プレイエルはフランスのパリに本社を置く、プレイエル社で作られていたピアノです。このピアノは軽妙で歌うような自然な音色が特徴のピアノです。このピアノは作曲家のショパンが愛用していたという点でも有名です。
フレデリック・ショパン(1810-1849)
フレデリック・ショパンは十九世紀の作曲家です。彼は作曲した曲の中でも、ピアノの曲が大半を占めており、ピアノの詩人と呼ばれていました。
ショパンの楽曲はほとんどがこのプレイエルで作られており、ショパンの友人であるフランツ・リストは「ショパンは銀色のように美しく、いくらかベールのかかったような音の響きと、非常に弾きやすいタッチの故にプレイエルを好んだ 」と語っており、ショパン自身も「私は気分が良くて、自分の求めるものを得るための充分な心身の力のあるときにはプレイエルも弾く 」と語ったとされています。
そんなプレイエルですが、今現在は会社の経営不振により、生産は中止されています。