2018-S-semester

2018年度 S セメスター 講義内容

東京大学教養学部教養学科

火曜第4時限 [14号館407講義室]

卒業論文演習

授業の目標・概要

文化人類学コースにおいて提出する卒業論文の構想・掘り下げ・執筆

授業のキーワード

卒業論文

東京大学教養学部

水曜第5時限 [113番教室]

文化人類学Ⅰ

講義項目 文化人類学入門(アフリカ民族誌を中心に)

授業の目標、概要

文化人類学は、異文化社会を相対的に捉え理解するための学問として、19世紀末頃から欧米を中心に本格的に始まった。我が国では、民族学と民俗学が隣接する学問として第2次世界大戦以前より知られていたが、現在に至る文化人類学の流れは、同大戦以後に研究・教育両面で制度が整うにつれ発展してきた。

本授業では、フィールドとしてはアフリカに焦点を絞り、文化人類学がアフリカにおいて開拓してきた人類学的フロンティアを追う。加えて、現代的到達点としてこの学問が抱えている課題や将来の展望についても触れる。

授業のキーワード

フィールドワーク、民族誌、文化相対主義、質的調査、異文化理解、アフリカ

東京大学大学院総合文化研究科

木曜第2時限 [14号館407講義室]

超域文化科学専攻 文化人類学コース 開発と文化Ⅰ

「人間の安全保障」プログラム(HSP) 生存とライフスキルⅠ 合併授業

講義題目 歴史の中の開発と文化(近代以降を中心に)

授業の目標、概要

本講座では、「開発」を主権国家における同時代的な経済・社会面での開発という意味にとどめずに、人間の歴史が始まって以来、人間が自然や環境に働きかけながら、福利増進を目指してきた広い意味での開発ととらえながら考察をしていく。歴史の中において、開発と文化の問題群はどのように変遷してきたのか、先行研究を参照しつつ、議論をしていく。

近代植民地政策が実施された以降の世界を中心に、国・地域を超えて共通するテーマを人類学的観点から取り扱ってゆく。

授業のキーワード

開発、文化、歴史、西洋近代、帝国主義、植民地、搾取、近代化、途上国、野蛮、国民国家、合理、環境、人工物

東京大学大学院総合文化研究科

火曜第6時限 [21KOMCEE K402]

「人間の安全保障」プログラム(HSP)人間の安全保障実験実習Ⅰ

グローバル共生プログラム(GHP)メディア・コミュニティ・ネットワークⅠ 合併授業

講義題目 ソーシャル・キャピタル入門

授業の目標、概要

「信頼」・「互酬性の規範」・「ネットワーク」をキーワードとする社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)の基本的な考え方について考察する。前半は先行研究を輪読し、後半は実践的な事例を取り上げながら、研究法に関して具体的な視座を養う。

授業のキーワード

社会関係資本、ネットワーク