オンライン交流会
こんにちは!雫石です^^
今日のブログで2022年の投稿は最後となります。今年もゆめしま未来塾を応援いただき、ありがとうございました!
現在、大学進学組の3年生は共通テストに向けた追い込み真っ最中。
担当講師の指導にも熱が入っています。
生徒の皆さんは、年末年始返上で勉強にいそしむことでしょう。
さて、今日のブログは、他校とのオンライン交流会のようすについてです。
あやぐも塾
今回のオンライン交流会の企画は、私たち講師が10月に参加した研修で西予市にある野村高校を訪問したことがきっかけで立ち上がりました。
野村高校は生徒数180名ほどの県立高校で、普通科と畜産科があります。野村高校も、弓削高校と同じく生徒数の減少により統廃合の危機にあり、昨年度から高校魅力化プロジェクトが始まり、公営塾が立ち上がりました。
その名も“あやぐも塾”。
研修のときにあやぐも塾の講師の皆さんとお話したときに、小さな町で18歳まで同じ顔ぶれのコミュニティで過ごしている弓削と野村の高校生にとって、「知らない人とコミュニケーションを取る力や自分のことを自分の言葉で表現する力を伸ばす機会が少ないよね」という共通の課題が見つかりました。
そこで、双方の塾生同士をオンラインで繋いで、初めて知り合う人に自分や身の回りのことを紹介したり、それぞれの学校の良いところや変わっているところを紹介し合う交流会をやろう!ということになりました。
オンライン交流会
▼交流会当日の流れはこんな感じです。
はじめの挨拶
zoom練習(チャット、リアクションスタンプ、ミュートON/OFF、ビデオON/OFF)
参加者自己紹介
トーク
野村高/弓削高あるある紹介
質問タイム
おわりの挨拶
参加してくれたのは、野村高校から3年生1名、1年生4名、講師2名。弓削高校から1年生6名と講師1名でした。
1時間ほどの交流会でしたが、講師陣の予想に反して塾生の皆さんは緊張しつつも和気あいあいとお話していました!
各校のあるある紹介では、
野村高校にはポニーや牛がいる
野村高生のかばんは重い(荷物が多いのが特徴らしい。20kgほどもあるとか!)
野村高校では体育の授業は5分前集合が当たり前
野村高校では授業科目によって履いていい靴下の色が違う
弓削高校のすべての教室から海が見える(野村高校からは“いいな~!”という声が出ていました)
弓削高校の先生は生徒の夢を応援してくれる
弓削高校では、前年の学年平均回数を更新するまで何度もシャトルランに挑戦しないといけない
弓削高校の運動会では、日体大名物エッサッサがある(これは野村高校でもやっているみたいですね!)
といったあるあるが出ました。
全然違うところもあり似ているところもあり、自分の学校を客観的に見る良い機会になったのではないでしょうか。
最後はみんなで集合写真を撮って終了となりました。
集合写真
野村高校側からはこんなふうに見えていたそう。
野村高校あるある発表中
あやぐも塾のようす
コミュニケーションスキルとは?
今回、オンライン交流会をやってみて、あらためてネット上のコミュニケーション(SNSのコメント、リプライ、ゲームのチャットなど)と会話によるコミュニケーションでは相手の見える部分が違うなと感じました。
例えば、SNSやLINEだったらいいねボタンやスタンプで自分の感情をワンタップで伝えることができます。
自分の気持ちを表すドンピシャな言葉を探す作業を自分でしなくてよくて、「このスタンプかわいいからこれでいっか」とか「とりあえず何か送っとこう」くらいでコミュニケーションができてしまいます。
そこがSNSやLINEの良いところでもあり、やっぱり人それぞれの、その人独特の思考回路や雰囲気を感じるには会話に勝るものはないなとも思います。
正しい情報を相手にも分かる言葉で伝えるには、相手と自分の経験や環境の差分を見極めて言葉を発する必要があります。
自分にとっての当たり前が、相手にとっても当たり前とは限らないということを、初対面の人とのコミュニケーションでは無意識のうちに学習することになります。
そういう体験は、弓削や野村といった地域においては意図的につくっていく必要があるのかなと思いました。
あやぐも塾の皆さんとは、「今度は直接会いたいね!」といって別れたので、来年は弓削か野村で直接交流する機会がつくれたらいいなと考えています。