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東海村の河本紀久雄氏が主宰する「漢詩」のサイト同好会です。
漢詩に興味のあるかたは、ぜひ書き込みください。
1.最初は漢詩の定義から書き込んでみます。
詩とは中国に生まれた漢字の詩で、古体詩と近体詩に分類される。
古体詩は字の如く初期の詩で明確な型や法則はない。
近体詩は唐以後の新しいもので、多くの制約がある。それは主に声の流れに重点をおいた一種のルールである。例えば:
平仄(ひょうそく)、韻(いん)である。
形としては:五言と七言があり、句数として:絶句・律詩・五言排律がある。
この様に唐の時代に体系化がなされたことより、唐詩とも言われる。
日本では平安時代に流行し、750年代には漢詩集として「懐風藻」が発刊され、「和漢朗詠集」では多くの中国の詩が紹介されている。         2/25(かわもと)
2.漢詩のルール
  下図は5言絶句の2方式を示す。
 2.1平仄
  1)上段は平起式で平字=白丸に字からスタートし○○○●●で起句が終る。
    承句は逆に●から始まる。この様に順番に決められた字を使って、5字×4 
    句=20字で詩を構成する。
  2)下段は仄起式で、これは仄字=●からスタートする。
  3)半黒の丸はどちらでもOKである。
  4)平字、仄字は何か?
    ・漢字音で抑揚の無い平らな発音の字が平字
    ・漢字音でシャープな抑揚のある発音の字を仄字と呼ぶ。
   これは、詩にアクセントを付ける為の決まりであるが、残念ながら漢字を中国
   読みした場合の発音なので、日本語読みを使うわけにはいかないし、もしOK 
   しても、ほぼ抑揚の無い日本語では無用なのである。
   従って、漢字選びは専用の辞書に頼ることになる。

 
 
 2.1韻 
   次に「韻を踏む」の規則がある。
   1)上記表で2/4句に◎がある。これを同じ響きの音に合わせなければならな  
    い。 
   2)これも、同じ響きの音を集めた辞書があるので、そこから選ぶのである。
   3)この同じ響きの音のグループは30グループがある。
   4)例えば「東(トウ)」のグループには約50字 があり、公(コウ)、通(ツウ)
     夢(ボウ)など同じ響き音を持っている。
   5)これもやはり専用の辞書から字を選び出して、当てはめるのである。
 2.2その他のきまり
   1)狐平は不可である。これは例えば平起式の2句の最初の半黒丸で●とし  
    た時に、3字目を○にしないと、2字目が平(○)だけが独立の○として残る 
    ので、これを狐平と呼び禁止されている。
   2)同字重出は禁止。ただし、同じ行内はOK。例えば”東”と言う字を二回は  
    使えないのである。ただし、同じ行内は許されている。
    それは、良くご存知の「年年歳歳」などの熟語があるからである。
以上、大変ややこしく難しいようであるが、専用の辞書を使うことで、時間は掛かるが制作は左程難しくは無い。
                                       3/16(かわもと)
 
 
 
 
 
 
 
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