ICTツールの活用

こんにちは!雫石です。

すっかり秋ですね。

私は農村地帯で育ったので、子どものころの秋といえば稲刈りに駆り出されて、はさがけの手伝いをしたり10時と3時のおやつを自転車のカゴに乗せて各田んぼを配り歩いた思い出があります。

先日、松山に行く用事があったのですが、島にはない田園風景が見られてちょっと懐かしい気持ちになりました。

一人一人の課題に合った学習を

ゆめしま未来塾には、いろいろな得意・不得意、強み・弱みを持った生徒がいます。

生徒それぞれの持つ学習上の課題に柔軟に対応して、適切な学習に向かわせるため、ゆめしま未来塾では個別学習と自立支援型学習を基本的な指導方法としています。

一人一人と話をしながら進めていくため一斉授業に比べると時間も手間もかかりますが、少人数という強みを生かして個別学習にこだわって指導しています。

ICTの力で苦手を克服する

とくに小中学校で習った数学の復習が必要な生徒には、キュビナというICTツールを使ってもらっています。

キュビナの導入と活用方法に関しては、弓削高の先生と相談しながら、生徒の習熟度や成長に合わせて使っています。

キュビナを使うことのメリットは、生徒がどこでつまづいたか先生側のアカウントからいつでもどこでも見られることです。また、生徒ごとにアカウントを発行して管理するので、その生徒に合った内容、スピードで学習を進めることができます。

下の画像は、先生側から見える生徒の学習履歴の画面です。

どの問題にどのくらいの時間がかかっているかも分かるので、問題の傾向ごとの定着具合も予想することができます。

ゆっくりでいいから確実に

私は、勉強することの意義は「分かった!」を感じたときに得られる嬉しさにあると考えています。

よく生徒から「(今この勉強をして)社会に出たときに何の役に立つのか」と聞かれることがありますが、勉強している内容そのものよりも、数式を説くその過程に、物語を読んで主人公の気持ちに思いを馳せるその過程に、原子の構造を理解して図に表すその過程に、できるそれまではなかった新しい思考回路がその後の人生に役に立つのだと思っています。

だから生徒たちには、授業の時間で理解することが難しかったからといって投げ出さずに、ゆっくりでいいから学びをあきらめずに「分かった!」という瞬間を味わってほしいなと願っています。