2022年 走り納め

こんにちは。講師の高橋です。

今週も弓削高校の様子をお伝えしていきます。

2学期期末考査、考査後面談

2学期期末考査の期間は、部活や課外活動などの予定があったため、勉強との両立が難しい期間であったかもしれません。やりたいことや、やらなければならないことがある中で、学業も並行させながら生活するのは、とても大変です。

友達とおしゃべりしたり、遊ぶ時間に没頭したり、高校生が忙しくなる要因は生活の色んなところに転がっています。勉強をする時間をどのように確保するのか、集中して取り組める場所はどこなのか、気持ちと行動のめりはりをどのようにつけていくのか。

そもそも、今まさにやっている目の前の勉強は自分にとって必要なのか、なんて疑問も頭の中で浮遊しているかもしれません。

ぜひ実践してほしいことは、日頃の生活をより良くするために工夫をすること。1日を振り返る時間と、目標を考えて今の課題を整理する習慣を持ってほしいなと思っています。言葉にしながら整理することも、自分のことと向き合えるようになることも、進路選択をするときには大切になってきます。

自己反省チェック・リスト👍

・試験日程、試験範囲の確認はしっかりできましたか?

・それぞれの教科、なにを、どのように勉強したらよいか、確認しましたか?

・わからないことを何となく放置していませんでしたか?

・繰り返し復習をしたり、練習問題に取り組めましたか?

・勉強時間を作る工夫を、日ごろから実践しましたか?

~自分なりにちゃんと頑張れたら… 何か楽しみを考えておきましょう~

農業・サイクリング体験学習

今週、2年生と農業とサイクリングの体験学習にも行ってきました。収穫したのはムクナ豆で、日常的にはあまり出会わない作物ですね。江戸時代までは盛んに栽培されていたようですが、現在では食用というよりは、サプリメントやパーキンソン病の改善に役立てられているようです。

L-ドーパというものがムクナ豆には含まれていて、疲労や気持ちの落ち込みを改善させるためにも効果があると言われています。そんなムクナ豆が、ここ上島町でも栽培されていました。そもそも、ムクナ豆の特徴も知らなかったので、様々な発見があり、また新しい島の側面にも気づくことができました。

上島町では、どれくらいの数の野菜や果物が育てられているのか、それに、摘み菜にも興味があるので、島を探検してみるのも面白そうです。生徒たちも賑やかに収穫作業をし、ムクナ豆栽培についての新情報に触れられたのではないでしょうか。

 調べてみよう🔎

・ムクナ豆の特徴と歴史 ー 江戸時代までは日常食?

・ムクナ豆とパーキンソン病 ー L-ドーパってなに?

・ムクナ豆の原産地と栽培環境 ー 日本全国で育てられるの?

弓削高校から出発して、生名島へ向かい、生名島をぐるっと回って、防波堤アートを見て、その後、弓削高校まで走ってきました。弓削高の生徒たちは、高校で自転車講習を受けているので、道路を走るときの決まり事もちゃんと心得ているようでした。

ほとんどの生徒がクロスバイクに乗っていたのですが、中にはE-BIKEに乗っている生徒もいました。E-BIKEに乗れば、体への負担が大きく軽減されるので、運動が苦手な人も気持ち良くサイクリングを楽しめると思います。

生名島のコースはアップ・ダウンが連続するので、途中、きつく感じることもあるかもしれませんが、柑橘類の農園があったり、くるまえびの養殖場があったり、のどかな浜辺があったり、野外サウナのあるキャンプ場があったりと、楽しみどころはいくつもありました。天気が良ければ気持ちよく風を切れるので、上島町にいる人には、ぜひおすすめしたいアクティビティです。

到達点や目標がなくても、走ることは楽しめる

1月になると上島町では駅伝があり、3月には生名マラソンもあります。

今月から駅伝へ向けて、高校では放課後ランが開催中です。


  雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケヌ


宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の一節です。走っていると、こんなメンタルになることもありますね。

体温調節にも体力を使うものなので、寒くなればいつもより走れていない、とも気づくことがあるはずです。水泳をしていても、体を動かした分しっかりと汗をかいているように、目には見えずらい身体の変化があるものです。寒くて、風が強い日が続いている上島町ですが、運動前後の身体のケアを忘れずに。

それでは、また次回。

弓削高校のきれいな体育館。木造で明るくて、快適な空間。