統計サマーセミナー2022
共同研究員募集のお知らせ
2021年10月13日(水)〜11月1日(月)
本募集は終了しました

統計サマーセミナーは,2000年度から統計数理研究所(統数研)の共同研究集会として, 2012年度からは同じく統数研の統計思考院公募型人材育成事業として開催されており,統数研から研究経費の支援を得ています.この支援を受けるには,統数研統計思考院の公募型人材育成事業への申請を毎年行い採択してもらうことが必要ですが,一定数の方に共同研究員(旧 "研究分担者")として本事業にご参加頂く必要があります.来年2022年度開催予定の統計サマーセミナーも,昨年までと同様,同事業などに申請する予定です.
そこで,以下をお読みいただき,ご賛同頂ける場合には,応募フォームからのご応募,あるいは吉田拓真(yoshida + at + sci.kagoshima-u.ac.jp) までご連絡下さい.なお,新型コロナウイルスの感染状況によっては,オンラインと対面のハイブリッド形式もしくは完全オンライン形式への変更も考慮に入れています.

以下詳細です.

  • 本ページの趣旨
    本ページは,統計サマーセミナーを統数研統計思考院の公募型人材育成事業の一環として採択してもらおう,という運動に関するページです.今回で22回目(統数研共同研究集会としての申請時から数えて)になります.この趣旨に賛同して頂ける方は,下記に記載の必要項目について応募フォームにてご応募下さい.

  • 採択された場合の利点

    • 統計サマーセミナーが公式の研究集会として認知される.

    • 参加者(主に学生)に旅費を援助できる(サマーセミナーでの発表など,何らかの形で貢献していただける方々 and/or 遠来の方を優先します)

  • 申請の代表者・予算執行責任者
    今回の申請では,代表者を吉田拓真 (鹿児島大学),予算執行責任者を藤澤洋徳先生(統数研)とします.

  • 開催予定日程・場所・費用(宿泊費)等

  • 申請への賛同の仕方
    今回の申請に賛同いただける方は,必要項目について出来る限り以下のリンク先の応募フォームからご応募頂けると幸いです.
    応募フォームはこちら
    なお,応募フォームを利用できない場合は以下の必要項目にある情報を吉田
    (yoshida + at + sci.kagoshima-u.ac.jp)までお送り下さい.応募期限は2021年11月1日(月)となります.

    【必要項目(カッコ内は記入例)】

      1. 性別 (例:男)

      2. 生年月 (例:1933年10月)

      3. 氏名(フリガナ) (例:吉田 拓真(ヨシダ タクマ))

      4. ローマ字 (例:Takuma Yoshida)

      5. 国籍(日本以外の場合) (例: )

      6. 所属機関 (例:鹿児島大学)

      7. 所属部局 (例:理工学研究科 理学専攻

      8. 職名 (例:准教授)

      9. 専門分野 (例:統計科学)

      10. 郵便番号 (例:〒890-0065)

      11. 所在地 (例:鹿児島県鹿児島市郡元1-21-35)

      12. 電話 (例:099-2**-8***)

      13. E-mail (例:yoshida@****.kagoshima-u.ac.jp)


  • 所属等の記入例

所属等の記入例
  • 次年度以降について
    :毎年申請する必要があります.

  • 申請の種類
    :ワークショップなどを予定しています.

  • 開催目的として,以下の事柄を申請書に記入する予定です.

    • 統計サマーセミナー
      統計サマーセミナーは,統計学または関連分野に在籍する若手の大学院生から助手・助教レベルを中心に構成される informal なグループ(Young Statisticians' Group)により運営されるセミナーで,1971年以来毎年開催されている.その長い歴史とともに,成果および効用も多くの人々に認知されており,このセミナーに関わってなお現在第一線で活躍している研究者は多数に及ぶ.

    • 本研究会の開催目的
      本セミナーの最大の目的は,研究発表・討論を通じた若手同士の交流である.最近では統計科学・データサイエンスに特化した学部なども増えているが,それでも多くの研究者・学生は,何らかの個別科学の学部・学科等に所属しながら統計科学周辺の研究をしている.このような環境下で,研究早期の段階からいろいろな個別科学での統計の使われ方に触れ,視野を広げることは極めて重要であり, そのひとつの機会としてこのセミナーを捉えることができる. また,若手の研究者がほとんどであるため,第一線の研究発表・議論が続けられるわけではないが, それが逆に本セミナーの良さを引き立てている. すなわち,何が若手にとって分かりにくいのかを考慮した講演がなされ,それに対して遠慮のない質問・討論が行われるため, 実質的に得るところが大きいセミナーとなっている. もちろん,助教レベル以上の研究者も参加しており,視野を広げると同時に研究レベルの話を分かりやすい説明で聞くことのできる, 若手にとっては非常に有意義なセミナーとなっている. 付け加えれば,セミナーは共同合宿形式で行われているので,若手に重要な,夜を徹した議論も盛んである.

    • 統計数理研究所共同研究集会としてのメリット
      統計数理研究所は,過去20年以上にわたり多くの共同研究プロジェクトの採択・遂行によって,統計科学関連の研究者のみならず, 統計科学を必要とする個別科学の研究者との交流を促進し,大学共同利用機関としての役割を十全に果たしてきた. その一方で,教育・若手研究者の育成という点に鑑みれば,総合研究大学院大学の一翼としての博士課程教育を除いては, その潜在的影響力を必ずしも十分に発揮し得ていないように思われる.本セミナーへのサポートこそ, 統計数理研究所が全国の大学院生をはじめとする研究者の卵に対し,実に少ない投資で好ましい影響を及ぼすことのできる, 絶好の機会であると考えられる.

    • 平成 12年度以来,共同研究集会として採択されて
      統計数理研究所から公認されたということ,学生に旅費の援助がなされたこと, この2点はサマーセミナーに参加している人々に強い満足感をもたらしたように思われる. 詳細は過去の報告書の通りである.これまでボランティア形式で運営され,足場がふらついていたセミナーが,確固とした公認を得たことは大きかった.また,自己変革の意識も高まり,プログラム編成委員会の設置や,イントロダクションセッション・ポスターセッションも実施している.平成19年度以降,集会運営のノウハウがほぼ固まりつつあり,安定したセミナー開催が行わるようになってきている.また, 新型コロナウイルスの感染が拡大した令和3年度はサマーセミナー史上初めてのオンライン開催となり, 例年よりも多くの若手研究者が参加することができた. 令和4年度は,引き続き新型コロナウイルスへの対策を十分に取りながら,その状況下でこれまで同様に最大限活発な議論が交わされるよう,新たな環境作りを模索しながら運営に当たりたい.