樹脂コーティングの海洋中における生物付着挙動
兼松秀行, 市野良一, 別所毅, 吉武道子, 中野貴由
クリスタルバイオレット染色によるバイオフィルムの生成形態の解析
兼松秀行, 吉武道子, 中野貴由
このたび、弊社株式会社BEL代表 兼松秀行が、PacForce社の Chief Science Officer (Advisory) に就任いたしました。
PacForce社は、先端技術を同盟国間で社会実装していくことを目的とした企業であり、兼松はこれまで培ってきた表面工学、腐食科学、バイオフィルム研究の経験を活かし、同社の技術的支援を行う予定です。
兼松は、40年以上にわたる学術研究の経験を、産業界との連携を通じて実際の技術として社会に役立てていくことを目指しております。
株式会社BELは、このような機会をいただいたことに感謝するとともに、世界の多くの研究者・技術者の皆様との協力を通じて、今後も技術の社会実装に貢献してまいります。
名古屋市工業研究所(名古屋市熱田区六番町)にて、めっき技術研究会が開催され、弊社代表 兼松秀行が「技術者が起業するという選択」と題して招待講演を行いました。
予稿集は有料となっておりますので、詳細については名古屋市工業研究所内めっき技術研究会までお問い合わせください。
講演原稿抜粋
“Whether you think you can or think you can’t – you are right.” — Henry Ford
冒頭に挙げた自動車王 Henry Ford の言葉は、「自分にはできると思っても、できないと思っても、その思い込みの通りになる」という意味である。
もう少し柔らかく言えば、「できると思えば道は開けるし、無理だと思えばそこで終わる」ということであろう。
ご存じの通り、Ford は技術者である前に起業家であった。当時、自動車の大量生産はほぼ不可能と思われていたが、彼はそれを可能にした。
つまりこの言葉は、「未来の可能性は、まず信じるかどうかで分岐する」という起業家視点の言葉なのである。
できると思う人は「試す、工夫する、続ける」という方向へ進む。一方、無理だと思う人は最初から動かない、あるいは小さな失敗でやめてしまう。その結果として、現実の結果も分かれていくことになる。
結局 Ford が言いたかったのは、「可能性は客観ではなく主観、すなわち思いから始まる」という起業家視点の表現なのではないだろうか。
(以下省略)
東京にて開催された表面技術協会総会において、株式会社BEL 代表取締役 兼松秀行が功績賞を受賞いたしました。
表面技術協会は、表面科学・表面工学および表面処理技術の分野において、我が国を代表する学協会の一つです。
本賞は、これまで長年にわたりご指導・ご支援を賜りました多くの皆様のご協力の賜物であると、深く受け止めております。
関係各位に心より感謝申し上げます。
株式会社BEL 代表取締役 兼松秀行は、外部アドバイザリーの立場において、PacForce社のチーフ・サイエンス・オフィサー(CSO/アドバイザリー)に就任しました。
株式会社BELは、業務委託の枠組みに基づき、ゼオネクスト株式会社との新たな正式協業を開始しました。
本協業において、株式会社BEL 代表取締役 兼松秀行は、外部研究フェローとして参画します。
株式会社BEL(本社:大阪堺市)は,当社代表の兼松秀行が横浜で開催された第四回先端材料大会において,”粉体流動ソフトウェアを用いた同心円型バイオフィルムリアクターにおけるせん断応力分布およびバイオフィルム形成のシミュレーション評価”と題した講演を行いました.この講演において,Prometec software社開発のシミュレーションソフトを用いて,バイオフィルムリアクターの各所剪断応力の算出とリアクターのあり方について議論を行いました.
粉体流動ソフトウェアを用いた同心円型バイオフィルムリアクターにおけるせん断応力分布およびバイオフィルム形成のシミュレーション評価
兼松秀行, 桒原督弥, Jeremy Knopp, 藤枝忠臣, 吉武道子, 中野貴由
第4回先端材料大会(MRM2025/IUMRS-ICA2025) 2025年12月10日
株式会社BEL(本社:大阪府堺市)は、当社研究顧問である吉武道子博士(物質・材料研究機構 名誉研究員)が、「表面偏析シリーズ:材料の現象・物性を考える」と題した動画をYouTubeにて公開したことをお知らせいたします。
本シリーズでは、材料表面における偏析現象とその物性への影響について、具体的な事例を交えながらわかりやすく解説しています。ぜひご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=kNyBpBy4AzQ
第35回日本MRS年次大会 (2025年11月11日)において下記の講演を行いました.
題目:異なる装置を用いたせん断応力条件下におけるバイオフィルム形成の比較
著者:兼松秀行, 河合里紗, 吉武道子, 中野貴由
概要:本研究では,異なるせん断場を与える2種類の円筒型ラボスケールバイオフィルムリアクターを用いる。装置Aでは試験片を鉛直円筒内面に設置し,菌懸濁液を下部から上部へ試験片表面に平行な方向に連続供給することで,表面に沿った層流せん断場を与える。装置Bでは同形状の円筒を水平配置とし,円筒自体を回転させることで,内面の試験片に周方向せん断場を付与する。両装置とも流量および栄養条件を制御して運転し,ISO 4768(2023)に従い,目視観察,顕微鏡観察,染色画像解析によりバイオフィルム形成を評価する。平行流および周方向流条件下で形成されたバイオフィルムに対するせん断応力分布を,Prometech Software社のParticleworksを用いて数値解析し,将来製作予定のタンク型リアクターのせん断応力分布を算出した。そのうえで,鉛直上向き流れを有するリアクターと同程度のせん断応力を,円周方向流れを有するリアクターでどのような条件下で再現可能かを検討した。
国際会議 AEPSE 2025 / ICSE & Regional Interfinish(https://www.aepse.org/2025/index.html)に参加のため、タイ・プーケットに来ています。
Prometech Software(https://prometech.co.jp/)が開発したCFDソルバー Particleworks を、バイオフィルムリアクター設計と剪断応力評価に適用した事例について招待講演で発表しました。
Prometech と PacForce(https://pacforce.com/)のご支援に感謝します。
— VAT重合による抗バイオフィルムコーティング、3Dプリンタ製SUS316Lの表面設計、PP表面改質の最新知見を報告 —
【サマリー】
10月18~23日、米国ミシガン州デトロイトで開催の IMAT 2025 に参加し、3件の口頭発表を実施
Committee Summit、IMR(International Materials Review)、AM&P の各委員会にも出席し、国際的な議論・ネットワークを強化
医療・衛生・産業分野に資する 抗バイオフィルム表面設計 の実用化に向けて、共同研究を一層推進
(IMAT 2025 概要)
https://www.asminternational.org/imat/?srsltid=AfmBOopuP5DL6mvD_c5kkxNgLuiC_Nva2E2Ss1oDXIZwkzQihGciL429
Antibiofilm Coatings via VAT Polymerization: Fabrication and Biofilm Inhibition Assessment
著者: 兼松秀行、筒井さくら、西塚暖乃、三浦英和、小川亜希子、幸後健、平井信充、才木常正、大津 彰、平山明宏、吉武道子、中野貴由
Evaluation of Anti-Biofilm Properties of SUS316L Fabricated by 3D Printing and the Effect of PE Resin Application
著者: 兼松秀行、伊藤有紗、才木常正、大津 彰、平山明宏、三浦英和、小川亜希子、幸後健、平井信充、吉武道子、中野貴由
Surface Modification of Polypropylene with Alkoxysilane Resin and Its Biofilm Prevention Effect
著者: 兼松秀行、長江萌々珂、三浦英和、小川亜希子、幸後健,才木常正、大津 彰、平山明宏、平井信充、吉武道子、中野貴由
国際舞台で得られた議論とつながりは、材料表面の衛生性・耐食性・信頼性を高めるうえで大きな推進力になります。共同研究・実装パートナーの皆様のご支援に深く感謝申し上げます。
医療機器・水処理・食品設備などでの抗バイオフィルム表面の適用検証を拡大
VAT重合×抗菌分散剤の複合設計、AM材(積層造形)表面の最適化を継続
2026年の学会・展示会での成果報告と、産学連携による実機PoCの推進
BEL株式会社について
BELは、材料・表面工学・評価技術を核に、モノ×データ×サービスでお客様の課題解決(抗バイオフィルム、耐食、機能性表面)を提供するソリューションカンパニーです。研究開発からPoC、量産立上げ・教育まで一貫支援します。
BEL株式会社 広報 info@bioenglab.org
株式会社BEL(本社:大阪府堺市、代表取締役:兼松秀行)は、2025年9月28日~10月1日に米国オハイオ州コロンバス市で開催された**MS&T 2025(Materials Science & Technology Conference)および、翌10月2日にWright State University(ライト州立大学)**で開催された材料科学セミナーにおいて、粉体および流体シミュレーション技術を材料プロセスに応用する研究成果を発表しました。
本講演では、株式会社Prometech Software社が開発した離散要素法(DEM)に基づく粉体シミュレーションソフトウェアを活用し、セラミック積層造形、粉末冶金、金属3Dプリンティングなどの材料プロセスにおける粉末挙動解析を行いました。これにより、粉体充填挙動の可視化と最適化設計、さらには焼結や層形成の均一性向上など、プロセス理解の深化と材料性能向上に向けた新たな知見が得られました。
発表はいずれも会場で大きな関心を集め、米国をはじめとする各国の大学研究者および産業界からの多くの質問・意見交換が行われました。BELでは今後も、デジタルツイン技術とマテリアルサイエンスの融合を通じて、材料研究と社会実装の新たな方向性を切り開いてまいります。
セラミック積層造形における粉末挙動シミュレーション ― プロセス理解の深化と材料性能向上に向けて
MS&T 2025(2025年10月1日)
兼松秀行、桒原督弥、Jeremy Knopp、藤枝忠臣、中野貴由
粉末冶金における焼結プロセス最適化に向けた粉体挙動のシミュレーション
MS&T 2025(2025年10月1日)
兼松秀行、桒原督弥、Jeremy Knopp、藤枝忠臣、中野貴由
金属3Dプリンティングにおける加工性と流動性向上を目的とした粉末挙動のシミュレーション
MS&T 2025(2025年10月1日)
兼松秀行、桒原督弥、Jeremy Knopp、藤枝忠臣、中野貴由
セラミック積層造形における粉末挙動シミュレーション ― プロセス理解の深化と材料性能向上に向けて
MS&T 2025(2025年9月29日)
三浦英和、兼松秀行、河合里紗、中野貴由
バースト型交番電磁場が低細胞濃度における細菌増殖およびバイオフィルム形成に及ぼす二重効果
Wright State University 材料科学セミナー(2025年10月2日)
兼松秀行、桒原督弥、Jeremy Knopp、藤枝忠臣、中野貴由
粉体シミュレーションソフトウェアの材料プロセスへの応用
このたび、株式会社BEL(Biofilm Engineering Laboratory)は、大阪大学(英語表記移行期:The University of Osaka)との協働により、American Chemical Society(米国化学会)から「ACS Meetings & Expositions Presenter at ACS Fall 2025」の認定を受けました。
この認定は、当社がこれまで取り組んできた表面科学、バイオフィルム研究、デジタルツイン技術の国際的な推進活動を評価いただいたものです。
今後も、材料科学と環境分野の発展に貢献し、国際連携を通じて社会に還元できる研究を進めてまいります。
認定リンク(ACS公式): https://credentials.acs.org/0768ab9c-0507-4dd3-adab...
2025年9月吉日
株式会社BEL
株式会社BEL(代表取締役 兼松秀行)は、現在開発中の抗バイオフィルムコーティング剤に関して、一連の論文発表および学会講演を行いましたのでお知らせいたします。これらの研究は、材料科学および積層造形技術を基盤とし、医療や産業分野におけるバイオフィルム対策への新たな展開を目指すものです。
「材料科学から見たグラフェン分散型アルコキシシランコーティングの抗バイオフィルム性能」
兼松秀行, 呉松竹, 河合里紗, 三浦英和, 中野貴由
英国材料表面処理学会誌 103(4), 204-210, 2025年7月
「第四級アンモニウム塩を基盤とするジェミニおよびトリマー界面活性剤の抗菌性能と界面吸着挙動」
河合里紗, 古市彩, 矢田詩步, 兼松秀行, 吉村倫一
Colloid and Interface Science Communications 67 100850-100850 2025年7月
「スキャンニングイオンコンダクタンス顕微鏡と共焦点レーザー走査型顕微鏡の組み合わせにより明らかになったガラス表面に形成されたバイオフィルムの三次元構造 」
平井信充, 三輪有平, 服部俊太, 兼松秀行, 小川亜希子, 岩田太
Microorganisms 13(8) 1779-1779 2025年7月30日
「VAT光造形法で作製したイオン液体混合アクリル樹脂の抗バイオフィルム特性」
兼松秀行, 筒井さくら, 小川亜希子, 幸後健, 平井信充, 才木常正, 大津彬, 平山明宏, 綱島克彦, 河合里紗, 中野貴由
米国化学会 2025年度秋季大会, 2025年8月20日
「抗菌材を分散させた積層造形表面の抗バイオフィルム性」
兼松秀行, 河合里紗, 中野貴由
日本Additive Manufacturing学会 第一回講演大会, 2025年9月3日
弊社は引き続き、産学連携や共同開発を通じて社会実装に向けた研究を推進してまいります。ご関心をお持ちの方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社BEL
所在地:大阪府堺市
代表取締役:兼松秀行
E-mail:info@bioenglab.org