第3回通常総会を開催しました

Post date: 2014/06/05 5:47:51

2014年5月17日(土)、小美玉市四季健康館において、フードバンク茨城第3回通常総会が行われました。

平成25年度の報告と平成26年度の計画ともに賛成多数で承認されました。

議案書の中から平成25年度の数字をいくつかご紹介します。

●年間食品受け取り総量=41,212.74kg

〜フードバンク茨城に寄贈された食品の総重量です。約41トンというのは前年度の約5倍にあたります。

●うちフードドライブによる寄贈食品は1,394.7kgでした。

〜開催箇所も増えました。フードドライブで集まる食品は、家庭で日常的に使用する食品が多いので、社会福祉協議会と連携して取り組んでいる生活困窮者自立支援のための「食のセーフティネット事業」において大いに役立っています。

●年間食品配布総量=39,198.47kg

〜こちらはフードバンクから施設・団体等に配布された食品の総重量。約39トンと大きく飛躍しました。

今年度の方針(理事長の挨拶とともにご紹介します)

設立総会のすぐ後に東日本大震災が起こり、私たちには忘れられないスタートの年から三年が経過しました。

私たちはフードバンクという活動を勉強してきましたが、実際の活動は初めての経験でした。他のフードバンク団体の活動を参考にしながら、この三年間、運営に悩み苦しみながら活動してきました。

幸いにして、パルシステム連合会様や茨城県の助成金などのご支援をいただくことができ、どうにか体裁を整えてきました。

三年目の昨年は、独立行政法人福祉医療機構の助成金の支援で「食のセーフティネット事業」の端緒を付けることができました。また、つくばの倉庫、事務所の解体による引っ越しなど思わぬできごともありました。しかしながら、パルシステム茨城様のご支援で牛久の事務所と倉庫を、いばらきコープ様のご支援で小美玉の倉庫をお借りすることができました。

このように多くの方々からのご支援のもとで、三年間の活動を進めて来て、ようやくフードバンク茨城としての活動に明確な目的が見えるようになりました。

本年度は四年目の活動に入りますが、原点に立ち返って、活動を充実させ、賛助会員拡大による会費収入の確保と事務機能の安定化を図り、組織の維持発展を目指したいと計画しております。

1.フードバンク事業

食品の配布会やお届け活動を通じて、県内の多くの福祉施設・団体等への食糧支援を続けます。さらに、「食のセーフティネット事業」として県内の生活困窮者への食糧支援も、社会福祉協議会等との連携により拡大を図ります。また、生活困窮者支援の食糧確保のためにもフードドライブを積極的に推進します。

2.啓発事業

フードバンク活動についての理解を広め、活動の担い手となるボランティアの確保や活動支援の輪を広げるために、セミナー・学習会を進めます。特に、企業・組織・団体等でのフードドライブ開催を推進するためのフードドライブ学習会を重視したいと考えます。また、「食のセーフティネット事業」の充実と拡大のために、さらに県内の社会福祉協議会との連携を進めていきます。

3.調査研究事業

「食のセーフティネット事業」においては、昨年に引き続き社会福祉協議会や企業、行政等との連携を強め、事業の課題を克服していきます。必要に応じて連携推進会議(仮称)の実施を検討し、関係者間での協議を行います。

フードバンク活動の継続・発展のために、今年度も多くの皆さまのご支援ご協力をお願いいたします。