解熱鎮痛剤としては、ロキソプロフェンやジクロフェナクなどの一般的なNSAIDsとは異なるカテゴリーに分類され、小児から高齢者まで幅広い層に安全に使用されています。特に、インフルエンザなどのウイルス感染症においても、他のNSAIDsによるインフルエンザ脳症のリスクが少ないため、多用される要因となっています。
使用量の目安:
小児: 体重1kgあたり10mgが目安です(例:体重10kgのお子様には100mg)。
代謝経路:
この薬剤はグルクロン酸抱合という代謝経路で代謝されます。グルクロン酸抱合はブドウ糖(グルコース)を代謝に利用するため、肝機能や腎機能が低下している患者様でも排泄遅延が少なく、安全に使用できる点が特徴です。