____/About Bioinformatics - バイオインフォマティクスについて

バイオインフォマティクス(Bioinformatics)とは、計算機生物学(Computetional Biology)とも言われ、生物情報科学、生命情報科学、計算機生物学などと訳されています。わたし個人としては、生物情報科学という呼び方が気に入っていますが、 (※Bio[生物]-Information[情報]-tics[学、科学]) Bioinformaticsは、バイオインフォマティクスでいいのかもしれません。

生き物の遺伝子や、たんぱく質、分子構造など、コンピュータを使用して生き物を調べてゆく分野です。天文は、コンピュータを使用して軌道計算を行ったり、距離を割り出したり、温度を推定したりと昔から計算と縁の深い分野です。また、物理においても計算は切っても切れない関係です。しかし、こと生物学に関しては、これら他の科学に対して、計算にはあまり依存していないように思われます。近年になって、DNAや分子構造など生物学の分野において、沢山のことが分かってきました。それは、膨大な量の情報であり、複雑な計算を要する問題でもあります。ここにおいて、強力な道具であるコンピュータを生物学に導入したものがこの分野です。実際、生物の遺伝子情報は膨大であり、最新のコンピュータを使用しても計算し切れません。生き物の設計図である DNAをコンピュータと数学を用いて解析してゆくのです。すべての可能性を計算させることは現在のコンピュータでは不可能で、確立や、統計、人間の勘や、経験を用いなければ先へ進めません。

アインシュタインは、「宗教の無い科学は不完全であり、科学の無い宗教は盲目である。」と述べたそうです。聖書にも、「エホバへの恐れが知恵の始めであり、最も聖なる方についての知識が理解なのである。」(箴言 9:10) と述べられてあります。宗教の無い科学は、聖書では有名な言葉で「盲目の案内人」であり、すべてのものを創られたエホバ(聖書の中の神:日本語では昔からエホバと呼ばれ、聖書にはヘブライ語で יהוה と子音のみで記録されている。英語のアルファベットに置き直すと、 YHWHもしくは JHVHとなり、これに母音を補ってやると、YaHaWeH、JeHoVaHなどとなる) 神の創造物から創造主を外すのは、不完全なことだと思われないでしょうか。

参考書籍:

1.「実践バイオインフォマティクス」 -オライリージャパン

2.「ヒトの分子遺伝学」 -メディカル・サイエンス・インターナショナル

3.「アームストロングの生化学」 -広川書店

4.「キャンベル・スミス 図解 生化学」 -西村書店

5.「生命科学のための基礎科学 - 有機・生化学編」 -丸善

6.「バイオインフォマティクスのためのアルゴリズム入門」 -共立出版

7.「バイオプログラミング-バイオインフォマティクス演習」 -オーム社

8.「バイオインフォマティクスの数理とアルゴリズム」 -共立出版

9.「バイオインフォマティクス ゲノム配列から機能解析へ」 -メディカル・サイエンス・インターナショナル

10.「構造生物学」 -共立出版

11.「アミノ酸」 -東京電機大学出版局

12.「図解 遺伝子の調節機構 λファージの遺伝スイッチ」-オーム社

13.「タンパク質の構造と機能 ゲノム時代のアプローチ」-メディカル・サイエンス・インターナショナル

14.「生物にまなぶものづくり」-養賢堂

15.「Wetware -A Computer in every living cell」-Dennis Bray -早川書房

16.「細胞工学 Vol.34 No.1 2015 特集 長鎖ノンコーディングRNA」-秀潤社

17.「ニューロンの生物物理[第2版]」-丸善出版

18.「深層学習 Deep Learning」-講談社

19.「生命情報処理における機械学習」-講談社

20.「Hatching Twitter」-日経新聞

21.「細胞工学 Vol.34 No.8 2015 特集 パラダイムシフトする翻訳制御研究」-秀潤社

22.「細胞工学 Vol.34 No.7 2015 特集 DECODE OF THE BRAIN」-秀潤社

23.「数値化仕事術」 PHP研究所 -三木 雄信

24.「ゲノム編集入門」- 裳華房


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