各発表に対してたくさんのコメントをいただきありがとうございました。
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複数人同時の認識精度が落ちるというところがとても気になった
その部分を改善することができたら、本当に素晴らしいシステムだと思う
複数人同時認識での精度向上に向けて実証実験を重ね、システムを改善していきます。
使用カメラについては、もう少し詳しく説明がほしかった
使用カメラの説明が不足していたため、卒業論文に詳細を記載します。
人物の認識精度が少し良くないので、被写体の人物の表情や骨格などの事前調査を行い精度を向上させることが必要だと思う
認識精度を向上させるため、その点を考慮してシステムを改善していきます。
いろいろな場所での実験を通して、様々な人の出入りが可視化できたと思う
その結果から新しい発見が得られないか?
今後は、老若男女様々なデータを分析できる観光施設などで実証実験を重ね、新たな気づきや価値を見出していきます。
レーンが隠れてしまった時のドローンの動作に多少不安が感じられた
貴重なご意見をありがとうございます。
ラインに物が乗ってしまうということは考えていませんでした。
ぶどうの木の葉や枝がラインに乗ってしまった時に、カメラに映ったラインのピクセル数を正しく取得できないと考えられます。
高さ調節がピクセル数を使ったものになっているので、高さ調節が正しく動作しないという結果になると考えられます。
今後、実際にドローンがどういう動作をするか検証してみようと思います。
ブドウ栽培は斜面が多いと思う(平地と斜面の比率は感覚ですが)
農家の高齢化もあるため、実用化まで研究してほしい
貴重なご意見をありがとうございます。
今回の研究で開発したオートパイロット機能は、ラインの幅から高さを調節する機能があるため、傾斜のある地形の農園にも対応できるものと考えております。
ぶどうの木の状態を飛行ドローンで観察する際、ラインテープを遮る枝や葉などの物体が邪魔なので調査が必要と思います。代案として、生育状態が葉から放出される光波長で判断できる方法もあるので検討してはいかがでしょうか。
貴重な情報提供とご意見をありがとうございます。
光波長で生育状態を判断する方法があることを初めて知りました。
本研究で対象とした病害虫の発見以外にも、農作物の生育状態を確認する方法として参考にしたいと思います。
浴室内は大量の水蒸気が発生しているので、赤外線センサーの受信感度は低下するので少し検討が必要だと思う
電磁波を利用しているドップラーセンサーは水蒸気には強く適しているので、もう少し原因を調査してほしい
ありがとうございます。
浴槽にお湯が入ることでPIRセンサの感度は確かに下がりました。
ドップラーセンサは、浴槽にお湯が入っていないときには問題がないのですが、入ったとき人やお湯が動いていないのに反応したり、逆に人が動いても反応しなかったりと、不安定でした。
この原因は不明です。
今後も調査を続けてみます。
一人暮らしの高齢者は思っているより多いと思う
今後どんどん増えていくことを考えると自治体(消防)と連携し実用化を望む
ありがとうございます。
現在の見守り装置は、自治体との連携を考えた仕様になっておりませんので、今後の研究の参考にさせていただきたいと思います。
設計段階と現場状況との部品選定考察に重点をおけばもっと良かった
ドップラーセンサが使えるものと思い込んでいましたので、今後はこのような思い込みをなくしていきます。
ありがとうございました。
この監視装置を作ることによって、世の中がどう変わるのかを想像して言語化して欲しい
私たちは、この装置が作られることで、これまでより浴槽で溺死・溺水する事故が減り、日本中の人達が安心してお風呂に入ることができるようになると考えています。
製品化に少しでも近付くことを楽しみにしている
UBMOSSの製品化を行うことが出来れば、作品に対する生の評価(感情等)を作品の作り手であるクリエイターに直接伝えることが出来るようになります。
それによって、評論家等の第三者のバイアスのかかった意見に左右されない、作品の本質的なクオリティ向上につながると思います。
さらにデータを蓄積し、どのようなシーンで活用されるとビジネスに繋がるか?
次年度での追研究を期待している
今回は数個のデバイスをクラウドに接続してデータ取得を行っているため、クラウド部分のコストが割高になっていますが、クラウド本来の能力である数100~数1000個のデバイスを接続して利用することによって、クラウド部分の利用コストは大幅に低減できるようになります。
また、センシングデバイスを量産し、サブスク等の形式で利用者側のコストを抑えることによって、利用者側の利用コスト等の総合的な運用コストを抑えることが可能になれば、手軽に利用できるシステムとしてビジネス展開がし易くなります。
また、映像作家(監督やプロデューサー)と連携を行い視聴者の感情をフィードバックするということに価値を認めてもらうことができれば、より大きなビジネス展開も可能になると考えています。
今年度の卒業研究においては、体動データの安定取得を行うことに成功しましたので、来年度は機械学習による傾向分析、感情判別を行うことを目標にしたいと考えています。
衣服等によって誤差が生じるというところは改善点だと思う
このシステムは基本的に屋内で普段着のままで使用することを想定していますので、厚着では測定を行わないことが前提になっています。
綿やダウンが入ったもの、もしくは厚手のセーター等のように、圧力を吸収し過ぎるものは着用しないようにして実験を行えば誤差はあまり生じないものと思われます。
センサーを用いてデータを取得しただけの印象になっている
そのデータから得られる考察など、その先に見据えているものを提示して欲しい
今回の卒業研究では、システムの開発が難航し安定稼働するまでの期間がかかり過ぎたためデータ取得と分析を行う時間があまり確保できず、データの取得や分析が不十分な状態となってしまいました。
ご助言いただきました通り、残りの期間でデータ取得の試行を重ね、傾向や考察などを行いながら卒業論文をまとめたいと思います。
検証結果を商品展開やプロモーションに活かしていけたら面白いのではないか?
UBMOSSは、主に映像や音楽等のクリエーターの方々の作品評価を目的に開発を進めており、他のジャンルの商品展開やプロモーションに活かすということは考えていませんでした。
しかし、データ収集と分析を進めていくことによって、リアルタイムの情動が分かるようになれば、ストレスが大きくかかってるような状態の時には暖かい甘めの飲み物を提案したり、集中力が落ちてきているのが分かった時には、コーヒーやエナジードリンクを提案するようなシステムとして、飲料メーカーの販促に応用することも可能になると思いますので、そのような応用も視野に入れて開発を進めていきたいと思います。
無意識体動センシングが完成したら世の中がどう変わるのか?
共感できるストーリーにできたらよいと思う
UBMOSSが実現した(実用的になった)場合は、映像作家等のクリエイターの作品評価等への応用が考えられます。このシステムを用いることによって、アンケート調査等のように言葉に変換したり第三者を介在させたりせずに作品に対する視聴者の印象を直接的に知ることができるようになります。
また、一般家庭での休憩時に利用することによってストレスの可視化等にも応用が出来ると考えています。
これによって、心の病気が発症する前の高いストレス状態の早期発見を行うことができ、最終的には、精神疾患患者や自殺者の低減に繋がると考えています。
高齢者でなくてもこのシステムは便利だと思う
高齢者だけでなく、幅広い世代に利便性を感じていただけるように開発を進めました。
今後、実用事例や必須となるようなシーンを明示して追研究されることを期待している
今後、対応するスマート家電を拡充することで、より実用的なシステムとして進化させていきたいと考えております。
スマートシステムに不慣れな人には有効だと思うため、より使い勝手の良いシステムを構築してほしい
操作パネルなどのUIをより見やすくできるように改良していきます。
ターゲットである高齢者の家族やペットなど周辺も含めて、生活や環境がどのように変わっていくのか?
スマートホーム導入で、高齢者やペットの生活は、安全性・快適性向上に加え、自動化・遠隔操作で利便性が増します。
家庭内の様々なニーズに対応し、より安心して生活できる環境が整うと思います。
部屋からの退出の際、帰宅と構内の区別はどうするのか?
ご質問いただきありがとうございます。
もう研究室にも戻らない場合は、帰宅状態にして、LEDを消灯させます。
構内にいて、研究室に戻る予定の場合は、LEDを黄色にします。
小学生が興味を持ってできるようなテーマ選定を楽しみにしている
ご意見いただきありがとうございます。
地元の小学校の現場では、情報教育のための教科書的なテキストがなく、各先生方の教材などで指導されているとお聞きしました。地域の小学校では、どうしても指導できる先生が少なく、情報教育がなかなか進んでいないのが実態のようです。
今後ここで学んだことが、少しでも現場のお役に立てればと思います。
ラズパイが非力なので、ある程度機能限定するのは仕方ない
限られた性能で安定走行するために必要最低限の機能に絞ったところに成功要因があると思った
おっしゃるとおり、一定以上の処理時間になると走行が不安定になりました。
そのため、機能を追加していくときに、この処理時間を確認しながら取り組みました。
実際の機能の処理時間というよりは、我々のソフトウエアの作り方が悪く、何度も改善を行う過程で、ソフトウエアの役割の重要さに気づくことができました。
システム完成後の山形の姿も想像し、共感が得られれば価値が伝わると思う
山形(地方)への自動運転の導入も近年に実現すると考えている。
その中で、自動で制御すれば渋滞回避による交通の最適化を図れると考え、この自動運転そのものがいわゆるスマートシティ構想となり、電車やバス等のモビリティをあわせて最適な移動を提供することで、まちづくりそのものが自家用車前提の社会による移動手段の心配から解放されると思う。
これにより、本来の目的(ショッピング、食事、人と会う等)に有意義に時間を使える世の中になるとイメージしながら開発に取り組んだ。
開発作業に関してもっと説明がほしい
開発作業に関しては、AndroidStudioでコードを入力し、スマートフォンにUSB経由で書き込むようにしています。
アプリ内でカメラを使用する仕様上、エミュレーターでの確認は行っておらず、ほとんど実機での確認を行いました。
また、画面UIのデザインもAndroidStudio内で行っています。
勝敗画面は、MP4の映像、音はMP3,WAVでファイルとして用意し、読み込んでいます。
実際のエクササイズは動作が速いので、スポーツジム(クラブ)でのリーダーとメンバーの様子を体験して今後の研究の参考してはどうか?
校外での検証はこれまで行ってきていなかったため、今後の研究の参考にしたいと思います。
楽しいの定量化はできないものか?
現段階では楽しさの数値化は難しいと考えてます。
楽しさを数値化させる方法として、azureやawsには感情を数値化、顔の情報から取得するサービスが行われているという実情があります。運動やゲームなど何か行っていると楽しさが倍増になるような指標として、使用しているときの感情などのデータを取り、複数人のデータの平均で表現出来ないかと考えています。