環境モニタリングシステムや生体センサーの需要にともなって、有害物質や代謝物などに含まれるカチオン(正電荷種)やアニオン(負電荷種)といった電荷を有する化学種(イオン種)を検出するイオンセンサーが注目を浴びています。 当研究室では、様々なイオンとの会合体形成により発光色が変化する分子を合成し、複数イオン種の同時検出・定量化の実現に挑戦しています。
π共役系分子は、分子設計によって様々な機能を発現することが可能ですが、一方で、目的に合わせてその都度合成・設計が必要なため、多くのコストが必要になります。当研究室では、多種多様なイオン種を添加するだけで、機能・特性・形を自在に制御することが可能な「イオンで操るオンデマンド型ポリマー材料」の創出に挑戦しています。
Nヘテロ芳香族の1つであるインダゾールは、医薬品や金属配位子として注目されてる骨格です。当研究室では、温和な条件下での分子内環化反応によるケトインダゾール誘導体の合成に成功し、室温りん光材料をはじめとした様々な光機能材料への応用を目指しています。
近年、分子の運動性を利用した材料の開発が進められています。当研究室では、外部刺激により、キラリティや強誘電性を切り替え可能な分子および分子集合体の開発を目指しています。これらの材料は非破壊読み出し機能や高速応答性、再現性、耐疲労性などの特徴を持っていることから、情報ストレージ、論理ゲートなどのデバイスへの応用が可能です。
準備中
光情報処理に必要な光スイッチングに用いられる電気光学(EO)ポリマーを得るために、大きな分極構造を持つ新しい色素を合成し、電場による色素の配向とその固定化について検討しています。
イオン性結晶は高融点・高硬度であり、対アニオン交換によって、1つのカチオンから様々な分子配列の結晶を作り出すこともできます。当研究室では、有機太陽電池材料,強誘電材料等への応用が期待できるイオン性芳香族色素結晶を合成しています。