ゆずも塾3期生(2023年度卒)
合格者インタビュー
ゆずも塾3期生(2023年度卒)
合格者インタビュー
田村 良
出身中学:益子町立田野中学校
進学先 :秋田大学医学部保健学科
看護学専攻
得意科目:数学
苦手科目:英語
秋田大学医学部保健学科への合格を果たした田村さん。しかし、進路を決めるまでには様々な葛藤があったと言います。
「将来やりたいことが分からない人ほど、茂木高校に進学すべきだと思います。」と語る彼に、茂木高校、そしてゆずも塾での活動をどのように進路選択につなげていったかを、インタビューしていきます。
高校入学までを振り返ると、どんな生活でしたか?
卓球に興味がありましたが、中学校には卓球部がなかったので、野球部に入りました。2年生の時、練習試合で腰を痛め、腰椎分離症と診断されました。幸いなことに野球を続けることはできましたが、怪我をきっかけに身体が思う通りに動かなくなってしまったことにショックを受けました。引退後は、茂木高校で卓球部に入るために、受験勉強を始めました。合格はできましたが、受験期を通じて『勉強の仕方が分からない』という思いが拭えず、勉強への苦手意識は克服できませんでした。
茂木高校での生活は?
高校でようやく卓球部に入れた時、とてもワクワクしたのを覚えています。練習は大変でしたが、「辛い」と感じたことはありません。卓球ができることが嬉しかったですし、同級生は面白い人たちばかりでした。全く歯が立たない先輩や、経験者ばかりの同級生との試合の中で、相手の技術を吸収しあいながら切磋琢磨していく楽しさを感じることができました。3年間を振り返っても、部活がとにかく「楽しかった」という記憶が、一番に残っています。
- 大変だったことはありましたか?
大変だったのは、進路を決めることでした。高校では課題研究の授業がありますが、どうしても自分だけの課題というものがイメージできませんでした。しかし、考え続ける中で、かつて自分がリハビリの中で「本当に治るのだろうか」という不安を抱えていたことを思い出し、球技によって使う筋肉が異なるのであれば、起こりやすい怪我と求められるリハビリも異なるのではというアイデアを得ることができました。課題研究に向き合う中で、怪我の不安に立ち向かう人たちを支えたいという、自分の夢を見つけることができました。
受験を意識し始めたのはいつ頃ですか?
学校の先生に勧められ、秋田大学を目指して勉強を始めたのは、3年生の5月からです。卓球をしながら勉強するのは大変でしたが、どんなに疲れていてもゆずも塾に行くことで、身体が自然と勉強を始めるようになりました。最初は得意科目ばかりに取り組んでいましたが、夏以降は自分なりの勉強のやり方がつかめてきて、苦手科目にも手が回るようになりました。
- 受験期について教えてください
私は総合型選抜を受験したため、秋は学習と並行して小論文・面接の対策をしなければならないことが大変でした。共通テストで目標点に届かず不安でしたが、無事に合格することができました。課題研究の中で進路について理解を深めていなければ、合格は難しかったと思います。ただ、もっと早くから勉強を始めていれば良かったという思いはあります。
ゆずも塾での思い出は何ですか?
塾では、勉強の楽しさを知ることができました。仲間がいたことは励みになりましたし、分からない問題について質問することができ、その度に自分の意識していなかったところまで深く理解することで、目の前の勉強の奥深さを知ることができました。また、スタッフが兄弟のような雰囲気で接してくれたおかげで、「勉強初心者の自分でも受け入れてもらえている」と感じることができました。塾がなければ、国公立大学に進学することはもちろん、勉強の方法や楽しさを実感することもできなかったと思います。
将来の目標について聞かせてください
高校では、部員や友人との関わりの中で日々を楽しみながら、何に向かって頑張るかを明確にしたことで、進路実現への努力をやり遂げることができました。進学先では、受験勉強を始めるのが遅く苦手なままにしてしまった英語に、改めて向き合いたいです。そして、身体操作の方法について学びを深め、怪我や病気に苦しむ人を支えるための知識・技術を身につけたいです。
- 最後に、後輩たちへメッセージをお願いします
将来やりたいことが分からない人ほど、茂木高校に進学すべきだと思います。進学型総合学科であり、課題研究に力を入れている茂木高校では、日々の授業の中で自分の適性や興味を整理し深めることができます。