解熱鎮痛剤としては、ロキソプロフェンやジクロフェナクなどの一般的なNSAIDsとは異なるカテゴリーに分類され、小児から高齢者まで幅広い層に安全に使用されています。特に、インフルエンザなどのウイルス感染症においても、他のNSAIDsによるインフルエンザ脳症のリスクが少ないため、多用される要因となっています。
使用量の目安:
小児: 体重1kgあたり10mgが目安です(例:体重10kgのお子様には100mg)。
代謝経路:
この薬剤はグルクロン酸抱合という代謝経路で代謝されます。グルクロン酸抱合はブドウ糖(グルコース)を代謝に利用するため、肝機能や腎機能が低下している患者様でも排泄遅延が少なく、安全に使用できる点が特徴です。
抗ヒスタミン薬は、名前の通り、アレルギー反応において重要な物質であるヒスタミンの働きを抑える薬です。
ヒスタミンは、アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎など、体内でアレルギー反応が起こる多くの場面に関与しています。
このヒスタミンの作用を抑制することで、風邪や花粉症による鼻水、かゆみなどの症状の緩和に効果を発揮します。
そのため、鼻水を抑える目的で服用したにもかかわらず、かゆみも改善するなど、予想していなかった症状にも効果が現れることがあります。これは、多くの症状にヒスタミンが関係しているためです。
一般に販売されている風邪薬にも含まれており、最近では市販薬(OTC医薬品)としても知られるアレグラやアレジオンなども、この抗ヒスタミン薬に分類されます。
注意点
抗ヒスタミン薬は様々な薬に含まれているため、知らず知らずのうちに重複して服用してしまう可能性があるため、注意が必要です。
ご不明な点やご相談は、あおぞら薬局までお気軽にご連絡ください。