明治大学経営学部

三上ゼミナール

明治大学経営学部で市場と組織の経済学について研究している三上ゼミナールのホームページです。

入室試験

研究テーマ

市場と組織の経済学(経済学で市場と組織の仕組みを解明する)

募集予定人員

経済学を専門に学びたい者,12名前後。 

選考試験

エントリーシート(研究計画含む)と面接によって,(1)研究分野・テーマの適合性,(2)求めるゼミ像・ゼミ活動の適合性を基準に選考します。入室時点で経済学や組織活動が得意である必要はありませんが,入室後は経済学を学び経済関連のテーマを研究していくこと,ゼミの組織・活動に意欲的かつ継続的に参加していくことが求められます。演習ガイド,シラバス,ホームページ上の説明をよく読み,じっくりと検討してください。  

その他

(参考)経営学部ホームページの演習紹介

    こちらをご覧ください。

(参考)過年度データ

※三上ゼミは志願者数が定員を上回った段階(不合格者が出てしまった段階)で募集を終了し、以後の募集は実施しません。

よくある質問と回答

※以下の回答は三上ゼミの場合であり、ゼミ一般に関するものではありません。

Q.ゼミは他の授業やサークルと何が違うのですか?

A.ゼミは、他の授業科目やサークル等とは異なり、正課の「授業」という側面と学生の「自治組織」という側面を併せ持っています。週1回の授業は、教員のリードのもと学生が主体的に学ぶ演習形式で行われ、カリキュラムの一環として成績評価の対象になります。他方で、ゼミは共通の関心をもつ学生が所属し運営する組織でもあり、ゼミ生同士のつながりは授業時間の枠を越えて発展していきます。特に3・4年次になると、クラス単位で授業を履修する機会やサークルでの活動が次第に少なくなり、同じゼミの仲間と過ごす時間が増えていくことと思います。三上ゼミでは、一期一会の精神でお互いに関心を持ち、学年を越えた交流やゼミのOB・OGに出会う機会も大事にしたいと考えています。

Q.ゼミはどのような基準で選べばよいですか?

A.最も大切なことは「自分に適したゼミを見極める」ということです。正課の授業としては、自分の興味・関心のある学問分野が何かをじっくりと考え、それを学べるゼミを選択することを最優先にするべきです。教員にはそれぞれ専門分野があり、その分野の知見や研究方法に最も精通しています。授業時間外の活動も含めて考えるならば、ゼミの既存の雰囲気やこれまでの活動なども参考にすべき情報ですが、「どのようなゼミに入れるか」よりも「入ったらどのようなゼミにしたいか」を考えましょう。ゼミは乗ってしまえば自動で進む乗り物ではなく、全員が漕ぎ続けなければならない連結自転車のようなものです。三上ゼミでは、他のゼミ生と協調しながら、自ら主体性を発揮して活動に取り組める方、組織を動かせる方をお待ちしています。

Q.入室選考試験にゼミ生と教員の両方が関わるのはどうしてですか?

A.入室後は他学年のゼミ生とともに活動する機会が多々あるので、ゼミの雰囲気を知ってもらうためにも、ガイダンスの段階から在籍ゼミ生に話を聞ける機会を設けています。在籍ゼミ生はゼミ試に挑む皆さんの良き理解者であり、皆さんがこのゼミに向いているか否かについて、学生の目線で皆さんにアドバイスをくれます。他方で、ゼミは正課の授業でもあり、学問的な興味・関心がゼミの研究テーマ(≒担当教員の専門)に合致するか否かについては、教員にしか判断できない面があります。三上ゼミでは、学生とゼミとのマッチングを確実にするため、必ずゼミ生と教員の両方が面接に携わるようにしています。ゼミへの適性はエントリーシートと面接から得られた情報で判断しますので、十分な判断材料を提供してください。

Q.経済学が苦手でも大丈夫ですか?

A.三上ゼミは経営学部生のための経済学ゼミです。ゼミで主に学んでいくのは、皆さんが「近代経済学」で学んだようなミクロ経済学・マクロ経済学ではなく、組織や制度の問題に関わる種類の新しい経済学です。入室選考試験で成績が基準となることはありませんし、入室時点で経済学が得意である必要もありません。ただし、入室時点で経済学的な物の見方に興味があり、経済関連で研究したいテーマを具体的に考えられること、入室後は経済学を積極的に学んでいくことが求められます。三上ゼミの文献輪読で使うテキストは決して簡単ではありませんが、分からないところは疑問点や論点を出し合って皆で悩みましょう。それでも分からないことを解説するために担当教員がいます。

Q.授業時間以外でどのくらいの時間をとられますか?

A.他の授業と同様に、テキストの予習や発表のための準備が必要ですし、4年次には卒業論文の執筆にも相当な時間がかかります。ゼミの時間は出席はもちろんのこと自ら発言することによって初めて「参加」していると言えます。授業時間外は皆さんの意欲次第ですが、担当教員としては、ゼミ合宿(感染症収束後)、学内外のプレゼンテーション・ディベート大会、懸賞論文などにも積極的に取り組んでくれることを期待し、推奨しています。ゼミとして行う活動が増えるほどその準備に時間を要しますが、ゼミ活動と体育会・サークルやアルバイトを両立しているゼミ生も多数います。三上ゼミでは、とりあえずゼミに所属しておこうという方ではなく、明確な目的意識と熱意をもってゼミ活動に携わっていける方をお待ちしています。

Q.ゼミ合宿には必ず参加しないといけませんか?

A.ゼミ合宿は授業時間外に実施される行事ですので、三上ゼミでは参加を必須としていません。しかし、まとまった時間のとれる合宿は、普段のゼミではできない活動に取り組み、互いに親睦を深める貴重な機会です。ゼミの授業時間は1学期分を足し合わせても24時間足らずですが、1回の合宿ではそれ以上の時間を共に過ごすことになるため、参加する場合としない場合とでは大きな差がついてしまいます。毎回、できる限り多くのメンバーが参加できる日程を模索して、学生が主体となって計画を立てています。スケジュール調整の上で都合が付かない場合の不参加はやむを得ませんが、合宿も大事なゼミの一部ですので、全員が積極的に参加してくれることを期待しています。

Q.海外留学や早期卒業や休学は可能ですか?

A.可能ですが、ゼミへの影響は小さくありません。海外留学をする場合、当然ながら、日本にいない期間はゼミの活動にあまり参加することができません。同様に、3年次で早期卒業をする場合、4年次のゼミの活動(卒業論文執筆等)には参加することができません。また、諸般の事情により休学をした場合、休学・復学のタイミングによって履修できるゼミの授業や、ゼミの完結の可否が異なります。いずれの場合もゼミの履修に大きく影響しますので、後で「こんなはずじゃなかった」と不利益を被ることがないように、ゼミの担当教員と事前によく相談する必要があります。入室前に既に計画を立てている場合には、必ず担当教員に詳細を確認してください。

Q.卒業論文は必ず書かないといけませんか?

A.卒業論文は、ゼミにおける研究活動の成果として、また、大学における4年間の学びの集大成として、「演習ⅢB」の単位修得のための要件としています。卒業論文は通常の講義で課されるレポートとは異なり、執筆過程から教員による指導を受けて完成度を高めていき、分量だけでなく一定の形式と水準を満たして初めて完成と言えるものです。完成に漕ぎ着けるためには、長期間にわたって研究に取り組まなければなりません。三上ゼミでは3年次から卒業論文の準備を徐々に始め、4年次に本格的に指導を行うので心配はいりませんが、相応の時間と労力が必要であることは念頭に置いておきましょう。

Q.将来の進路や就職活動に有利ですか?

A.ゼミは就職活動のためのものではないので、正課の中で就職活動や資格試験の対策はしませんし、就職先の斡旋等もしていません。もちろん、ゼミで学んだことが志望の進路・業界・職種に役立つ、ゼミで頑張ったことが就職活動の中で評価される、ゼミの仲間やOB・OGとの交流の中で将来の進路が見つかる、といったことは大いにあり得るでしょう。しかし、それはゼミの力というよりも、ゼミを経て個々人の努力が実った結果に他なりません。担当教員としては、ゼミを通して将来にわたり必要な力(論理的な思考力・表現力、問題発見・解決力、組織行動力、そして経済を読み解く力)が身についてくれればとは願っていますが、三上ゼミのOB・OGは様々な分野に進んで活躍しており、特に有利・不利な進路があるとは考えていません。