高校生活の心得(定時制課程)

Ⅰ 校内の生活について

 

1 基本的な心構え

 生徒みんなが気持ちよく生活するために、ルールを守り周囲の人に迷惑をかけないことが大切です。ゴミのポイ捨ては絶対にしないなど、当たり前のことを守ってください。

 また、あいさつはコミュニケーションの基本です。学校では登下校、授業、職員室に入室する時等、また先生や友達、年輩の方に対してなど、それぞれにふさわしいあいさつがあります。家庭や職場においても、場面に応じて適切なあいさつができることは大切です。場所や時間、相手を考え、ふさわしいあいさつを心掛けましょう。

 

 

  服装

   定時制の特殊性から制服は義務付けられてはいません。しかし、学校は学びの場であるので、無用な刺激を与えたり、華美に過ぎるものはふさわしくありません。学校生活にふさわしい服装を着こなす高校生としてのセンスを身につけましょう。上履きは学校指定のもの、またはそれに準じるものを使用してください。校舎内は下足不可です。体育時は授業にふさわしく動きやすい服装、体育館シューズは室内専用の物を使用してください。

 

 

  教室の使用について

  全日制と共用していることを常に考えて、お互いに迷惑をかけないよう、気持ちよく過ごせるように心掛けましょう。机に落書きをしたり個人の持ち物を置きっぱなしにしないようにしましょう。定時制が学校生活で使用しない場所(HR棟1階・3階の教室や廊下など)には出入りしないでください。

 その他、公共のルールとして、学校でスマートフォン等の充電を決してしないでください。また、教室移動時には財布などの貴重品は必ず身に付けておくなど自己管理をしてください。

 

 

  授業について

   学校生活の中心は授業です。やむを得ない仕事や病気の場合にだけ欠席せざるを得ないというのが、学生としての本来の態度です。また、遅刻や中座は、授業の流れを中断させ授業を受けている他生徒への迷惑行為になるので控えてください。

 授業では教科書、ノート、筆記用具などを机上に準備するのは当然です。また、授業中や全校集会等では、スマホを使用してはいけません。授業の妨害や他の生徒に迷惑を掛けないようにしてください。

 

 

5 下校時間について

 授業終了後、20分後には学校敷地及び校門周辺に残らずに下校してください。

通常は21:00までです。但し、次の場合は学校に残ることを認めますが、終了後は速やかに下校しましょう。

① 先生方へ教科での質問や各種相談等がある場合

② 定通大会に向けての練習などスポーツ活動について 体育館使用は21:00まで許 可します(但し、顧問または体育館担当教員の許可を得て使用し、ゴミは片付けてください。)

③ その他、生徒会活動や特別活動などで、教育活動上必要と認めた場合

 

 

6 敷地内禁煙について

  県立高校は敷地内全面禁煙になっています。成人喫煙者の方はご協力をお願いします。なお、未成年者の喫煙は法律で禁じられており、懲戒(停学等)になります。なお、敷地外においても決して吸い殻のポイ捨てをしないでください。様々な人に迷惑を掛けることになります。

 

 

交通安全

  勤務の関係など必要に応じて自動車・単車・自転車での登下校が認められていますが、必ず届け出てから通学してください。学校管理下で自転車を利用する生徒は、必ずヘルメットを着用してください。通学届の提出と合わせて、ヘルメットの確認を行いますが、ヘルメットについては、SGマークなどの安全性を示すマークの付いたものであることを必須とします。なお、通学手段が変更になった場合、ただちに届け出てください。自動車・バイク等の駐車は所定の場所に置いて下さい。また、車やバイクの利用者は学校敷地内を安全に留意し徐行しましょう。他人を不安にさせるような危険運転や違法改造、ふかし運転は厳禁です。

 常に交通安全には細心の注意を払うことはいうまでもありませんが、万一事故が起こった場合は、適切な事故処理の後、学級担任か生徒部に早急に連絡してください。

 

 

8 政治的活動について

 学校内で選挙運動や政治的活動を行うことは原則禁止です。(生徒会役員選挙など学校内で行われるものは含みません)

 

 

諸会費の納入

  補食や生徒会費等の諸会費は毎月22日までに納入するように定められています。やむを得ず遅れる事情がある場合は学級担任と相談してください。

 

 

Ⅱ 校外の生活について

 

職業・アルバイト

 夜間定時制は、元来昼間勤務している人が学ぶ場でした。いろいろな事情で困難な場合もありますが、昼間は仕事をするのが原則です。在籍している多くの生徒が仕事をしていますが、仕事をすることが規則正しい日常生活に繋がっている面もあります。なお、学校から連絡がとれるように勤務先は学級担任に届けておきましょう。転職した場合も同様です。なお、経済的に困難な勤労学生に対しては、一定の条件を満たせば「教科書の無償給付」の制度があります。 

 

 

2 年齢制限の厳守

 未成年者の飲酒・喫煙は禁じられています。また、パチンコ店などの遊技場は年齢制限があり、法律で許されていない年齢の生徒は立ち入りできません。

 

 

3 旅行願い(JR学割)

 学生割引証を使用する旅行をしようとする場合には、事前に学級担任に届出て所定の交付願を提出し交付を受けてください。また、欠席を要する旅行は、学校の許可を得てください。

 

 

 

Ⅲ 懲戒(特別指導)について

 

ア 教育上必要があると認めるときには、生徒に対して懲戒を加えることがあります。

 

イ 懲戒については、訓告、停学及び退学があります。

  懲戒となる事項について

  ・考査時の不正行為 ・暴力、粗暴行為 ・シンナー、大麻等の薬物乱用や所持  

・いじめ、嫌がらせ ・学校施設、備品等の故意の破損 ・未成年の喫煙及びそれへの同席、喫煙用具の所持 ・未成年の飲酒及びそれへの同席 ・授業の妨害 

・教師への指導拒否、暴言 ・窃盗、万引き ・無免許運転 ・深夜徘徊

・法律に違反する行為、反社会的行為

 

ウ 前項の退学は下記の各項のいずれかに該当する者について行います。

(ア) 性行不良で改善の見込みがないと認められるもの。

(イ) 学力劣等で成業の見込みがないと認められるもの。

(ウ) 正当の理由がなく出席が常でないもの。

(エ) 学校の秩序を乱し、その他生徒としての本分に反したもの。