見たり、聞いたり、味わったり、手触りを楽しんだりといったことは普段ごく当たり前におこなっていることです。しかし、私たちはどうやってこれらのことを達成しているのでしょうか?様々なことを感じ取る能力は「こころ」の根幹をなすものです。当研究室では心理学的な実験手法を用いた研究を通して、私たちのものの感じ方の仕組みや特性について検討する知覚についての研究を進めています。
ヒトの知覚能力は誕生時から完成された状態にあるわけではなく、生後の経験や発達に伴う変化することが知られています。当研究室では成人を対象とした知覚研究の他、幼児期以降の様々な年齢の方を対象とした知覚発達の研究を行っています。
専門分野は視知覚です。もともとは赤ちゃんのものの見え方についての研究をしていました。最近は主に視線方向の知覚とその発達的変化について、幼児期以降の幅広い年齢層を対象として研究を進めています。
2025.2 共著論文(https://doi.org/10.1016/j.jecp.2025.106199 )が公開されました。
2025. 1. 24 日本視覚学会2025年冬季大会(工学院大学 新宿キャンパス)のシンポジウム「感覚知覚の発達:乳幼児期を超えて」にて講演を行いました。
2024.9.21-2024.11.15 名古屋市天白図書館に「おばけの視線錯視」画像とその解説を展示していただきます。
2024.9.6 日本心理学会第88回大会 (熊本城ホール)にて視線知覚の発達に関する発表を行いました。
2024.7.12 The 16th Asia Pacific Conference on Vision(Singapole) にて視線知覚の発達に関する発表を行いました。