卒業認定に関する方針

【卒業の認定方針の策定・公表】

・本校に2年以上在学し、1700時間以上の授業時数を修め、各学科にける「教育課程表」に定める所定の単位を修得した学生は、卒業判定会議を経て校長が卒業を認定している。

・各学科にディプロマ・ポリシーを策定し、その内容を公表するとともに、学生に対しては学生便覧等を通しても明示する。

【各学科のディプロマ・ポリシー】

(心理・社会福祉学科)

心理・社会福祉学科では、以下の力を身につけたソーシャルワーカーを育成します。

また所定の単位を修得した学生には卒業を認定し、専門士の称号および社会福祉主事の任用資格を授与します。

加えて、指定された科目を履修した学生は、卒業後2年の実務経験を経ることで、社会福祉士、精神保健福祉士の受験資格を得ることができます。

1.人権尊重を中心としたソーシャルワークの価値・倫理を内在化している。

2.生活課題を抱える人々に関心をもち、当事者の視点に立って考えることができる。

3.多様な文化や背景を理解し、生活を多面的に捉えることができる。

4.クライアントの思いを傾聴できる。

5.他者と人間関係を構築し、協働できる。

6.問題解決に向け、チームに貢献できる。

7.社会に対して関心を持ち、その問題解決に向けて、適切な実践方法を選択・計画し、行動することができる。

(介護福祉学科)

介護福祉学科では、厚生労働省の提示する「求められる介護福祉士像」を念頭に置き、以下の力を身につけた介護の専門性をもった人材を育成します。

また所定の単位を修得した学生には卒業を認定し、専門士の称号を授与します。

加えて、指定された科目をすべて履修した学生は、国家試験に合格すること等により介護福祉士の国家資格を得ることができます。

1.他者を思いやり、その人の立場で考えられる想像力をもち、他者の価値観や人生を尊重できる。

2.介護が必要な人々(以下、利用者と表現する)を、その人を中心としたチームで仲間やその家族と協調しながら支える意識をもつことができる。

3.利用者が望む人生を送ることができるよう、その人が抱える生活上の課題を解決するための創造力と実践力をもち、支援のゴールである「死」までを伴走できる。

4.利用者を「生活者」としてとらえ、「地域」のつながりの中で住民と共に「生活」を支えるとともに、利用者の社会参加を可能とする環境をつくりだすことができる。

5.従来までの常識的な枠組みにとらわれず、常に問題意識をもてる感性と新しい発想を提案でき、利用者の自立(その人がしたいことを、したい時にできる)を支えるために探究しつづけられる。

(こども福祉学科)

こども福祉学科では、以下の要件や能力を身につけた保育士を育成します。

また所定の単位を修得した学生には卒業を認定し、専門士の称号を授与します。

加えて、指定された科目をすべて履修した学生は、卒業と同時に国家資格「保育士」が得られます。

1.子どもを中心とした福祉ニーズを有する「人」に対する理解を深め、気持ちに寄り添うことができる。

2.保育・福祉を実践する上での社会環境を的確に捉え、安全性に配慮した環境を創る力を身に付けている。

3.保育者として「人」との信頼関係を築く上で、総合的に一人の人を捉える多角的な視点を持ち、幅広く受け容れていく豊かな寛容さを身に付けている。

4.一人ひとりの子どもや援助の対象となる「人」に対して、現状を把握した上で将来を見据えたねらいを設定し、具体的な援助方法や内容を検討し、展開できる。

5.子どもや子どもを取り巻くすべての環境に着目し、保育士として時代の流れに沿って期待されている役割を理解し、保育を創造していくことができる。

【適切な実施に係る取組】

・各学科会議を経て卒業判定会議において、卒業用件を満たしているか確認、さらに各学科のディプロマ・ポリシーに掲げる要素を満たしているかの視点から、学修の集大成として位置づけられている卒業研究発表、実習報告会等の内容からも判断していく。