ゆずも塾3期生(2023年度卒)
合格者インタビュー
ゆずも塾3期生(2023年度卒)
合格者インタビュー
添谷 直希
出身中学:益子町立田野中学校
進学先 :筑波大学理工学群化学類
得意科目:化学
苦手科目:国語
茂木高校からは約10年振りとなる、筑波大学への合格を果たした添谷さん。毎日のように塾に顔を出し、黙々と勉強に取り組んでいた姿が印象的でした。
「ゆずも塾がなければ、自分のメンタルの弱さでは、国公立に進学することも難しかったと思います。」と語る彼に、合格へ至るまでの道のりをインタビューしていきます。
まずは、茂木高校を選んだ理由を教えてください
中学生の時は、勉強があまり好きではありませんでした。ゲームをするのが好きで、そちらに時間を割いていた記憶があります。茂木高校への進学を決めたのも、真岡高校のような進学校ではなく、茂木高校のような進学型総合学科の高校で、のびのびと生活をしたいと考えたためでした。
茂木高校での生活はどうでしたか?
入学してみると、小テストが多く、自分が思っていた以上に勉強しなければならない場所だなと感じました。ただ、面白い先生ばかりで、勉強が嫌だと感じたことはありませんでした。特に、1年生の後半で担任の先生と面談したことが、勉強へのモチベーションを大きく上げるきっかけになりました。2年の夏に毎日机に向かう習慣がつき、2学期の定期試験で学年1位を取れたことで、もっと勉強を頑張ってみたいと思うようになりました。
- 高校生活の思い出は何ですか?
高校では、やさしく面白く、思いやりのある友人たちに出会うことができました。思い出はと聞かれると、友達と過ごす時間のすべてが楽しく、充実していたなと感じます。茂木高校では、自分のように卒業式の日まで進学先が決まらない人もいれば、推薦入試等を利用して早くから進路が決まる人もいます。けれど、頑張る時期や内容はそれぞれ違っても、お互いを応援しあい、合格や内定を祝いあえる環境が、ここにはあります。
受験勉強はいつから始めましたか?
受験勉強を始めたのは、2年生の夏からです。始めは、英検2級を取得することを目指して、苦手な英語に取り組んでいました。その年には合格することができませんでしたが、3年生の春に受験した3回目の英検で、合格することができました。初めは40程度だった模試の偏差値も、この頃には50を超え、やりがいを感じるようになりました。
- 受験期はどうやって乗り越えましたか?
自分はメンタルが強い方ではなく、気分が落ち込んで苦労しました。どうしても勉強したくない時には、資料集を眺めるようにしていました。効率は悪いですが、勉強していないことで自分を追い込むことがなく、良かったと思っています。特に2次試験の直前は、ミスが減らず合格点に届かない中で、本当にこのまま進んでいいのかという思いで頭がいっぱいになりました。ですが、この学校で誰よりも長く受験勉強に取り組んできたということを自信に変え、前向きな思いになれたことで、最後まで受験勉強を走り切ることができました。
ゆずも塾に入るきっかけは何でしたか?
塾を利用するようになったのは、勉強を始めた2年の夏からです。塾で探究学習に取り組んでいた友人の姿を見て、利用してみたいと思うようになりました。探究学習が行われている「教えあい教室」の、ある程度騒がしくしても良い環境が、自分には合っていました。スタッフの方はやさしく、当時抱えていた悩みについて、親身に相談に乗ってくれました。
- ゆずも塾では、どのように受験勉強に取り組みましたか?
3年の春からは「サイレント学習教室」で本格的に受験勉強に取り組みました。講座を受ける中で、『継続的な学習のためには大学入試の為ではなく将来のために勉強する必要がある』という心構えと、『常に目の前の疑問を大切にして問い続けなければならず、そのために多くの本を読む必要がある』という学習姿勢を、学ぶことができました。ゆずも塾がなければ、自分のメンタルの弱さでは、国公立に進学することも難しかったと思います。
最後に、進学先での目標について聞かせてください
受験期を振り返って、「小さい頃からもっと本を読んでおけば良かった」という反省があります。国語や英語で、文章を読む体力・文章を理解する教養がないことに苦労しました。何より、読書を通じて世界を広げて、自分の得意なこと・好きなことを見つけることが自信につながるのだと感じています。進学後は、分野を問わず多くの本を読みたいです。もちろん、好きな化学の勉強も継続し、物質科学の理解を深めていきたいです。そして、国際交流に力を入れている筑波大学には多くの留学生が在籍していると思うので、高校で頑張った英語の勉強を活かして、海外の方とたくさんお話がしたいです。