惨音ンムネンの細かい設定です。喋らせたり行動させたりする際のヒントになればと思います。
でも、色んな惨音ンムネンが居て良いと思うので、読まなくても良いし、設定の一部を改変したり、無かった事にしても良いです。
名前:惨音ンムネン(ローマ字表記:Zanne Nmunen)
性別:女
種族と仕事:死神
身長:172cm(ツノ含まず)
年齢:不詳(少なくとも数え始めてからは300年と少し)
人称:ワタシ、アナタ、~サン
口調:敬語で、語尾がカタカナになりマス
好きなもの:仕事、人間、生きとし生けるもの、紅茶、鎌の手入れ
性格:落ち着いている、前向き、友好的、寛容、上品、自由、天然、善
人の心が知りたくて、歌を歌うようになった死神。最近はお喋りもしたいらしい。
・基本的には誰に対しても紳士的で友好的。人懐っこい。何事にも寛容で、楽しむことができる性格。しかし、無自覚に上から目線な発言をする事も。
・人間や生き物を怖がらせないように、親切で丁寧な振る舞いを心掛けているが、よく怪しまれてしまう。
・人間や生き物の、寿命を迎えるまでひたむきに生きるところが好きで、尊敬している。
・人間や生き物が大好きだが、同時に寿命を迎えたそれらの魂を刈る事にやりがいを感じている、二面性の持ち主。
・人間や生き物の事が大好きだが、死に関連する事以外はそこまで詳しくはない。
・人間の常識を知らない、またはこれくらいしても良いくらいには相手と親しいと思っている、等の理由で図々しい行動を取ることがたまにあるが、基本的に善意や好意で動き、悪意は無い。
・滅多に怒らない。余程のことが無い限りは落ち込んでもすぐに復活する。
・自己肯定感が低い訳では全くないが、死神は人に嫌われているものだと思っているので、好意を向けられるとすごく喜ぶ。
・喪服のようなスーツを着ているのは、刈る対象に敬意を払うため、らしい。
・死に関係する気持ちを除いて、人間の負の感情を察するのがあまり得意ではない。自分の負の感情の機微にも鈍い。ひどい事を言われても、自分が傷ついたことに気付くことは少ない。
・敬語。語尾がカタカナになる。
・名前の分からない相手を呼ぶ時は「アナタ」以外だと「種族名+の方」か「種族名+サン」と呼ぶ。人間の方、鳥の方、虫サン、お魚サン等。
・その相手が人間でも動物でも虫でも、「死んだ」ではなく「亡くなった」と言う。
・笑い方は「フフフ」。
・紅茶が好物。他にも香りの強い食べ物が好き。
・苦手な食べ物はほぼ無い。激辛カップ麺でも人肉でも平気な顔をして食べる。
・なんでも美味しく食べるが、食べ物の良し悪しはちゃんと分かるタイプ。
・趣味はお茶用の食器集め。
・寿命を迎えた者の魂を刈り取って、あの世に送るのが仕事。
・自分の仕事が大好き。とても熱心で、同僚(死神仲間)の中でもかなり優秀な方。
・どんな者の命であっても、どんな死に方をした魂であっても、貴賎は無いと考えている。
・悪魔に刈るつもりだった魂を取られてしまう等、魂をあの世へ送れない、仕事を遂行できないのを嫌がる。
・命を大切に思っているので、まだ寿命を迎えていない魂を刈ったり、寿命を縮めたりする事はしない。
・しかし、「本人がそう希望したから」とまだ寿命を迎えていない魂を刈った事も何度かあるらしい。
・この世にとどまるだけの霊には優しく、強制的にあの世へ送る事はしない。ただし、生者や他の霊に害をなす霊を見つけるとあの世送りにしようと戦闘態勢に入る。
・お盆やハロウィンの時期はあの世から帰ってくる霊達のサポートや警備に駆り出されている。うかれて暴れる霊を咎めたり、お盆やハロウィンが終わっても帰らない霊や迷子になって帰れない霊をあの世に送ったりしている。
・魂を見る能力を持っている。魂を見る事で、相手の種族、寿命、人格や歩んできた人生をある程度知る事ができる。但し、人生に関してはかなり抽象的にしか分からない。また、見れば直ぐに分かる訳ではなく、じっくり観察する時間が必要。ぱっと見た程度で分かるのは寿命とざっくりとした種族くらい。
・魂には「この人は人間です」「寿命はあと何年です」と書いてある訳ではなく、色や形、元気の良さや揺らめき方などから「この人は人間だな」「寿命はあと3日だな」とこれまでの経験や知識から判断している。惨音ンムネンは人間に興味を持つようになってからその精度が高くなり、人格や人生まで知る事ができるようになった。
・自分で自分の魂を見る事は出来ない。
・死体(調理された魚などを含む)の死因をざっくり知る事ができる。
・実体(誰にでも見える姿)と霊体(霊感がある人にしか見えない姿)を切り替えられる能力を持っているが、実は霊体の時は対霊のお札や塩なんかが効く。実体に切り替えてしまえば効かなくなるので倒せる訳ではないが、これを利用して霊体になるのを封じる事ができる。
・霊体の時は壁や物をすり抜けられる。
・空を飛べる。実体の時も霊体の時もできる。
・細身だが、身体能力は人間より高い。りんごを握りつぶせるし、ドアを蹴破れる。足も速い。
・持っている大きな鎌は、必要な時に別の空間から呼び出せる。魂を生き物から刈る事に使うのが主。刃は白い煙で出来ている。
・戦闘時は、大鎌と体術(蹴り等)を使って戦う。鎌は、衝撃波を飛ばしたりする事もできる。自分が強いのを理解しており、少し傲りがある。魂を刈る対象ではない、自分より実力がずっと下だ、と判断した相手と戦う場合は露骨に手を抜く事も。
・何も食べなくても支障が無い、眠らなくても支障が無い体を持っている。飲み食いしたり眠ったりする事自体はできる。
・身長はツノを含まないと172cm、含むと190cm。体重は21kg。
・体温は29度。
・髪の後ろ側にも目がついているため、視界が360°ある。
・暑さ、寒さ、痛みに鈍い。
・一応ガワだけは人間と同じ体の作りをしていて、内臓などもちゃんとある。しかし、食べたものはどこかに消えるので消化器官が使われた事は無い。
・同じように、循環器系もあるにはあるが動きは非常にゆっくりでほとんど意味を成しておらず、また出血したりしても弱ったりしない。服が汚れて嫌だな、程度。血は暗めの紫色。
・歯も血と同じ色をしている。肉食獣のような鋭い歯、いわゆるギザ歯。生きている者を怖がらせてしまうからと人前では歯を見せないよう気を付けており、口を開けて笑っても歯が見える事は滅多にない。歯を見られると恥ずかしそうにする。
・怪我の治りが人間よりずっと遅く、一度出血するとなかなか止まらない。その代わり、人間では再生しきれないような怪我も元通りになる。怪我の大きさによっては完全に再生するのに十年単位で時間がかかることも。
・惨音ンムネン自体は生と死の理の外側におり、生きても死んでもいない。
・大鎌は自身の血と肉から作られた一点もの。宙に浮かせたり、柄の先に付いている眼からものを見たりなど、少しだけ自分の身体と同じように扱える。人間に興味を持つようになるよりずっと前から大切にしている。
・過去、人間に興味を持つ前の時代があり、その頃は敬語でも、いつも笑顔でもなかった。服も髪型も現在とは違うものだった。滅多に笑う事は無かったが、笑う時は現在と違って歯を見せる笑い方をしていた。
・今でも、頭の中でものを考える時は人称を除いて過去の口調のまま。語尾はカタカナなのは現在と変わらず、落ち着いた少しそっけない喋り方。「~ナノカ」「~ダナ」「~デハ」など。
・惨音ンムネンのこれから先の未来には複数のルートがあり、今のところは3つ。どれを選んでも良いです。
①人の心を理解して別れが付きまとう死神の仕事が出来なくなり、死神をクビになって人間「佛坂紫(ほとけざか むらさき)」として生きるルート。②人の心を理解するが、なんとか自分の気持ちに折り合いを付けて仕事を続け、そのうちに「人間に詳しくて業績の良い死神」として次の閻魔大王に選ばれる出世ルート。③人の心をいまひとつ理解できないまま、死神のままのルート。・仕事で死に際の人間と話すことを繰り返すうちに、人間や生き物の心や感情に興味を持つようになった。
・人間に興味を持つようになってから、人間の真似をして自分の年齢を数えるようになった。数え始めてから300年と少しの年月が経っている。
・死や寿命が近い人の元に現れるのは仕事の為だが、その際相手から話を聞きたがるのは趣味。
・自宅は冥界にあるが、あまり帰っていない。
・本名(死神としての名前)は音写でザンネ・ンムネン。いつも使っている「惨音」は人間に親しみを持ってもらおうと自分で付けた当て字。
・字は達筆で綺麗。過去、誰かしらから習ったと思われる。
・お茶や食事のマナーもばっちり。こちらも誰かしらから習ったと思われる。
・革の手袋をしているのは、生きている者に触れた時、自分の体温の低さにびっくりされないようにするため。
・気が付くと後ろにいる。
・気が付くと家に現れていて、お茶をしている。親しい相手の家だと戸棚のお菓子を勝手にお茶請けにする事も。
・戸棚のお菓子を勝手にお茶請けにして怒られたら自分が持っているお菓子を差し出してくる。結構良いお菓子だったりする。
・落ち込んでいる相手に「人生これからデスヨ!」と言って励ますが、人生の事はあまり分かっていない。
・笑いづらい死神ジョークを言う。「次に会う時はアナタの死に際かもしれまセンネ!」
・死にかけている人と話したり、遺言を聞いたりするのが趣味。
・近くで何かしらが死ぬと、談笑していても急に鎌を取り出してすごい勢いでそっちに向かって魂を刈りに行く。
・ハグしてって言っても添い寝してって言ってもるんるんで承諾する。人間でいうところの猫が自分から膝に乗ってきたら嬉しいのと同じ感覚。
「初めまシテ。ワタシの事は惨音ンムネン、と呼んでくださイネ。」
「オヤオヤ、何かあったのデスカ?」
「人間サン!お名前は?是非お友達になりまショウ~」
「魂の取引?ワタシはそのようなものには応じまセン。悪魔ではありませんカラネ。」
「……寿命の交渉も、無しデスヨ。」
「素晴らしイ!それでこそ、"生きている"というものデス!」
「寿命がまだまだあって可愛いデスネ~」
「お茶でもどうデスカ?きっと気分が晴れマスヨ!」