■ FRトークの趣旨
社会で活躍されている理数科卒業生をお呼びして、後輩のために、高校生活と大学や現在の職業とのつながり等についてお話いただく企画です。山高生には、ただのリーダーではなく、新しい価値をつくっていける開拓者、フロンティアランナーになってほしいという先輩たちの思いから名づけられました。
■ 第2回FRトーク
2月2日(月)の放課後、国税庁の技官の藏本 晃栄(クラモト アキヒデ)先生をお招きし、フロンティアランナーズトーク(通称FRトーク)の第2回目が行われました。放課後であるにも関わらず、1・2年次生34名、教員5名の計39名が参加しました。
藏本先生は、2011年に本校理数科を卒業され、岡山大学、京都大学大学院を経て、国税庁に入庁されました。在学中は、卓球部員として部活動に一生懸命取り組むとともに、銀鐘祭実行委員会(体育館部局長)、合唱大会(3年間指揮・3年時優勝)、生徒会(1年時:企画・2年時:副会長)など、校内はもちろん、校外でも高校生クイズで全国大会に出場されるなど、多方面で活躍されていたようです。
藏本先生の話は、とてもわかりやすく情熱的で、オンラインであることを感じさせない充実した会となりました。藏本先生のこれまで行ってこられたものは、「①自分がやりたいと思って始めて楽しかったこと」「②最初は特にやりたいと思わなかったけど、やってみたらおもしろかったこと」に分けられるそうですが、②に出合うためには、「とりあえずやってみる」という視点が大切とのことでした。最後に、「現在は、おおむねやりたいことをできているけれど、満足しているわけではない。」と力強くおっしゃったことも印象的でした。
藏本先生は、お忙しい中わざわざ東京からオンラインで講演をしてくださいました。発表のご準備、そして当日時間超過で答えられなかった質問へのご回答を送っていただいたことも、とにかくそのすべてに、「後輩のために!」という熱い思いを感じることができました。本当にありがとうございました。