応急救護の重要性
バイクは機動性の高さが魅力ですが、露出度が高く体が守られていないため、事故が起こった場合には、大怪我や死亡などの重大な事故につながる恐れがあります。
自動二輪車乗車中の致死率は、自動車乗車中の致死率の約4.5倍という高い数値になっています。
救急車が到着するまでの間に応急手当を行うことは、負傷者の生存率を大きく左右し、その差は約50%変わるともいわれています。
私たちの使命 〜救命の連鎖〜
救命の連鎖とは・・・
傷病者の命を救い社会復帰に導くために必要な
一連の行いを「救命の連鎖」といいます。
救命の連鎖は4つの輪で成り立っています。
この4つの輪が、「途切れることなく・すばやく」
つながることで救命効果が高まります。
2つ目、3つ目の輪は、「ただ救急車を待つ」
のではなく、現場に居合わせた方々により適切に行われた場合、行わなかった場合に比べ、
より生存率が高いことがわかっています。
バイスタンダーとは、けが人や急病人が発生した場合、その場に居合わせた人のことを言います。
私たちは事故現場に遭遇したとき、救急隊へ連絡したり、助けを求め呼びかけ、速やかに応急救護を開始できる
「バイスタンダー(ライダー)」をより多く育てることを、この活動の第一歩とし、「救命の連鎖=ライダーの輪」が
広がっていくことを期待しています。
昨今の日本は、道端で人が倒れていても知らん顔で足早にやり過ごし、声をかけることすらしない姿をよく見かけます。
それはなぜでしょう・・・
・関わりたくない
・時間に追われている
だけでなく
「自信がないから触れない」
「何かあったときに訴えられたらどうしよう」
と考えたことはありませんか?
諸外国では小学生でもできる一次救命処置が、日本では受講できる機会がなく、教習所で受けたきり、ということが少なくありません。
また1度受講すれば何とかなるものでもありません。
何度も何度も受講していただくことでそのスキルを身に着け、自信を持って関わることができる
命を救うだけでなく、またバイクに乗れる生活に戻れるよう、バイク人らしい生活を取り戻せる、そのお手伝いができるライダーを
育てたいと考えます。
代表紹介
BLSインストラクター
新井みゆき
【好きな食べ物】レバー
【好きな言葉】死ぬこと以外かすり傷♥
職場では「女帝」と呼ばれています
【休日の過ごし方】
アクティブと思われがちですが、お布団大好きです。
引きこもり大賛成。
ナースでライダー
16才 中型自動二輪免許取得
18才 限定解除
川崎重工派からハーレー、BMWと乗り継ぐ
ハーレー時代にルート66を走ることにあこがれ、念願のUSツーリングへ
ここで大きな事故を経験し、
「もうバイクに乗れないかもしれない」「歩くことすらできないかもしれない」
と言われラスベガスの療養病院で過ごす。
痛みと戦うリハビリの日々だったが、それでもまったくバイクを降りる思考には至らず。
どうしても帰国して治療を受けたいと懇願し帰国。
約1年のリハビリを経てバイクに乗れる生活を取り戻す。
たくさんの仲間の支えや高度医療のおかげで、ライダー人生を取り戻したが、
これをきっかけに命を救うことだけでなく、またバイクに乗れる生活に戻れることが
ライダーにとってのQOL向上につながると考え、ライダー向けに応急救護の重要性を伝える活動を開始した。
講習内容
応急救護の必要性(座学)
ー以下グループ分けして実践ー
安全を確保しよう
意識の確認から救急隊到着まで
触ってみよう!あんちゃんおさわり講座(胸骨圧迫=心臓マッサージの実践)
AEDの使い方
仲間を助けるぞ!チームで救命!
(レース方式でどのチームがより質の高い心臓マッサージができたか競います)
ヘルメットの脱がせ方
外傷の処置(ファーストエイドキット使用)
※参加人数や時間によって流動的に内容が変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。
スケジュール
ご自身が参加されるワインディング攻略レッスン開催時間の裏で開催しています。
(例:午前のレッスンに参加の方→午後のレッスン開催中にBLS講習会に参加)
お申し込みについて
この講習はワインディング攻略レッスン参加者であれば無料で受講ができます。
自分自身を守ることはもちろん、ライダー仲間を助けることができるよう、ぜひお申し込みください。