江戸時代の江差に実在したと伝えられる、「笑え笑え、へばええごどある」(笑え笑え、そうしたら良い事がある)という言葉が有名なとんちと笑いを振りまいた人物。
江差町泊町で一杯飲み屋(大衆酒場)を継いだが、商売には向かず、にしん場の下船頭になったとも、熊石浜中の寺男になったともいう。
5尺(約150cm)にも満たない小男で、頭と目と鼻がとても大きく、四十過ぎまで母と二人暮らしだったという。
繁次郎の頓知語として伝えられているものは、落語のネタや諸国の頓知語と共通するものも少なくないが、江差地方でなければ筋道の合わないような頓知語も残されている。
繁次郎のとんちをご紹介