グループ4:CA基盤
次世代CAクラウドの構築と運用および国際標準化の推進
次世代CAクラウドの構築と運用および国際標準化の推進
多様な人々が自在に技能を融合し、経験を共有できる次世代アバタープラットフォームの構築を目指します。
概要: プロジェクト全体、さらにはムーンショット目標1全体で活用が可能なサイバネティックアバター(以下「CA」)クラウドの構築と運用を行います。
CAと利用者とを効率的につなぐための低遅延、高速、高信頼性のCAクラウドを構築します。公共性を持つCAクラウドを開発するため、CA接続のためのAPI(Application Programming Interface)の国際標準化、通信の安全性確保およびサービスロボットの規格や安全性の研究を行います。他の研究開発課題で開発されたコア技術をCAクラウドに迅速に接続して稼働させることで、研究の社会実装の加速を目指します。
目標: 複数の人が複数のCAと繋がって、技能や経験を複製・分割・統合・編集することを可能とするCAクラウドの構築を目標にしています。本プログラムで開発する各種CAおよび既存のロボットをCA化して、本クラウド上で稼働する状態を構築します。最終的には人3:CA3の複数対複数接続を可能とします。CA基盤クラウドへの接続を標準化することで、あらゆるCAや操作者が接続可能なクラウドの運用を目指します。CAの規格や安全性については国際標準化を目指します。
CAガイドライン
サイバネティックアバター(以下「CA」)が、社会に普及していくためには、CAがロボットとして備えるべき機能や設計等に共通に必要とする要件がある一方で、CAが導入されていく場所が、どのような場所で、どのような利用を目的としているのかによって、CAに必要とされる機能や設計に必要とされる要件などが存在します。CA設計の参考となるよう、現在CAの活用シーンとして求められている用途や場所を分類に分けて、CAやその利用者、それぞれに必要とされる設計指針や利用時の注意事項として、関連場所で得られたデータ等を、参考資料としてまとめ、ガイドラインとして公開します。データのアップデートは、継続して行っていきます。