12:30~
開場
13:00~13:10
開会のご挨拶
13:10~14:10
トークイベント
内容:
前回の映像翻訳フォーラムご出演から早8年。その間に、映像翻訳業界では、動画配信サービスの隆盛を始めとするさまざまな変化がありました。そんな中でも、数々の人気作品を手掛け、売れっ子として活躍し続ける風間先生のお話を伺います。
今回は少しだけ「履歴書」をのぞき見させていただきながら、お仕事で工夫されている点や、現役の翻訳者やこれから翻訳者を目指そうという方へのアドバイスをいただきます。映像翻訳フォーラム in大阪で好評だった「履歴書」企画、風間先生バージョンです。
風間綾平(かざま りょうへい)氏
字幕翻訳家/映像翻訳スクール ワイズ・インフィニティ講師
第91回アカデミー賞4部門受賞作「ボヘミアン・ラプソディ」の字幕を担当
字幕翻訳家。大手制作会社のスタッフとして字幕演出に携わりながら1989年に字幕翻訳デビュー。 代表作は「少林サッカー」「ビートルズ・アンソロジー」「アース」「スペル」「LOST」「イコライザー」「ナイトクローラー」 「スティーブ・ジョブズ」「オデッセイ」「ドント・ブリーズ」「スプリット」「ホース・ソルジャー」「ボヘミアン・ラプソディ」など多数。 近年は、映像翻訳スクール ワイズ・インフィニティにて講師を務め、後進の指導を行っている。
14:25~15:15
特別基調講演
内容:
視聴方法や作品の内容の多様化、新しいツールの誕生など、映像翻訳業界は常に変化し続けています。
その中でも動画配信の世界は、アップル、ディズニー等のネームバリューがある企業が続々と参入しており、今年はまさに動画配信業界の戦国時代元年と言えるかもしれません。
この特別講演では株式会社ビデオマーケット代表取締役社長小野寺圭一氏をお招きして、定額制と都度課金型の違いや特性、国内マーケットの展望、動画配信ビジネスの近未来についてお話しいただきます。
翻訳のスキルアップに直接つながる内容ではありませんが、AIが急速に発展する中、単に職人的な技量を上げていくだけでは、市場(翻訳の需要)の急速な変化に対応できなくなってしまうことも、他の翻訳分野では実際に起こっています。
業界の現状を知り、今後の自身の翻訳者としての在り方を考える機会にご活用ください。
小野寺圭一(おのでら けいいち)氏
株式会社ビデオマーケット 代表取締役社長
1963年生まれ。慶応義塾大学卒業後、パイオニア株式会社入社。海外カラオケのコンテンツ企画を行う。
1990年パイオニアLDC(現NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)に出向。
海外カラオケの製作を担当。1991年よりパイオニアグループのビデオソフト戦略拠点として英国に設立されたパイオニアLDCEに立ち上げメンバーとして参加。
ロンドンをベースに全欧州のカラオケ権利処理やアニメ作品の流通システムの立ち上げを行う。
2003年に帰国し、パイオニア株式会社でAV機器の事業企画に従事。
2006年にパイオニア株式会社を退社し、株式会社ビデオマーケット入社。
コンテンツ獲得・販売及び企業アライアンスを担当。
15:30~16:20
パネルディスカッション
字幕/吹替翻訳の未来予想図Ⅱ
内容:
動画配信の隆盛とともに拡大する映像翻訳市場。企業/教育機関における動画の活用や日本のアニメーションの海外動画配信、インバウンド向けのプロモーション映像の増加等もあり、動画コンテンツ活用の拡大傾向は今後も継続していくことが予想されます。
この新時代に何を武器にしていけばいいのでしょうか。
韓国語学科を卒業後、韓国語の通訳そして字幕/吹替翻訳者として活躍しながら講師も務める本田恵子氏
建設設計会社に勤務後、中日字幕/吹替翻訳者として活躍しながらワイツーシーワークス合同会社の代表も務める本多由枝氏
フリーの吹替翻訳者を経てソフトウェア開発チームにてローカライズ業務を担当、その後ワイズ・インフィニティに入社、字幕/吹替を中心に、チェック、演出、ディレクションを行っている松田海
それぞれ10年以上のキャリアの中で、どのように業界を生き抜いてきたのか。
また今後業界人として、変化にどう備え、どう適応していくのか。
経験豊富なパネラーに新時代という追い風のとらえ方を伺います。
本田恵子 氏
(ほんだ けいこ)本多由枝 氏
(ほんだ よしえ)松田海
(まつだ かい)