*2025/01/26にresearchmapに掲載した記事を移転しました。
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オランダも本格的な冬を迎えています。その1の記事はまだ過ごしやすい夏の気候だった時期に書いたためか、快適さが前面に押し出された内容になっていたのですが…冬は中々の手強さでした。
遅い日の出
日本より高緯度地域への留学・滞在あるあるだろうかと思うのですが、日の出がとても遅いです。私が住んでいるEnschedeの場合、冬至(12/21)の日の出は8:39、日の入りが16:21ということで、日の長さが8時間もありませんでした。普段起きている8時半頃にはわずかに明るい程度なので、朝に起きている気にならず…。早朝に旅行へ出発する時のような感覚というと近いでしょうか。東京の場合だと日の入りはさほど変わらないものの、日の出が2時間ほど早いようです。遅くまで明るかった夏はオランダを満喫していましたが、12月は日本の日の出を羨まざるを得ませんでした。1月になると身体も少し慣れてきましたが、夏と冬の差が激しいのも良し悪しかなというのが率直なところです。
どこか退屈な天気
これに輪をかけるのが、単調な曇り空の天気です。変わりやすい天気とはいえ雨が上がればちょうどよい日差しを楽しむことができた夏とは一転、体感でどこか曇りが多く雨もよく降ります。12月は快晴ということがなかなかなかったため、夏を懐かしむこともしばしばでした。特に今年は、記録的な晴れの少なさだったようです。
気温の面では、一桁台前半の日が続いています。雪は12月に1~2回、1月は今のところ2回降りましたが、東京のように降ってもすぐに溶けてしまう雪です。出身地の札幌ではこれより遥かに寒く、降雪もありますが、その分四季の移り変わりははっきりしているように感じられます。降ったら降ったで寒いものの、せめて雪でも降ってくれれば…と思うのはこのせいかもしれません。
ただ、かなり冷え込んでいた1月の中頃は、朝起きるとよく霜が降りていたり、濃い霧がかかっていたりなど、中々の風情がある日もありました。近頃は一桁代後半の日も多く、段々と冬の終わりを感じるようになっています。
12月に雪が降った日、早朝のEnschede駅前