基本的には1人です。
そのため、ボリュームの大きい仕事は、編集プロダクションさんと協力して行っています。
最寄り駅は東京メトロ丸の内線の四谷三丁目です。住所は非公開としています。
取得済みです。
編集の仕事の定義は、出版社や書籍によって異なります。ケースバイケースです。
本は、おおまかに言えば、次のようにつくります。(すごく大雑把に説明しますね。)
①企画作成:どのようなテーマの本を作るのかを考えます。
(出版社は人気が出そうな本でないと、発行を決めません。)
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②構成表作成:ページ数を決め、構成表(目次のようなもの)をつくります。
本に一部カラーページがある場合などは、どこをカラーにするかなども決めます。
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③原稿執筆:著者が原稿を書きます。
児童書や教材の場合は、編集者やライターが原稿を書くこともあります。
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④原稿整理:原稿に間違いがないかを調べたり、修正・変更したりします。
構成表も合わせて調整します。表記などもそろえます。
このころまでに、本のデザインを決めたり、イラストレーターさんを決めたりします。
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⑤組版・校正:本のデザインに合わせて組版をします。
イラストを発注して、紙面に入れます。文章に間違いがないか、何回も校正します。
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完成 :編集の手を離れ、印刷・製本してできあがりです。
編集者は、この間、進行管理 ・費用管理・関係者への連絡などを行いながら、1人〜複数でこの仕事をします。
役割分担ができる仕事でもあります。
出版社に所属する編集者は、販促などのお手伝いをすることもあるようです。
初めて仕事をする場合、仕事の範囲について具体的に打ち合わせをします。
例えば、以下のような場合があります。
・「◯◯」というテーマで企画を立てる。著者に依頼し、校正や進行管理も全て行う。
・原稿作成や校正を行う。イラストレーターさんやデザイナーさんへの連絡は別の方にお任せする。
・内容や表記に間違いがないか、校正だけを行う。
編集の仕事は多岐にわたるため、このように自分と相手の仕事の範囲を確認するのが必須です。
それでも認識が違うことはあります。
基本的には、内容・スケジュール・予算から、できるだけご要望にこたえる方針で決めます。
どのくらい急ぎなのか、はじめにスケジュールやボリュームを確認させていただきます。
難しい場合は、お仕事をお断りすることがあります。まことに申し訳ありません。
簡単な紙面で、量が少ない場合のみ、行うことはあります。
しかし、通常、組版はフリーランスの方や組版会社、編集プロダクションへお願いしています。
もちろん、ご紹介することも可能です。
組版を編集の者が行うと校正が甘くなりがちです。
また、効率の面からも、編集と組版は分担したほうがよいと考えています。
複雑な作業でなければ、InDesignは使えます。
改訂版などの編集作業でInDesignデータをもとにしたり、おおまかなレイアウトを考えたりするときに活用しています。
Illustratorは、旧データをコピーする・リンクをはるぐらいのことはできます。
Photoshopは、ほぼできません。
必要な場合は、信頼できるフリーランスの方や企業に依頼しています。
小学校用教材は、国語・算数・理科・社会・英語・書写等が可能です。
中学校用教材は、国語(漢字)・数学・理科・書写です。
そのほかの教科は、経験が少ないのが正直なところです。
自分が勉強できるぐらいの時間があれば、できるかもしれません。どうぞご相談ください。
一般向け・社会人向けの教材は、内容を知らない場合がほとんどですので、勉強しながら取り組んでいます。
いわゆるライターの仕事もしています。
図書館用書籍(児童書のひとつです)は、著者をたてず、ライターが子ども向けの文章を作成し、監修の先生に内容を確認していただく進め方がポピュラーです。そのため、よく原稿を書いています。
通信用教材では、リライトの仕事をしています。教科書でも部分的に書いています。
また、下のような著書もあります。
『にたいみのことば』『はんたいのいみのことば』『なかまのことば』(青木こずえ編、汐文社、2018年)