秘術抗戦RPG
歪みのアカシック
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用語集

アカシックレコード

地球が誕生してから現在までの地球の記憶。地表を循環しており、その流れを龍脈やレイラインと呼ぶ。人の記憶同様に地球の記憶は完全なものではなく、曖昧な部分や間違って記憶している部分が多々ある。

レイライン

龍脈とも呼ばれる。地表にアカシックレコードが循環する経路であり、人間の脳の記憶細胞のように地球の記憶を構築している。太い龍脈や多くの龍脈の交差する場所などは強大な秘術を行使するのに適している。

カタストロフ

アカシックレコードの中にある破壊の記憶。火山活動や気象現象といった大地の記憶などの噴出によって起きる天変地異。ヴィジョンの一部。カタストロフが起きたとしても揺り戻しが起き、ある程度まで発生前の状況に戻る。これをバックラッシュと呼ぶ。

ヴィジョン

地球の記憶の漏出。リベレーターが秘術によって引き起こす。規模は様々だが一定範囲が過去の一場面へと上書きされる。路地裏一本や部屋ひとつのようなごく小規模のヴィジョンもあれば、大都市をすべて覆うような巨大なヴィジョンも発生する。

バックラッシュ

ヴィジョンの終息後に起きる現象。発生直前の状況へと現実が揺り戻しを受けること。アカシックレコードが書き換えられていれば世界の常識は改竄されてしまう可能性がある。また、魂が失われた場合、バックラッシュでも元には戻らない。

人間および一部の生き物が持つ特別な命。この地上の生き物はすべて命持つ者だが、魂持つ者は限られている。人間はすべての個体が魂持つ者である特異な生き物であり、地球上の歴史を紡ぐことのできる存在である。遥か昔には人間以外の魂持つ者が多くいたらしい。

メモリー

アカシックレコード内の人の記憶。漏出し人に宿ると自分のものではない記憶を持つことになる。記憶は魂と強く結び付くため魂持つ者にのみ起きる現象で、かつ消えることはない。また、同じ人物の記憶が複数人に宿ることも珍しくない。

覚知者

メモリーを持つ者、厳密には秘術を継承した者のこと。狭義では記憶の真実を知り、記憶の意志に従うリベレーターのことを指すが、広義では抵抗者も含む。なお、リベレーターは一般人のことを寝ている奴というような意味合いでソムヌスと呼んでいる。

リベレーター

記憶の真実を知り、なおかつメモリーを自分のものとして受け入れた者のこと。リベレーターの多くは記憶の継承を繰り返してきた者であり、各時代において同一人物として生きてきた。強大な組織に所属し、人類の歴史を操る者たちである。

グレートオールドワン

リベレーターたちの組織のうち特に強大なもの。彼らの行動は独善的で、歴史をあるべき姿に導くと称して暗躍している。また、組織毎にそれぞれが異なる目的を持ち、互いに争っている。人類解放戦線のことは未熟なネームレスワンと認識している。

ネームレスワン

小規模なリベレーター組織の呼称。主要構成員がひとり欠けただけで機能不全を起こすような泡沫組織も少なくない。ただし、ネームレスワンから始まって勢力を拡大し、グレートオールドワンになった組織もあるため、軽視することはできない。

抵抗者

秘術を行使できてなお、メモリーに体を明け渡さず、今を生きる自分自身であるという自我を持ち続けている者のこと。プレイヤーキャラクター。リベレーターからは中途覚醒者や半覚醒者と呼ばれており、いずれリベレーターになる者だと認識されている。

クレシャス

煩悩を意味する言葉で、抵抗者がリベレーターにならぬよう自分自身の自我を日常に繋ぎ止める楔である。抵抗者は様々な要因でクレシャスを失っていく。存在を忘却してしまうのかもしれないし、まったく興味を失ってしまうというケースも多い。

人類解放戦線

1999年10月にインターネットの匿名掲示板上で誕生した抵抗者の組織。解放戦線成立以前の抵抗者は運良く身近に仲間がいた場合を除いて孤独な戦いを強いられていた。世界中に味方がいることがわかるようになり、彼らの戦いは活発化している。

真正聖堂

宗教を利用して紀元前から強い影響力を持ち続けてきたリベレーター組織。しかし、近代以降の信仰の翳りによってその影響力は削がれ、他組織に後れを取ることが多くなってきている。一定以上の文明の発展を快く思っていない。

秘術寺院

秘術の謎を解き明かし、自分たちだけが力を独占することを目論むリベレーター組織。秘術の実験と称して各地で大規模な天変地異を引き起こしている。現行人類誕生以来の最古の組織であるとされ、最も多くの知識を秘蔵する。

文明進歩学会

文明のステージを引き上げ超古代文明の再来を目指すリベレーター組織。その手法は革命とテロル。ありとあらゆる急進的な改革の背後には彼らの影があった。暗殺、諜報、煽動、欺瞞工作。これらを駆使して引き起こされる人災はカタストロフに匹敵する。

聖遺物騎士団

超古代文明レムリアの遺産たる遺物の力に魅せられ力を追い求めるリベレーター組織。世界中の遺物を手に入れるため軍産複合体のバックに付き、戦争を引き起こしては介入を繰り返している。争いこそが生命の本質と言ってはばからない。

世界真照

秘術寺院に次いで古い謎に包まれたリベレーター組織。有史以来、科学万能が謳われるまでの間、表立った活動をしてこなかった。近代以降は超能力や宇宙人を信じる者たちを巧みに操り、何らかの目的のために陰謀を巡らせているようだが詳細は不明。

機関

世界各地の犯罪者たちに手を回すリベレーター組織。その実態は同じひとりの人物の記憶を共有する群体とも呼べるリベレーター。“彼”は恐怖による世界支配を目論んでおり、宝石集めと称して人の負の感情を蒐集している。

終末旅団

太平洋上に浮かぶ超超大型軍艦を拠点とする軍隊式の若いリベレーター組織。他組織と異なり歴史に干渉することはなく、不気味な沈黙を貫く第三勢力。いずれ訪れる最終戦争に備えていると言われている。

地球存続委員会

有史以前より他組織と戦い続けてきた好戦的なリベレーター組織。主な活動は圧政からの解放、災害支援、環境保全、弱者の権利の保護、多様性社会の実現、宇宙開発による人口問題への対策。彼らはその正義を振りかざし陰謀を展開する。

レムリア

遥か昔に滅び去った超古代文明の総称。何らかの理由により恐竜と共に滅びたとされる。もちろん生物学や考古学は存在を否定しているが、入念なアカシックレコードの改竄による隠滅であることは明らかである。

リザレクション

レムリアの滅亡により人類は一度絶滅した。だが、再進化した現行人類であるホモ・サピエンスが魂持つ者としてメモリーを得たことで再生、リザレクションを果たした。空白の6600万年の間にも何かがあったらしいことが微かな記憶に残されている。

秘術

アカシックレコードに干渉することで引き出される現代の科学では説明のつかない超常の力。おそらく小規模のヴィジョンを発生させコントロールしている。現代においてはメモリーから継承する以外の習得方法が無い。濫用は抵抗者のリベレーター化を早める。

遺物

レムリアで製造され、現代まで機能を失わずに残っている秘術に関わる道具の数々。抵抗者やリベレーターの武器であり、切り札ともなり得る存在。単体でカタストロフを引き起こすほど強力なものや、使用者に不幸をもたらすものまで様々な遺物が存在する。

ネフェス

魂の種類を類型化したもの。どのような秘術に適性を持つかを表す。アカシックレコードから汲み上げられた力を特定の色へと変えるプリズムのようなものと言われ、宝石に例えられている。

スタイル

抵抗者の戦闘スタイルを類型化したもの。初期所有遺物の形状、特技と切り札、探索用秘術を決定する。切り札とは遺物と秘術の組み合わせ行使。意志に多大な負荷がかかるため、連続使用にはクレシャスを代償とする。

デストロイヤー

敵を駆逐することに特化したスタイル。味方の攻撃に合わせて追撃を行うことが可能で、扱いやすい遺物武器を持つ。探索向きの秘術は自身の身体能力を高めるものが揃っているため、崖や壁を登ったり、大岩を動かすことが可能。

エクステンション

秘術の力を拡張するスタイル。味方にダイスの振り直しを行わせる特技とコストがかかるが威力が高めの遺物武器を持つ。探索向きの秘術は汎用性の高いものが揃っており、シナリオを通じて味方の支援が行える。

フォートレス

味方を守り抜くスタイル。精神的支柱として意志力を若干回復させる特技と、味方を直接的に庇うことのできる遺物防具を持つ。探索向きの秘術は周囲を警戒できるものが揃っており、危険を未然に察知することに長けている。

ミミック

戦い方を模倣するスタイル。敵の秘術行使を妨害する特技と癖の強い遺物武器を持つ。探索向きの秘術は対人交渉や文献に使えるものがあり、他人に成りすますことも可能。

浸蝕励起

シナリオで追加されたメモリーが抵抗者の自我を蝕む現象。様々な要因で発生し、その度に抵抗値が増減する。この抵抗値の増減は励起状態のオンオフのスイッチになっている。励起状態は自身とメモリーの記憶の区別が曖昧になっている危険な状況。

フラッシュバック

不意に思い出される誰かの強い記憶。シナリオ攻略のヒントとなることが多いが、一時的にメモリーに体を乗っ取られる危険性をはらんでいる。また、フラッシュバックの直後には必ず浸蝕判定が発生する。