浄土宗 土橋山延命院

浄久寺


はじめまして

元は比叡山延暦寺の直接の末寺で長福寺と称し、建物は本堂阿弥陀、観音堂、閼伽井、十羅利堂、地蔵堂、三宝荒神堂、護摩堂、鎮守山王、礼殿、客殿、舞臺、厨裹、浴室などがあり、みな瓦ぶきで、寺中十八坊、寺領七百石〔菊岡如幻編『伊水温故』(貞享4年(1687)草案))昭和8年版111ページ 〕 、僧侶も800人いたと伝えられています。しかし天正九年、天正伊賀の乱によって焼失しました。また、「土橋山長福寺、院号延命院 浄下 上野念仏寺下」〔同〕とあり、元禄頃までに廃寺となり、その後、専誉上人が浄久寺として再興したようです。現在では長福寺のものと伝えられる半鐘と欄間が残っています。
三重県が平成6年11月10日に長福寺跡調査を行い、溝、土杭を検出し、中世陶器、擂鉢(すりばち)等が出土、遺跡の広さは8,100㎡であることがわかりました(平成6年度三重県埋蔵文化財センター年報6、56ページ)。  

今年も桜が咲きました。

春の訪れを告げる桜の花は、私たちにとって一年で最も心待ちにされる光景の一つです。満開の桜の下で、私たちはこの世の美しさと儚さを同時に感じ取ります。この感覚は、念仏を唱え、極楽往生を願う私たちの心と深く通じるものがあります。
念仏を唱えることは、阿弥陀様の無限の慈悲と智慧に心を寄せ、私たちが日々の生活の中で直面する苦しみや悲しみを超えて、穏やかな心を保つ手段です。桜の花が散る儚さを目の当たりにする時、私たちは「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることで、この世の一切のものが変化し続ける無常の真理を受け入れ、心の平安を得ることができます。

桜の花を見つつ、私たちは念仏を唱え、心を浄化し、極楽往生を願うことができます。この実践は、私たちが日々直面する困難に対しても、阿弥陀如来の慈悲の力を感じ、心強さを持って対処できるようになるでしょう。さらに、私たちの生活の中で他者に対しても慈悲をもって接することが、自らの極楽往生だけでなく、他者の幸福にも貢献することにつながります。

〒518-0015 三重県伊賀市土橋697番地

電話: 0595-23-3573

Email: sgu01376@nifty.ne.jp

駐車場までの道路は相当狭いのでご了承下さい。