事前準備
ワークショップ当日は製本作業から行います。本の中身は主催者が用意しますが、中身も自分のオリジナルにしたいという参加者は、事前に原稿データを作りましょう。
無料ツール「Canva」を使って簡単に作れるよう、専用のテンプレートを用意しました。以下に作り方を解説しますので、ぜひ挑戦してみてください。
②「A:ホチキス中綴じ」の原稿を作成する
2)「ファイル > コピーを作成」をクリックします。
新しく開いたページで、「ファイル > テンプレート_Aのコピー」をクリックして、ファイル名を編集します。
ファイル名は「自分の名前_A」としておいてください。
【ファイルの説明】
A4サイズ(21×29.7cm)1枚につき4面、合計8ページ分が面付けされています。
ワークショップではこれをA4用紙に両面印刷し、A6サイズ(10.5×14.9cm)の中綴じ本を作成します。
データではページ順がバラバラになっていますが、製本した時に正しい順番となるようレイアウトされています。
ノンブルなどを目印にして完成時のページ順を把握してください。
(扉→P2→P3→P4→P5→P6→P7→奥付となります)
3)左側のメニューから「アップロード」を選択して、使用する画像を全てアップロードしておきます。
(Google Driveなどと紐付けることもできます)
4)1ページ目(扉)にあたる部分から編集していきます。
「本のタイトル」をダブルクリックし、文字を自分で決めたタイトルに入れ替えます。
(フォントの色や太さ・大きさなどを変更しても結構です)
同じように「苗字 名前」をダブルクリックし、文字を自分の名前に入れ替えます。
(ペンネームでも結構です)
【使い方ポイント】
操作を間違えた時は、画面上部の「←」を押せば、取り消しできます。
5)2ページ目にあたる部分を編集します。
(テンプレートの2枚目の左上にあたります)
アップロードのタブから、配置したい画像を「1つ目の写真」にドラッグ&ドロップします。
配置した画像を2回ダブルクリックすると、トリミング内の画像の大きさや位置を調整できます。
(ダブルクリック1回でトリミング枠の大きさが変更できるのですが、デザインが崩れるのでトリミング枠の大きさは変更しないでください)
また、画像を選択した状態で、上部の「画像を編集」をクリックすると写真の明るさやコントラストなどの調整が行えます。
6) 次に、配置した画像の下にある「テキストテキスト…」をダブルクリックし、用意したコメントに入れ替えます。
(短くて構いません。写真の撮影日などは入れても入れなくても良いです。150字程度まで入ります)
7)3~7ページ目にあたる部分も、同様に画像とコメントを入れていきます。
8)8ページ目(奥付)にあたる部分を編集します。
「苗字 名前(みょうじ なまえ)」をダブルクリックし、文字を自分の名前に入れ替えます。
同じようにプロフィールも入れます。
「本のタイトル」に、扉に入れたのと同じタイトルを入れます。
著書の位置にある「苗字名前」にも自分の名前を入れます。
(「発行」や「URL」などの内容を変更しても結構です)
これで「A:ホチキス中綴じ」の原稿データは完成です!
ワークショップ前日までに原稿データを主催者に共有しましょう。→④に進む
③「B:和綴じ」の原稿を作成する
2)「ファイル > コピーを作成」をクリックします。
新しく開いたページで、「ファイル > テンプレート_Bのコピー」をクリックして、ファイル名を編集します。
ファイル名は「自分の名前_B」としておいてください。
【ファイルの説明】
変形サイズ(32×11cm)1枚につき2面、合計8ページ分が面付けされています。
ワークショップではこれをB4もしくはA3用紙に1面ずつ印刷し、16×11cmの和綴じ本を作成します。
紙面の中心を山折りにするので、データ上では左右に位置するページが、製本するとちょうど背中合わせとなります。
3)「ファイル > ページ表示を設定」から、「塗り足し領域を表示する」を選択します。
これで紙面が3mmずつ広がり、仕上がり線は点線表示となります。(紙の端まで画像のあるデザインのため、3mmずつ広く印刷しておいて仕上がり線のある位置で断裁します)
4)左側のメニューから「アップロード」を選択して、使用する画像を全てアップロードしておきます。
(Google Driveなどと紐付けることもできます)
5)1ページ目(扉)にあたる部分から編集していきます。
「本のタイトル」をダブルクリックし、文字を自分で決めたタイトルに入れ替えます。
(フォントの色や太さ・大きさなどを変更しても結構です。必要であれば、位置も調節してください)
同じように「苗字 名前」をダブルクリックし、文字を自分の名前に入れ替えます。
(ペンネームでも結構です)
【使い方ポイント】
「B:和綴じ」の紙面は縦書きで文字を組んでいます。Canvaの性能上、縦書きでは入力しても反映されない文字や記号がありました。下記を参考に、うまく工夫してください。
半角英数字→横向きになります。縦向きに表示したいときは、全角で打ちましょう。
全角スペース→反映されません。半角スペースは反映されるので、そちらで対応しましょう。
カッコ()→反映されません。代わりにカギカッコ「」やスペースなどを使ってみましょう。
6)2ページ目にあたる部分を編集します。
アップロードのタブから、配置したい画像を「1つ目の写真」にドラッグ&ドロップします。
配置した画像を2回ダブルクリックすると、トリミング内の画像の大きさや位置を調整できます。
(ダブルクリック1回でトリミング枠の大きさが変更できるのですが、塗り足し領域にも画像がのるようにテンプレートを作っていますので、トリミング枠の大きさは変更しないでください。)
また、画像を選択した状態で、上部の「画像を編集」をクリックすると写真の明るさやコントラストなどの調整が行えます。
7) 次に、配置した画像の下にある「テキストテキスト…」をダブルクリックし、用意したコメントに入れ替えます。
(短くて構いません。150字程度まで入ります。行数は5行までにしましょう。)
8)3~7ページ目にあたる部分も、同様に画像とコメントを入れていきます。
9)8ページ目(奥付)にあたる部分を編集します。
「苗字 名前(みょうじ なまえ)」をダブルクリックし、文字を自分の名前に入れ替えます。
同じようにプロフィールも入れます。
「本のタイトル」に、扉に入れたのと同じタイトルを入れます。
著書の位置にある「苗字名前」にも自分の名前を入れます。
(「発行」や「URL」などの内容を変更しても結構です)
【+アルファ】
奥付のページにはスペースがあるので、あとがきなどの文章を加えることもできます。
これで「B:和綴じ」の原稿データは完成です!
ワークショップ前日までに原稿データを主催者に共有しましょう。→④に進む
④原稿データを主催者に共有する
原稿データを開いている状態で、「ファイル > 共有」をクリックします。
共有範囲を「リンクを知っている全員/コメント可」に設定します。
リンクをコピーして、それを下記のフォームにてお知らせください。
※ワークショップ終了につき、現在はフォームを取り下げております。
⑤おまけ:原稿を印刷する
今回のワークショップでは原稿の印刷は主催者が行いますが、今後自分で印刷したい方のために、原稿のダウンロードと印刷の方法を解説します。
A:ホチキス中綴じの場合
1)自分で作成した「A:ホチキス中綴じ」のファイルを開いた状態で、「ファイル > ダウンロード」をクリックします。
ダウンロードの画面が開いたら、ファイルの種類は「PDF(印刷)」を選択し、「PDFのフラット化」にチェックします。ページは「すべてのページ」、カラープロファイルは「RGB(デジタル用に最適)」を選択して、ダウンロードをクリックします。
(印刷する場合、カラープロファイルは「CMYK」を選択することが推奨されますが、有料版しか対応していないので、無料のまま使用する場合にはRGBでも構いません)
2)ダウンロードしたPDF2ページ分を、A4用紙の両面に印刷します。裏写りが気にならないよう厚めの紙に印刷するのがおすすめです。印刷する際は、両面の天地が合うように気をつけましょう。
B:和綴じの場合
1)自分で作成した「B:和綴じ」のファイルを開いた状態で、「ファイル > ダウンロード」をクリックします。
ダウンロードの画面が開いたら、ファイルの種類は「PDF(印刷)」を選択し、「トリムマークと塗り足し」と「PDFのフラット化」にチェックします。ページは「すべてのページ」、カラープロファイルは「RGB(デジタル用に最適)」を選択して、ダウンロードをクリックします。
(印刷する場合、カラープロファイルは「CMYK」を選択することが推奨されますが、有料版しか対応していないので、無料のまま使用する場合にはRGBでも構いません)
2)ダウンロードしたPDF4ページ分を、B4以上の大きさの用紙に片面印刷で出力します。
印刷について
自宅にプリンターがあれば簡単ですが、自宅にはプリンターがない、またはB4以上の印刷ができないなどの場合には、コンビニのコピー機を利用すると良いでしょう。
USBで原稿データを持ち込んで印刷することもできますし、ネットからアップロードしておいて近所のコンビニで出力することも可能です。(参考:セブンイレブンのネットプリント)
その他、アクセアやキンコーズのセルフプリントサービスもおすすめです。割安なので、近くに店舗があれば利用してみてはいかがでしょう。