台風19号に伴う篠ノ井地区浸水越水箇所図

※長野市建設部河川課作成浸水推定区域図を基に越水箇所名等を追記した図

<備考>

1、塩崎平久保付近の越水は千曲川増水による聖川への逆流と考えられる。逆流は山崎区まで及び家屋・田畑・JR篠ノ井線などに被害広げた。千曲川、聖川合流地点近くにある塩崎(浄信寺川)排水機場も浸水し機能停止した。

2、塩崎上篠ノ井(軻良根古神社周辺堤防)は数百メートルにわたる大規模な越水があり堤防内側を大きく抉り堤防決壊の恐れがあった。この地点は千曲川が右へ大きく曲がる地点で川の流れがまともにぶつかる箇所で大量の水が塩崎、川柳南部を経由しながら岡田川に流れ込み岡田川を満水にして塩崎東部、川柳南部、中央地区に浸水被害を起こした。また、それらの水が大払堰も満水、越水させ、東福寺地区へ被害が及んだ。

3、篠ノ井横田は千曲川増水による岡田川水門の閉門に伴い発生し横田、塩崎庄ノ宮区に浸水被害を及ぼした。これらの越水は最終的に岡田川、大払堰経由で小森地区へ流入して行った。

4、篠ノ井小森は千曲川河川事務所のライブカメラ設置箇所で12日22時過ぎにその状況が確認されている。越水は大規模なものではなかったが、千曲川水位の上昇により小森第2排水機場の吐水槽から逆流水を噴出させ機能不全にさせた。