プライベート名刺を作ってみよう

リタイア後、名刺など必要ないと感じていましたが、「今は何をされていますか?」と聞かれることが多く、「趣味でこんなことをしています」・・・と言いながら手作りの名刺を渡せば、・・・受け取った方にも喜んでいただけ、しかもお互いスムーズに会話に入っていけます。

私の場合、趣味で描いた絵とこれを題材にしたホームページを紹介した名刺を作りましたので、ご参考にしていただき、あなたも是非チャレンジしてみてください。

1. 題材となるものの写真撮り

1-1.天気のよい日に明るい場所で撮影する

フラッシュ撮影は被写体にムラができるので不向きです。

また、蛍光灯などの照明では、絵の色合いが変わってしまいますので、自然光が最適です。

1-2.三脚を使って撮影しましょう

画素数より、甘いピントや手振れがせっかくの写真品位を落としてしまいますので三脚を使いましょう。

1-3.カメラは被写体の真正面に設定する

被写体の上下でピントが甘くなります。また、撮影した画面が台形状に変形しますので、これを防止するためです。

1-4.望遠で撮る

一般的なカメラではレンズの特性から、四画の辺の中央が少し膨らんで写ります。望遠で撮影するとこれが軽減されます。

1-5.白バランスに注意

水彩画においては画用紙の白をいかに出すかが非常に難しいです。

画用紙は白といっても完全な白ではなく、しかもエンボス加工などの表面の凹凸が僅かな影を作り、これが完全に白くならない原因です。

これを少なくするには経験上カメラの白バランスを+1~2程上げた方がいいようです。

できれば、白バランスを少しずつ上げながら数枚撮影し、気に入ったものを使いましょう。

また、窓際で撮った場合、窓から近い方と遠い方とで白バランスが違ってきますので、遠い方側に白い紙などを立てかけて反射光を増やして調整してみてください。

2. 写真加工

画像加工ソフトが色々販売されていますが、紹介するのはお金を掛けずにする方法です。Windowsには“ペイント”というソフトがついています。これでも十分活用できますので、これを使った方法を紹介します。

2-1.撮った写真のデータをパソコンに取り込む

2-2.“ペイント”を立ち上げ、取り込んだ写真を開きます

2-3.画像を圧縮する

デジカメでは写真印刷を前提に画素数を設定していますが、Web上での利用や今回の名刺に印刷する程度であれば画素数が大きすぎ編集作業に支障をきたす場合があるので、画素数を落とします。

画像が表示されたところで「変形」ボタン→「伸縮と傾き」をクリックすると、設定画面が現れますので縦/横共、○○%設定して「OK」ボタンを押すと設定値にしたがって画面が縮小されます。

縮小された画像は元の画像区別し別名で保存しましょう。

また、ファイル形式をBMPにするとファイル容量が非常に大きくなりますのでJPGで、イラストなどはGIFで保存しましょう。

3. 編集作業

A4サイズに10面が印刷できる名刺用紙が販売されています。ソフト付きのものもありますが、私の場合は年賀状作成ソフト「筆ぐるめ」を使用しました。

ソフトが無い場合は、カンタン印刷ソフト「ラベル屋さん」が無料でダウンロードできますので、これを利用するのもOKです。

編集作業は年賀状と全く同様にすればよく、お気に入りの画像を挿入し、その周りにテキストを書き込めば完了です。

4. プリント仕上げ

プリンタの設定を名刺ラベル用紙に設定し、プリントするだけの簡単操作です。

印刷された用紙には微細なミシン目加工がついており、目に沿って折り曲げ後切り離せば、ミシン目跡が殆んど気にならない程きれいにできあがります。